【暮らしのインテリア】小屋組みの天井が開放感を演出。自然の明るさを取り込む家づくり〜余白を楽しむ暮らし(drawing_stさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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コラム執筆者のご紹介


今回からコラムがスタートするのは、以前、【あの人の暮らしが素敵な理由】のコラムをお願いした@drawing_st(以下、st_____.)さんです。


その際には家族の一員でもある“ワンニャンズ”と過ごす「好きに囲まれた暮らし」についてお話してくださいました。


動物たちとの暮らしについてのコラムはこちら


コラム内でちらりと登場するお部屋がとっても魅力的で、ぜひ家づくりの様々な工夫についても伺いたくなり、今回連載をお願いする運びとなりました。


初回は家づくりがスタートするきっかけや土地探しの条件、どんな家を建てたいと思っていたかなどについてお話いただいています。


それではさん、st_____.さんよろしくお願いします。


はじめに自己紹介


我が家は40代夫婦と小学4年・年中の兄弟、先住犬であるチワポメのマーさん、2・3番目にお迎えした猫のマイルヅとモフの4人+1ワン+2ニャンズで暮らしています。


私たちの経験が、これから家づくりをされる方のお役に立てたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。


子どもたちが思い切り遊べる空間を目指して


家を建てようと思ったきっかけと様々な出会い


結婚してからずっと賃貸マンション暮らしだった我が家。第二子が生まれて少しずつ手狭になって来たことや元気な男の子2人ということもあり、「お家の中でも気を使わずにもっと思い切り遊べたらいいな。」との思いから一軒家を建てることに。


私たちが家を建てたのは、元々住んでいたマンションからの徒歩圏内。


子どもが生まれてから住んでいた場所で、家族みんなのお友達がいたことや生活の基盤も出来ていたこと、そして利便性がとても良く、他の土地へ移り住むというのは初めから考えませんでした。


施工会社選びは出来るだけ沢山の資料を取り寄せて、実際にお話を伺いに足を運びました。


その中で一番の決め手になったのは、担当してくださった設計士さんが我々の希望をとても上手に汲み取って下さったから。


アイデアの引き出しが豊富で、会話のキャッチボールがとても早くて人柄も良い。 「この人とおうち作りをしたい!」と思い、建築をお願いすることに。


しかし肝心の土地探しはかなり難航しました。


空き土地はあっても、建築条件付きだったり大手の建売業者が既に買っていたり。そして良いなと思う場所は見つけてきても到底高くて手が出ない。


自分たちで探し始めて一年半がたち、並行して設計事務所にも土地探しをお願いすることに。そんな状態で半年が過ぎ、ある日私たちの条件を全て満たす土地がポンと見つかるのです。


設計事務所の土地部門の方が見つけてきてくれた土地は「予想していた広さの1.5倍もある!しかも予算的にも許容範囲!! 」これはもう絶対に運命だと思い、即決に至りました。


デザインを活かした設計のこだわり



家を建てるなら“家族が集う開放的で明るいリビングのある家”にしたいと決めていました。


そこで小屋組みの天井をあえて見せて高さを出し、トップライトを設けることで自然光が降り注ぐ開放的で明るいリビングが実現しました。


キッチンを独立させてもらったのもこだわりポイント。キッチンの箱は、スタディーコーナーからベンチの天板と同じフレキシブルボードで作っていただきました。


大きなグレーの箱の中は、ちょっとした私の隠れ場所になっています(笑)


更にキッチンの上はロフトになっていて、今は主人の趣味である植物たちが所狭しと並び、まるで秘密基地のよう。


意匠的な面ではリビングのヘリンボーン床と一階のモルタル床をどうしても採用したくて、激しい減額調整の中でもここだけは必死に守り抜きました(笑)


機能面でのこだわりは、元々室内干し派なのでベランダを省いてサンルームを作ったこと。


365日天気に左右されず、家事の合間に格好を気にせずに洗濯物が干せるというのはズボラな私にぴったり。


洗濯機に混合水栓を付けたのもこだわりポイント。 熱いお湯で洗濯出来るので、室内干しでも生乾き臭がしなくて最高です。


暮らしてみて思うこと


実際に暮らしてみて「もっとこうすれば良かったなぁ。」なんて思うことはたくさんありますが、今の私たちに出来る精一杯の形を詰め込んだお家なので贅沢は言えません(笑)


“家の形にある程度暮らしを合わせる”実際はこんな感覚で暮らしています。


良く言えば余白が多い、率直に言えば未完成な家。


子どもたちの成長や、その時のライフスタイルに合わせてインテリアを変えたりDIYしたり、この先も楽しみながら暮らして行きたいなと思っています。



家を建てる際に意外と難航する方が多いのが土地探し。妥協もある程度は必要ですが、譲れない条件ももちろんありますよね。


st_____.さんがこだわったのは、“生活の基盤を変えずに暮らせる土地”であること。2年もの間探しても見つからなかったのに、ポンと理想の条件をすべて満たす土地が出てきたら運命を感じてしまうのも納得です。


そして一つのことが上手くいくと歯車が噛み合うように動き出したり。家づくりの面白さはそんな予期せぬ出会いやひらめきの中にあると思います。


リビングの中央に位置する大きな箱型のキッチンや、その上にある秘密基地のようなロフト。開放的なリビングの中にあるこの箱のおかげで空間が緩く区切られ、家族が思い思いのことができるのも魅力的ですね。


家づくりのコンセプトでもあった「明るく開放的なリビング。」激しい減額調整の中でも死守したというヘリンボーンの床は本当に素敵です。


ここでお子さんが自由に遊んだりワンニャンズが寛いだり、st_____.さんが思い描いた理想の暮らしがそこにあるのではないでしょうか。


次回のコラムも楽しみです♪

st_____.さん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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