【あの人の暮らしが素敵な理由】今、目の前にあるものを大切に。この部屋を愛すということ〜団地暮らしの楽しみ方 (shosworksさん)


【あの人の暮らしが素敵な理由】


“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。


前回までのコラムはこちら


今回は「団地暮らしの楽しみ方」をテーマに、@shosworks( 以下、しょ〜こ)さんのお話をお伺いしていきます!


デメリットを良さに変えて自由に空間を使う


しょ〜こ

はじめまして、しょ~こと申します。築40年、3DKのマンションに18歳の娘と2人で暮らしています。


わが家は賃貸マンションなのに“団地”という名前がついていて、間取りや造りも団地テイスト。そのレトロさに惹かれて住み始めました。


実を言うとここ数年、忙しさを言い訳に家の中は散らかり放題でした。


しかし、見直しを始めたことで部屋の様子はがらりと変わり、とっても居心地よく暮らせるようになりました。


そこで今回は、私なりの「団地暮らしの楽しみ方」をまとめてみます。


細切れの間取りを開放的に


団地って間取りが細かく分かれていることがほとんど。わが家も6畳ずつ襖で仕切られていて、どこを見ても襖が目に入るのが嫌で、思い切ってすべて外すことに。


おかげで広々と部屋を使えてゆったりとした開放感が生まれ、既存の間取りにとらわれず「自由に空間を使っていいんだ」と嬉しくなりました。


ちなみに外した襖は、ひと部屋の隅にまとめて置いています。


古家具や布を間仕切りにする


襖の代わりとして間仕切りに使ったのは、古道具の棚やソファ、そして布。ゆるやかに空間が仕切られ、圧迫感なく過ごせています。


親子お互いの個室がないことがちょっぴり心配でしたが、友だちのような親子関係だからか、今のところ問題なく過ごせています 。


畳と布は相性がいい 


押入れはガーゼの布で半分目隠しをし、柔らかな雰囲気のままスッキリ感が保てるように工夫を。切りっぱなしの布を画鋲で留めるだけなので、手間もかかりません。


布のカーテンは洋室のイメージですが、素材を選べば和室にも似合うんだなと新たな発見でした。


不要なものは手放し、あるものを活かす


模様替えを決意したときにテレビをはじめ、使わないものを徹底的に処分しました。


ただ、もともと持っていたソファやかつて息子が使っていた机など、カバーリングすることで使えるものは残して活用しています。


そして置くものはコーナーごとに色やテイストを統一することで、家の中に大好きな景色が生まれました。


たくさんのものを捨てて罪悪感を感じたので、新しく何かを買うときは「この部屋になじむかな」とまず想像するようにしています。とはいえ、まだ失敗もあるんですけどね。 


家はだんだん居心地よくなってきたものの、キッチンは経年の汚れが目立ち、タイルも古臭いデザイン。DIYでカバーしようかと悩みましたが、このレトロさがわが家の良さだと考え方を変えて個性を楽しむことに。


お手入れにも限界はありますが、掃除やメンテナンスをするうちに“古い団地を愛して暮らす”ことが私の大事な柱なんだと気づきました。


「ちゃんとこの部屋を愛してあげよう」


そう考えると、苦手な家事もちょっとはやる気が出ます。


団地暮らしだからこそ生まれた変化と大切なこと


家事が苦手なのは相変わらず。しかし部屋が居心地がいいと気分よく過ごせると実感したので、なるべくきれいに家を整えるようになりました。


新しくベッドを買い、朝起きたらきちんとベッドを整えることも習慣に。


それまでは水やりが面倒でサボテンさえ枯らしてしまい、植物を家に入れるのを避けていました。


しかし家を整えることでいつしか花を飾るようになり、鉢植えに水をあげるのが楽しみになったのは自分でも驚きでした。


日常の中で、「芽が出た」とか「葉っぱが増えた」なんていうささやかなことにも幸せがあるんだなぁって実感しています。


今まで「忙しいから」「どうせうちは古いから」とおざなりにしていた暮らしを見つめ直し、改めてこの部屋の魅力を再確認することができました。


たとえ狭くて古い団地でも心持ちや工夫次第でお気に入りの場所になり、幸せに生活できる。


この団地から「今、目の前にあるものを大事にする」ということを教わりました。これからも日々を大切に、いろんな楽しみ方をしたいなと思っています。



築40年の“団地”に惹かれ、暮らしを楽しまれているしょ〜こさん。インテリアや置かれたものたちが団地の趣のある佇まいとマッチしていてとっても魅力的です。


私も以前は古い家に住んでいて、たくさんの不便があり、「こうだったらいいな」という思いを持っていました。


しかし、嫌だったところを少しずつ見直し居心地が良くなっていく度に愛着のような「今の暮らしも愛おしい」という気持ちが生まれていったのを覚えています。デメリットに感じがちなことも考え方次第なんですよね。


しょ〜こさんが自由にインテリアを楽しむ喜びを実現したのは襖を取り払ったおかげですが、娘さんとの素敵な関係性があるからこそ。お二人がこの家で暮らす時間をとても居心地の良いものだと感じているのが伝わってきました。


今の状況を受け入れて工夫することで新たな発見があったり、今まで感じられなかったことが嬉しいと思えたり。


「目の前にあるものを大切に」そういった心の持ち方で暮らしの質は変わってくるのだと改めて思いました。

(編集:megu)


specialthanks

@shosworks 


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