【あの人の暮らしが素敵な理由】後付けでも最初からそうだったかのような空間に〜造作家具の楽しみ(___promenadeさん)


【あの人の暮らしが素敵な理由】


“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。


前回までのコラムはこちら


今回は「造作家具の楽しみ」をテーマに、@___promenade(以下、sora)さんのお話をお伺いしていきます!


何度も悩みながらイメージを形に。思い出が詰まった造作家具


sora

はじめまして。この度、ムクリさんからお声かけいただき、私にとって一番思い入れのある造作家具についてお話したいと思います。


急遽つくってもらった食器棚


今年で6年目を迎える我が家。ずっと前から計画していたわけではなく、理由があってどちらかというと慌ただしく建てた家です。


家具も入居の際には全て揃っておらず、必要なもの以外はゆっくり時間をかけて探すつもりでいましたが、ただ食器棚だけはやはり必要でした。

(before)


当時の写真でわかりにくいですが、、上部のオープン棚は建築時からあるもの。オープン棚の下にある食器棚のサイズは今の半分で、急遽大工さんにつくっていただいたものでした。


生活していくうちに食器やキッチン道具も少しづつ増え、収まらなくなってきて、、、 その頃からいつか自分の手持ちのものに合わせて造作家具をつくってもらえたらいいなぁと思っていました。 

(before)


このようにダイニング側の壁面下部には収納棚がありませんでした。


ドキドキする気持ちを繋げるために


いつか造作家具をと漠然と思い描く中、今から2年前に友人がお知り合いの家具職人さんにつくってもらったという家具を見せてもらいました。


その時に今まで自分が温めてきた思いとその方につくってもらいたいという気持ちが重なって、久しぶりにドキドキしたのを今でも覚えてます(笑)


早速、家具職人さんを紹介していただき、打ち合わせをすることに。


なんとなく思い描いていたからかざっくりとしたイメージはありましたが、いざ詰めていくとでき上がった空間に後付けの家具をつくるのは、思っていた以上に難しいものでした。


サイズ、空間、仕様、周りの家具との関係性に随分悩みました。


造作家具への具体的な希望


造作家具をつくるにあたりイメージしていた点は以下の通りでした。


1.もともと上部に備え付けていた飾り棚の幅に合わせたサイズにする。 


視覚的にも圧迫感が気にならないように、ダイニングテーブルの後ろは上部の飾り棚に合わせて奥行きも24㎝と薄くして、サイズに合う食器を収納。 


2.少し意匠を凝らした扉と華奢な真鍮の取手のデザインにし、材質はナラにする。


これは私の中で決まっていました。


家具職人さんに取手を探していただいたり、扉のイメージを写真で何度も確認したり、でき上がりを想像しながらの打ち合わせが毎回とても楽しみになっていました。


食器棚の材質はナラですが、建築時からある上部のオープン棚は米松。同じではないものの、普段暮らしていて気になることはありません。


最も悩んだポイントとは


ここまでは割とすんなりいっていましたが、一番悩んだのはキッチン背面の収納棚。


もともと存在感のあるレンジを収納したい希望もあったので、一番大きなレンジの奥行に合わせてつくると決まっていました。


ただ、オープンにするか、レンジ以外の棚に扉を付けるか。 これはかなり悩みました。


最終的にはダイニング側の収納棚と段差がでてきてしまうので、敢えて雰囲気を変えてオープンな部分とそうでない部分の組み合わせにすることに。


一番下はダイニング側の扉と同じデザインの引き出しにしました。 


オープン棚は日常使いのものやお気に入りのものを移動させながら楽しむスペースとして。 一番悩みの種だった入りきらなかったお鍋やポットに加えて、新入りのものたちもすっきり収まるようになりました。 


引き出しには大皿や少しずつ集めてきたヴィンテージのポットなど高さのあるものをしまっています。


お気に入りを眺める楽しみ


こうしてでき上がった収納棚には、収納力がアップした以外にも嬉しいことが!お気に入りを眺める楽しみができました。


大好きな吉田次朗さんのトルソーや和田麻美子さんの花器を置いたり、キャンドルや季節のお花を飾ったりとディスプレイスペースとしても大活躍。 


ダイニングに座った時の目線でお気に入りのものたちを眺めるられるようになり、日常の何気ないお茶の時間も楽しい時間に。この日は大好きな芍薬を飾って。 


薄暗い時間には、もうひとつ楽しみがあります。


実は、もともとあった上部のオープン棚には間接照明が付いていました。それが暗い時間に造作家具の上を偶然にも照らし、スポットライト的な役目を果たしてくれるように。


妄想から始まり、家具職人さんとの出会い、何度も悩みながらイメージから形になった時の喜び、色々な思い出が詰まった造作家具。


家具職人さんと何度も打ち合わせを重ねながらゆっくりといちからつくりあげていく過程がとても楽しく、こうして出来上がった家具は宝物。これからも大切に使っていきたいです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。



おうちが建った時からそうだったかのように見える、soraさんの造作食器棚。後付けでもこんなに空間に馴染むように仕上げることができるなんて、夢が膨らみますよね。


もちろん「でき上がった空間に後付けの家具をつくるのは思っていた以上に難しいもの」とsoraさんもおっしゃっているように、簡単にできることではありません。


ドキドキするような家具職人さんとの出会いや、理想を追求するために何度も確認する努力、そしてでき上がりを想像するセンスも必要ですよね。


私自身、プチリフォームを計画しているのですが(ずっと言っているので、やるやる詐欺のようになっています笑)、最初は理想を追求したい気持ちがあったものの、少し方向がずれていて。


美しい造作家具を目にしでき上がるまでのお話を伺って、大変勉強になりました。

(編集:kaori)


spcialthanks

@___promenade


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