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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、木の温もりや優しさを感じる「北欧ヴィンテージスタイル」をテーマにお家づくりをされた@seri.624 (以下、seri）さん。
開放感を意識した吹き抜けや廊下のない間取りなど、空間をより広く見せる工夫なども参考にしたいポイント。初回はお家づくりで大切にしたこと・こだわりについてお話していただきます。
それではseriさん、よろしくお願いします！
はじめに自己紹介
初めまして、seriと申します。夫と私、息子（年長）・娘（２歳）の４人家族で吹き抜けのある小さな家に暮らし始めて２年が経ちました。
１０年程地元のアパートを転々としていましたが、こどもを出産したのをきっかけに「のびのびと育って欲しい。」という思いから、主人の実家近くにお家を建てました。
まだまだ未完成なお家ですが、自分たちでお庭づくりをしたりお部屋を好みのインテリアで揃えたり 、少しずつお気に入りを増やしながら暮らしを楽しんでいます。
今回mukuriさんでコラムを書かせていただくことになり緊張していますが、私たちの家づくりがこれからお家を建てる方の参考に少しでもなると嬉しいです。よろしくお願いします。
「機密性と断熱性」を重視した居心地の良い家
理想の暮らし方のために
私たちはお家を建てる際、建築会社を探すのに１年近くかかりました。
とても心配性な性格なので、モデルルームに泊まったり住宅展示場やオープンハウスに何度も足を運んだり...。
開放感のあるお家を希望していましたが、寒い地域に住んでいるので “断熱性と気密性”をとても気にしていました。
間取りやお家の雰囲気はもちろん、断熱材などにこだわればこだわるほど中々良い建築会社を見つけることができず焦りもありましたが、最後に出会った地元の工務店で希望のお家を建てていただくことができました。
営業の方の人柄もとっても素敵だったので、安心してお家づくりができたのもありがたかったです。
テーマを明確にしてインテリアの主軸を考える
我が家のインテリアは“北欧ヴィンテージ”がテーマ。温もりがあって優しい雰囲気になるので、とても居心地の良い空間に。
床材や造作のものなどは、後から置く家具に合うように使い込まれた風合いが出るような素材をあえて選びました。
家具はチーク材を使ったキャビネットやシェルフを置いていて、そのすっきりとした見た目と綺麗な曲線が気に入っています。
毎日の生活で少しずつ傷が付いたり日に焼けたり。こどもたちがつけた傷も、時間が経つほど味わい深くなっていくもの。
一生ものの家具たちは大切に使い込むことで経年変化を楽しめ、暮らしを豊かにしてもらえるような気がしています。
開放感を意識した家づくり
家づくりで特に意識したのは“開放感”。
予算や坪数が限られている中で少しでも広々として感じられるように、吹き抜けやスケルトン階段に加え廊下のない間取りなどを選び、実際の坪数より広く感じられるようにと考えました。
収納を１箇所にまとめたのも、お部屋の凹凸が減って広々として感じられるポイントです。
１階は仕切りなどがないので、どこからでも家族の気配を感じられるようになっています。まだ小さなこどもがいるので、家事をしながらこどもの様子を見守れるのも嬉しいです。
空間をゆるく区切って
広々としたLDKがとてもお気に入り。廊下のない間取りで１階は２６.５畳ほどあります。
リビングの後ろにあるリビング学習スペースもとても気に入っている場所。
この学習スペースはLDKとひと繋がりの場所にありますが、大黒柱を使った大きな造作棚が空間をゆるく区切ってくれるので、繋がっていても集中して勉強することができます。
こどもたちは日中このスペースで遊んでくれるので、リビングが散らからないのも助かります。
SNSを活用してイメージを共有する
我が家はInstagramやRoomClip、建築事例などを参考にしながらお家づくりをしました。
モデルルームやオープンハウスに何度も足を運び、イメージを膨らませたり、気に入ったお家の写真を建築士さんに見せて「こんな風にして欲しい！」とお願いしたり。
吹き抜けダイニングや大黒柱でできた造作棚、無垢材の造作キッチンなどはSNSを参考にしました。
写真があると自分の思い描いているイメージを担当さんにも伝えやすく、打ち合わせがとてもスムーズに進むのでおすすめです。
これからお家を建てる方へ伝えたいこと
建築会社を決める際、様々な優先順位があると思いますが、最後に決め手となるのはやはり「人柄」だと実感しています。我が家も担当してくれた方のおかげで、安心して家づくりに臨むことができました。
一生ものになるかもしれない家づくりは建てて終わりではなく、建ててからも長いお付き合いがあります。
どんな小さなことでも相談ができて、信頼できる方たちに依頼することが満足度の高い家づくりに繋がる重要な要素なのではないかと思います。
家づくりでseriさんがこだわったのは「断熱性と機密性」＋「開放感」。この全てを叶えてくれた工務店さんとの出会いがあってこそ今の暮らしが実現しました。
多くのことを求められる家づくりでは自分の中で一つでも“目指す何か”が決まっていると方向性が定まりやすいもの。
seriさんはSNSなどをうまく活用してイメージを言葉や文字ではなく画でまとめていき、自分がどんなお家を建てたいのかが明確になっていきました。
たくさんの事例を見ることで自分にとっての理想の暮らしはどんなものかを知るきっかけになるのも、SNSを活用した家づくりの良さだと思います。
家づくりは建ててしまえば終わりではなく、続いていくもの。「まだまだ未完成。」とおっしゃるseriさんのお家はこれからも変化していく途中。人やものとの関わりを大切にお家での暮らしを楽しまれているのがとても素敵ですね。
seriさん、ありがとうございました！
（編集：megu）
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