いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、大きな窓から眺める景色を楽しむおうちにお住まいのolney.03(tomoさん)。
それぞれの部屋がゆるく繋がりつつ、その部屋ごとに違った景色、雰囲気を味わえる、シンプルながらも遊び心も取り入れた家づくりについてお話を伺っていきます。
それではtomoさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして。 この度コラムを書かせていただくことになりました、tomoと申します。
私たちは中学の同級生で共に37歳の夫婦です。最近家族に迎えた子猫と一緒に、今年の3月に完成した一軒家で暮らしています。
コラムでは家づくりを通して経験したことや感じたこと、建築家さんとの家づくりについてお話できればと思います。
インテリアや収納はまだまだ模索中の我が家ですが、家づくりをご検討中の方や興味のある方、少しでもどなたかに伝わるものがあれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
自分たちならではのインパクトのある家
初回は家づくりを意識したところから、理想を追い求めた結果出会えた建築士さんとの話を振り返っていきたいと思います。
結婚当初から漠然とですが、一戸建ての家を建てて暮らすのが夫婦の共通目標であり、夢となっていました。ただ、結婚して約6年間は賃貸での暮らしがしばらく続いていました。
夫は店舗デザイン関係の仕事をしていて、建築物やまたその内装に関する専門的な知識と興味があり、 私は特に専門的な知識など全くないのですが、以前から自分なりにインテリアを楽しむことが好きでした。お互いに将来住む家のイメージを思い描いたり、こんな家がいいなぁ、こんなことしたいなぁと妄想を楽しんでは、そんな会話で盛り上がる時もしばしばあったほどです。
私たちは同級生で地元も同じ。当時の賃貸もお互いの実家から近く、また近隣にはスーパーもあり便利で快適な場所でした。そんな暮らしやすい環境にも馴染み、当初イメージしていたよりも家づくりを本格的に進めるタイミングは少し遅れたように思います。
具体的に動き出したのは結婚してから4年ほど月日が経過したころでした。
35歳という年齢を迎えるにあたり、今後の暮らし方や経済的な話も含めいろいろ考え始めるようになりました。加えて、夫が仕事の独立を意識し始めた時期でもあり、それまでには住宅ローンを契約しておきたい考えもあって、少し焦りを感じながらのスタートとなりました。
住む人に寄り添った建築家さんとの出会い
当初の予定プランとしては、まずは土地を決めて購入し、自分たちの提案もある程度聞き入れてくださるような工務店さんに設計・施工をお願いするイメージでした。
ところが私たちの理想を叶えてくださりそうな地元の工務店をしばらく探したもののなかなか思うところが見つからず、別の選択肢を考えることに。
夫の仕事柄もあり、自分たちで設計したものを工務店さんに施工していただく案も一時的に選択肢にあがりましたが、店舗と住居とではまたデザインや設計の考え方が異なり知識がない点、また自分たちだけでの提案・設計になるとすでにある偏ったイメージの中におさまってしまい、それ以上の面白いアイデアや斬新さが生まれにくい点が懸念材料でした。
とくに夫は建築に興味があったので、せっかくなら他にはない自分たちならではのインパクトのある家を建てたい想いがどんどん強くなっていました。また、実際に土地探しをする中で、なかなか条件も予算も叶う土地が見つからず…そんな状況も続き、並行して設計についても改めて考えるようになりました。
その頃から建築家さんや設計事務所へ依頼する選択肢がでてきました。
小さな土地、独特な土地でも、その形状や周りの環境を活かしながら家づくりをしてくれる。限られた予算の中でもアイデアや工夫次第で面白い空間をつくってくれる。そんな建築家さんならではの考え方に夫婦共に共感するようになりました。
そして何より私たちでは思いもつかない斬新な提案をしてくださるのが建築家さん。きっとワクワクする楽しい家づくりになるのではないかと、建築家さん(設計事務所)にお願いしたい想いがどんどん強くなっていきました。
