【暮らしのインテリア】しみじみとくつろげる。レンガ壁のあるリビングと小上がりの和室〜よりよく住める「大人」のリフォーム(happa_to_ieさん)

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見つめた先にあった、我が家の暮らしにぴったりなリビングと和室


執筆者:@happa_to_ie(happa)さん


今回は和室を含めたリビングのリフォームについてお話したいと思います。


happaさんの前回までのコラムはこちら 


眠る場所としての快適さに気づいて


突然ですが、我が家の寝室は夫婦別室です。リビングのコラムなのに寝室の話なんておかしいですよね。


我が家がリフォームしたのは1階のみで、2階には息子の部屋と主人の部屋があります。では私はどこで寝ているかというと、リビングに設けた『小上がり和室』なのです。  


元々は家族全員で2階の寝室を使っていましたが、娘が小学生の時に腕を骨折し安静のために1階で過ごすことに。当時、私は娘と1階のリビングに布団を敷いて寝ていました。


その時に、リビングで寝る便利さとひとりで寝る快適さを感じてしまったのです。キッチンで洗い物などをしてお風呂に入ってテレビを観て、眠くなったらリビングで寝る。


これは快適以外の何物でもなく、もう2階の寝室に上がれなくなってしまいました。それ以来、贅沢に聞こえるかもしれませんが、ひとりひとり別室で就寝するように。


ただリフォーム前のLDKは洋室のみでしたので、床の上に布団を敷いたり時々ソファやコタツで寝てしまったりと気になる点もありました。


小さくてもいいから欲しかった和室


リフォーム前の家にあった和室は義母の部屋だけでしたので、リフォームの目的の一つに『小さくてもいいので和室の確保』がありました。


LDKと同じ空間に和室を造るためには、LDK全体を今までよりも広げなければなりません。1階には義母の部屋である和室とその続き間が21畳程度と、私たちが使っていた18畳のLDKがありました。


そこで、私たちのLDKと義母が使っていた続き間の和室を入れ替えるリフォームをお願いしました。


それによりLDKを今までよりも広く取れたため、前回のコラムでお話したキッチンを主役としたLDKとそのリビングに隣接して『小さな和室』をつくることができたのです。


この『小さな和室』の目的は、くつろぐため。


たまにはごろっと畳の上に横になりたいときってありませんか。若い頃には和室をあまり必要としていなかったのですが、歳を取るにつれ無性に和室に寝転びたくなりました。


この『小さな和室』が、夜は私の寝室になります。広さで言うと4畳くらいのスペースに3畳分の畳を敷いています。


小さな和室でお布団を敷いて寝る生活がとても心地よく、ベッドを置くつもりはありません。


20センチの段差がもたらすもの


和室はリビングの床と20センチの段差をつけて小上がりにしました。それにより腰掛けられるスペースができ、くつろぎポイントとなっています。


小上がりの段差を利用して床下に収納スペースを設置する方もいらっしゃいますが、私は段差を大きくしたくなかったので収納スペースは不要としました。


20センチの段差は小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にもおすすめです。


また、小上がりによってリビングとゆるく切り離した空間を感じることもできます。いわゆる『籠もり部屋』です。


様々に使える多目的なスペースとして


昼間は自由なスペースとして使えるように、和室にカウンターを設置してもらいました。パソコンを置いたりミシンをかけたり、またアイロンをかけたり。時には書き物や読書などにも使えます。 


本棚も高い棚と低い棚を設置しています。低い棚は小さなこどもでも届く場所ですので、将来孫ができたときには、一緒に宿題をしたり絵を描いたり本を読んだりも。多目的に使える和室となりました。 


和室の窓は高窓にしました。畳でごろっと寝転がったり夜は寝室にしたりするのもあって、外からは一切家の中の様子を見えないようにしたかったのです。


元々の掃き出し窓を塞いで、窓の位置を上げてもらいました。 おかげで、プライベートをしっかりと確保できてくつろげる空間となっています。


視線が抜けるリビングドア


玄関からリビングに入るドアは引き戸にしました。開き戸にすると留めておかないと扉が引っかかるため、リビングは特に引き戸で良かったと思っています。


扉のガラス部分は透明なタイプを選択し、玄関からリビングが見える状態にしました。見えないようにする方もいらっしゃいますが、私は視界が抜けるのが気持ちよくて。透明ガラスおすすめです。


