【暮らしのインテリア】生活感を隠しすぎず、メリハリを持たせたサニタリースペース〜光と風が通る家(kumaigakoさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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ライフスタイルに合わせ、無駄を削ぎ落としてシンプルに


執筆者:いがりこ(@kumaigako)さん


前回のコラムでは、動線や使い勝手もこだわりつつ「見せる」ことを楽しむキッチンについてお話しました。


今回はサニタリースペースについて、リノベ費用の削減や工夫したところもあわせてご紹介します。


いがりこさんの過去のコラムはこちらからご覧いただけます。


コンセプトに沿って造られた洗面スペース


我が家のコンセプトでもある「光と風が通る家」。サニタリースペースもなるべくそれを意識して設計してもらいました。


こだわりの一つは、ドアなどの仕切りがないこと。


我が家は2人暮らしなので、あえてドアや壁は作りませんでした。キッチンからも近くて丸見えです。


ドアを付けたとしても普段はきっと開けっ放しだったろうし、湿気がこもらないといったメリットもあるので、必要ないと判断しました。ただ真冬にお風呂に入るときはやはりちょっと寒いです(笑)


洗面台はシンプルに造作してもらいました。使いながらカスタマイズしていけばいいかなと思い、色々作り込まずに棚板を1枚だけ付けてもらいました。


無印良品のラタンボックスには化粧品 、ステンレスワイヤーバスケットにはドライヤーとブラシ、プエブコのケースには歯ブラシのストックや歯間ブラシなど、洗面まわりでよく使うものを収納しています。


オープン収納は見せると隠すを上手く使い分けて


サニタリースペースには収納棚は取り付けず、元々持っていた無印良品のスチールユニットシェルフで代用しました。


上段にはバスグッズや洗剤などを置いています。「見える部分」なので、好みのパッケージを選ぶようにしてオープン収納に。


お気に入りのMARKS&WEBのバスソルトもサッと手に取れます。排水口用の洗剤なども今はシンプルなものが増えてきたので、出しっぱなしでも気になりません。


中段にはタオルや下着類を無印良品の中身が透けないポリプロピレンケースを使って収納しています。


下段にはハンドタオルや洗剤のストック、旅行用の洗面グッズなどを置いています。


無印良品のやわらかポリエチレンケースは、大容量でざっくり収納がしやすいところがお気に入り。


置くもの一つ一つにこだわりを


洗面台のタイルはミナペルホネンのもの。自分で貼ることでほんの少しですがリノベ費用の削減になりました。


ただ目地は下手過ぎて間近では見られたくないのですが、それも味があってよしとします(笑) 


洗面ミラーは竹でできた曲線が美しいTEORIのZEROを採用しました。 ミラー越しに見えるダイニングの風景も気に入っています。 


実際に暮らしてみて「歯ブラシを置く場所は隠した方が良かったかな?」と思いつつ、 試行錯誤して数年。ネットで探し続けてやっとちょうどいい形と材質のケーキスタンドを見つけました。


本来の用途とは違いますが、洗面所に馴染んでくれています。 歯磨き粉は時々パケ買いしますが、実際は主人のものは日本語ロゴがバーンと入っているものです(笑)


トイレはシンプルな設計。 一面だけアクセントクロスにして棚を一枚設置し、備品の収納をしています。 ドアは黒い塗装にしてゴールドのドアノブにしました。


真鍮のトイレットペーパーホルダーは千葉工作所のものを自分で取り付けました。


サニタリースペースは来客時に見られてもいい状態に保つのが大変ですが、見える所と見えなくする所のメリハリをつけてこれからも無理なく快適な空間にしていきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



リノベーションで生まれ変わったサニタリースペースはドアのないオープンな空間。無駄な仕切りをなくし必要なものだけを配置することで、「光と風が通る家」が実現しました。


どうしても湿気がこもりがちな水回りにおいて風が通るというのは衛生的にも嬉しいですし、玄関から直通で洗面にアクセスできるという間取りも最近とても人気のスタイルなんだそう。まさに理想的な動線ですね〜。


そしてキッチンと近いというのも、夏場はお風呂から直行して冷蔵庫へ冷たいものを取りに行く私は羨ましい限りです(笑)


オープン収納のメリットはサッとすぐに手に取れるところではありますが、丸見えなのでインテリアの雰囲気を壊してしまう場合も。いがりこさんのように一つ一つ納得がいくまで探してお気に入りのものを置くことで、使い勝手と見た目の良さが両立するのだと思います。


ケーキスタンドを歯ブラシなどを置くスタンドに代用するアイデアに驚かされました!目的に合わせてインテリアを探す視野を広く持つことって大事ですね〜。


いがりこさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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