同時に家に対する考え方も変化していきました。
それは機能性に優れた快適な暮らしやただ生活する場所といった考えではなく、家にいる時間をちょっと贅沢に楽しく、住むほどに愛着のもてるような自分たちならではの家づくりへと目指す方向性も変わっていきました。
当初は夫の仕事関係でのつながりや、デザイン事務所で働く友人のつながりから、そちらの方面の数社で検討することに。ただ、店舗設計メインの事務所であったり、好みのテイストと違ったりと具体的に話は進みませんでした。
その後インターネットで探すものの、なかなかここ!という事務所が見つかりませんでした。そうこうしているうちに、夫が仕事で見ていた海外の建築サイトにたまたま建築家さんの作品が掲載されていました。それが初めて建築家さんを知るきっかけとなりました。
私はHPの施工実績や写真を見て、これまでにないワクワク感を感じたのが今でも印象的です。しばらく眺めているとどんどんその建築家さんの考えや姿勢に共感し、魅力的に感じるようになりました。
何よりこれまで私が持っていた設計事務所のイメージとは違い、奇抜すぎないシンプルさと、偏りのない多様な作品の数々に、住む人それぞれに寄り添った視点で家づくりをされているのが伝わってきました。きっとここなら、私たちの理想の家づくりを実現してくださるのではないかと感じ、早速連絡を取ることにしました。
想像していたとおり、初回の顔合わせでも、密度の濃い前向きな話がたくさんできました。
まだ土地も決まっていない中、候補の土地や条件を伝えながらプロの視点で様々なアドバイスをいただき、土地探しに煮詰まっていた私たちにはどれも心強いお話しでした。
直接お会いしてお話しする中で、お人柄の良さや家づくりに対する芯の通った考えと姿勢、そして私たち住む人の想いもしっかりと聞き入れてくださる柔らかな雰囲気にますます好感を抱きました。
夫婦ともに感じたことは同じで、初めてお会いしたその日のうちに、ぜひここでお願いしたいね、という話になりました。そして、実際に次回の打ち合わせ(現地を回りながらの土地探し)もお願いし、この建築家さんと一緒に家づくりを進めていくことが私たち夫婦ともに納得のいく選択となりました。
理想と現実のギャップの狭間で
もう少し建築家さんのお話しをさせてください。
先述したとおり柔らかく親近感のある雰囲気を持ちながらも、建築に対する姿勢がものすごくかっこいい建築家さん。明確なコンセプトや優先すべきは何かをしっかりと導いてくださり、的確なアドバイスと建築家さんならではのアイデアで悩んで立ち止まる私たちを前向きな方向へと進めてくださいました。
家づくりで必ずと言っていいほど直面する予算の壁。理想と現実を行き来する中で、何LDKであるとか、何畳であるとか数値にとらわれるのではなく、実際に住む人が心地よく楽しく、実感覚として快適と思える空間こそが本来の豊かで住みやすい空間であるということを建築家さんが教えてくださいました。
限られた予算や面積の中でも、アイデアや工夫次第で、開放感や居心地の良さ、他にはない特別感まで叶える空間が実現します。実際に暮らし始めてから、より一層そのことが身に染みて共感できるようになりました。ご縁があり建築家さんと共に家づくりができ今の暮らしを送ることができていることに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
次回は我が家の特色の一つである「眺望」。その景色を手に入れるまでの土地探しを中心にお話したいと思います。
大きな窓から見える景色。
部屋と部屋がゆるく繋がり、素材や採光で変化のあるおうち。
この"オリジナリティー"ある設計はひとりの建築家さんとの出会いから始まったんですね。tomoさんご夫婦が信頼して家づくりを進めていったのが伝わってきました。
この土地はもともと見学していた土地なのか、はたまた建築家さんと新しく見つけた土地なのか。そしてそこにはどんなアドバイスやどんな暮らしをイメージされたのか、次回のお話も気になりますね。
tomoさん、ありがとうございました!
(編集:編集長)
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