床暖房を活かすために


リビング部分は8畳ほどでしょうか。あまり広さは確保できなかったので、大きなソファを置くのをやめ、一人がけ用のソファを置いています。それにより床の部分を大きく残しました。


床部分を残したい理由は、床暖房を採用したからです。


家をリフォームするときに寒さをどう対策するか考え、友人の家を参考にしました。ガスを使った床暖房は、すぐに暖かくなるのでおすすめとのことでしたので取り入れました。


私は床暖房は床の端から端までびっしり暖かいと思っていましたが、感覚的にはホットカーペットのように、床暖房を敷いているエリアだけが暖かいものでした。


我が家はリビングとダイニングテーブルの下、そしてキッチンスペースの3カ所に設置しました。 


床暖房の暖かさを感じたことはありますか。これは幸せな暖かさです。もちろん寒くなると床暖房だけでは寒いのですが、床暖房の良さは足で感じる暖かさだと思います。


部屋全体はほんのり暖かくて空気の乾燥も無く、埃もたたない。

床暖房をつけると床に座り込みたくなります。 そのため大きなソファで床を塞がないようにして大正解でした。


つながりを感じる壁紙とワンポイントとなる壁面


リビングはダイニングキッチンからのつながりで、壁紙を薄いグレーにしました。キッチンを濃いグレーにしているので同じ種類の濃淡に。


最初、壁紙はノーマルな白を考えていたのですが、実はずっとチャレンジしてみたかったのがグレーの壁紙でした。結果は、明るい!かわいい!ちょっと水色がかった色合いにも感じます。


部屋全体が落ち着いた中にも明るい感じになり、主人も色を決めたときは難色を示していたのですができあがったリビングをみて気に入ったようです。


◯リビングの薄いグレーの壁紙

・リリカラ:LV-1578

◯キッチンの濃いグレーの壁紙

・リリカラ:LV-1243


グレーの壁紙の部屋で一面だけワンポイントになる壁をつくりました。

それがテレビ背面の白レンガの壁です。


以前に住宅展示場でレンガ使いの壁を見て、テレビの背面に取り入れたいと考えていました。 レンガと言っていますが、使用したのは名古屋モザイクさんのレンガタイルです。


手触りはレンガそのもので目地も荒いタイプを使っているため、本当に雰囲気のある壁ができました。


◯テレビ背面の白いレンガ壁

・名古屋モザイク:ブルージュ BRU-00(目地は白)


グレーの部屋のワンポイントが白なのです。このごつごつとしたレンガ壁の凹凸をライトアップしたくて、壁面を照らすダウンライトをつけていただきました。


うちに来た人が必ず言う台詞は「これ本物?」

多分、ヒロミさんがテレビで発砲スチロールのレンガ壁をよく使われているので、その影響ですね。

ぜひぜひ触ってほしい!本物ですよ。


ものをすっきり収納して、しみじみとくつろげるリビングに


リビングには布団を収納するスペースと、私のワードローブもつくっていただきました。 洋服は整理して少なくなったので、小さくても充分。


もともと階段下収納があったところに雑多なものを入れる収納もつくっていただいて、このスペースのおかげでリビングをすっきり見せることができます。  


このように私の個室化しているリビングですが、キッチンから眺めるリビングが大好きです。


昼間もいいのですが、夜に壁をライトアップしてお茶を飲みながら眺めると、しみじみくつろげる空間となりました。 



娘さんの怪我のために1階で眠ったことから、リビングで寝る便利さや快適さを知ってしまうだなんて、何がきっかけになるかわかりませんね!


リフォーム後の小さめな籠もり感のある和室は、心地よくグッスリと眠れそうです。


布団をしまえば、昼間は様々な使い方ができるのもいいですよね。カウンターと棚があるおかげで使い方も広がります。


リビングの壁は普通アクセントというとカラーのものを想像しますが、質感を変えてアクセントに白を持ってくるのが新鮮ですね。白が一面にしかないリビングの壁ってあまり見たことがないように思います。


レンガ壁を照らすダウンライトや、しっかり場所が確保してある布団収納やワードロープ。抜け感を感じる透明なガラスまで含めて、今回もhappaさんのこだわりが随所に感じられました。


こだわりを形にできるって素敵です。happaさん、今回もありがとうございました!

(編集:kaori)


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