【暮らしのインテリア】心と暮らしを豊かにしてくれる穏やかな場所。季節の移ろいを感じられる外構〜田舎町に溶けこむ風情のあるおうち(ayumi2519さん)


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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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自然との暮らしは慌ただしい日常もどこかスローに


執筆者:ayumi(@ayumi2519)さん


前回のコラムでは我が家の中心的存在のキッチンについてお話しました。今回は庭やウッドデッキなど外構まわりについてお話したいと思います。


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飽きのこない四季折々の植栽と景観 


家を建てるにあたり、庭や植物のある暮らしは必須だと思いました。いくらカッコいい外観の家が建ったとしても、緑がなく周囲が殺風景であれば何か物足りない気がしていました。


工務店さんにも建物と外構はセットで家と考えるべきであり、そのように設計させて欲しいと言っていただけたので庭の設計や植栽の種類など全てお任せすることに。植栽は日本の山に自生するもので手間のかからない植物を植えていただきました。


アオダモ、ソヨゴ、コナラ、エゴノキ等、急激に大きくならないのも育てやすい特徴です。ひとつだけ私の希望で植えていただいたミモザの木。ミモザの木は大きくなり風を受けやすく倒れやすいそうですが、春先に黄色の可愛い花が見たくてお願いしました。


景観や庭から四季を感じる暮らしは心を豊かにしてくれます。

春一番に庭に咲いたチューリップを見た時の嬉しさや、もみじの葉が色づき辺りの山が紅葉していくのを見て感じる季節の変化。そして芝生が色褪せ、木々の葉が散り始め、また寒い冬がやってきます。


毎年同じですが、何度繰り返してもここでの暮らしは飽きないように思います。


様々な役割を果たしてくれる開放感あるウッドデッキ


我が家にあるウッドデッキはリビングのある南と西側、そしてキッチンのある東側の大小合計四つ。リビングの床高から高さを変えずに外へ続くウッドデッキは視野を外へと向けてくれて、部屋の広がりと開放感を感じられる仕掛けのような働きもしてくれます。


ウッドデッキは室内と外の間のような空間で、珈琲を飲んだり、ランチやBBQをしたり、夏はプール遊びにも大活躍。また、地元の花火大会が家からちょうど見えやすい位置に打ち上がるため西側には大きめのウッドデッキを設けてもらいました。


南側のダイニングから続くウッドデッキは軒が長く雨に濡れないのでとても使いやすい場所。ガーデンニング用品やこどもの砂場道具を保管したり、薪置き場としても使ったりしています。


ここに小さなテーブルと椅子を置いていて、こどもとおやつタイムを楽しむ場所でもあります。いつもと同じ日常もウッドデッキで朝ごはんやおやつを食べて過ごす時間は、こどもにとっても私にとっても良い気分転換に。


また、ウッドデッキから見える庭の植物や高い山は心を穏やかにし、子育て中の慌ただしい日々を少しスローに、ペースダウンさせてくれます。


東側のウッドデッキはキッチンから続く場所。周囲からの視線が気にならない家の裏側になるので普段は洗濯干し場として活用しています。


この東側のウッドデッキは私の中で一番のお気に入りかもしれません。決して目立つ場所ではないのですが、初めてこのウッドデッキに立った時、見渡す限りの高い山々と続く一本道に胸が踊りました。


こんな景色が家から見えるなんて、なんて贅沢なんだと感動したのを覚えています。毎日洗濯を干しにデッキに出ると、山を見上げ深呼吸をして今日も頑張ろう!という気持ちになります。


愛着が湧き経年美を楽しむ素材


ウッドデッキの素材は地元産の杉材。年に一度メンテナンスが必要で、拭き掃除をした後にオスモという塗装剤を塗ります。水弾きが良くなるので木材の腐食を防いでくれる役目があります。


塗り方はホームセンターなどに売っている薄いスポンジ生地に、取手が付いたコテを使って一直線に薄く塗り伸ばしていきます。年に一度、自分たちの手でメンテナンスをすることによって更に愛着が湧き、経年美を楽しむ機会にも。


初めは塗装されてライトブラウンだったウッドデッキも年々色濃く、深いブラウンに。メンテナンスをするたびに、また違った色に変化してきたなぁ〜と家と一緒に過ごした年月を実感できる作業だと思います。


景観に溶け込むフェンス


西側には黒に塗装した木柵を、南側と北側にはコンクリート塀を設けました。これは全て設計士さんに提案していただきました。


家の西側は歩道に面しているので植栽とも馴染みの良い木柵にし、南側と北側のコンクリート塀は防犯上安心できる作りで、プライベート空間を確保してくれるよい目隠しになり台風等の風対策にも。


緑に囲まれた暮らしを私らしく楽しむ


以前は庭など無いアパートに住んでおり、土をいじりとは全く無縁の生活。花ってどうやって植えるの?どうやって育てるの?といった感じでした。


そんな状態からいきなり大きな庭を持って大丈夫なのか?維持できるのか?と周囲に心配されましたが、実際のところ大きな庭のある生活はとても楽しく、庭があって本当に良かったと思うのです。


せっかく庭師さんに綺麗に作っていただいたお庭に素人の私が手を加えていいのか?といった発想は初めからなく、おうちの引き渡しから一週間で綺麗に整えられたお庭に花を植えました。


植栽の手入れ等は教えていただいた通りに剪定したり草引きしたり、あとは自分流に好きな植物を植えて楽しめば良いのだと私は思います。植物の育て方や配置も経験して、時には失敗しながら学ぶのも大切。お店で可愛い花を見つけるたび、どこに植えてどんなスペースを作ろうかとワクワクします。


それは以前の生活にはなかった楽しみで、新しい自分の発見。土いじりや花を植える作業が無心になれて楽しいことに気づきました。特に、この情勢の中での生活。外出自粛期間中には本当にたくさんの花を植え、土をいじっている時だけはそういった世間の騒めきも忘れられた気がします。


庭は家族にとって暮らしや心を豊かにしてくれる、そんな場所。時には草引きや芝刈りに手こずりながも、庭のある自然との暮らしを楽しみたいと思います。



大自然に囲まれたayumiさんのおうち。あらゆる方角に設けたウッドデッキは目の前に広がる壮大な景色のある住環境だからこそ楽しめる、田舎暮らしの醍醐味ではないでしょうか。


ウッドデッキを削れば、もっとお部屋を広くすることもできたかと思いますが、自然との暮らしやお庭に重点をおきウッドデッキを様々な使い方で活用されていて、ご家族で楽しむ様子が伝わってきました。おうちのお庭から花火が見えるなんて最高ですね♩


自然の中に囲まれた暮らしはお子さんにとっても良い環境。伸び伸びと育ってくれそうですし、ayumiさんがおっしゃったように、忙しい日常も壮大な景色を見れば、少しスローに、穏やかな気持ちになれそうです。


こんなにお庭の植栽が豊富でありながら、今まで植物とは無縁の暮らしだったというのにも驚きましたが、おうちを建てたことによってお庭に手をかけるといったayumiさんの新たな楽しみが、更に心と暮らしの豊かさを生んでいたのですね。


ayumiさん、ありがとうございました♩

(編集:maki)


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