日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの？なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることがたくさんあると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ！」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
元気になれる春のビタミンカラー山吹とスノーボールを生ける
新緑の季節がやってきました。
明るく温かな日差しを浴びて生き生きと成長する木々たちからは、沢山のパワーが溢れています。
少し花粉の季節もおさまってきたので…思いっきり深呼吸して、体いっぱいに緑のエネルギーを取り込みたいですね！
今回はそんな季節にぴったりな、明るいミントグリーンのスノーボールとビタミンカラーの山吹をご紹介します。
山吹
・科・属名：バラ科／ヤマブキ属
・和名：山吹（ヤマブキ）
・原産地：日本、中国
・花言葉：気品、崇高
山吹は色鉛筆の中にもあるように、オレンジ寄りの濃い黄色、山吹色です。
５月が最盛期のお花で、細くしなやかな茎に多数の小さな黄色いお花を咲かせる花姿はかわいらしさだけでなく上品な雰囲気も持ち合わせています。
生け方とポイントのご紹介
では早速生けて行きましょう。
◯用意するもの
・スノーボール：２本
・山吹：２本
・花瓶：１２センチのものを使用 （山吹の自然な茎の曲がりが美しく見えるように、長めの花瓶を選びましょう）
１.まず、スノーボール、山吹を半分の長さにカットします。だいたい２０センチ前後くらいになりように切り分けます。
２.スノーボールを斜め左に少し長めにかためて入れます。
３.次に山吹をそれぞれの花の向きに従って入れていきます。山吹はスノーボールより短めに入れるとバランスが綺麗です。
お花の向き（正面）の見分け方ですが、お花を手に取って目の高さまで持ち上げます。そしてくるっと一周回してみてください 一番綺麗に見えるなと感じたところが正面です。
今回はガラスの花器を使用したので、あまり多くのグリーンやお花を入れずにシンプルに茎との空間やガラスに入る光を楽しみましょう！
綺麗に見せる２つのポイント
よく質問をいただく内のひとつに、どうしたらさりげなくオシャレにお花を飾れますか？ とあります。
お花はそれぞれ美しく、これといった決まったルールはないのですが、私が心がけていることは、
・季節のお花を入れる
・色味を合わせる
というシンプルな２点です。
これからもわかるように、飾り方よりも花材選びの方がオシャレに見えるポイントかもしれません！
色は大きく分けて黄み系と青み系の２種類に分かれます。（例えばピンクでもコーラルピンクは黄み系、ショッキングピンクは青み系、今回の山吹は赤み系でレモンイエローは青み系です）
最近は美容の分野でも、「イエベ・ブルベ」などと言われ、それぞれの肌に合うアイシャドウなどが販売されていますよね。
次回お花を選ばれる際は、ぜひ少しだけ意識してみてくださいね♩
そして季節のお花を飾ることは、旬のお野菜を食べるのと同じで、温度や湿度、気分にピッタリ当てはまるので心にも体にも癒しや安らぎ、そしてパワーを与えてくれます。
みなさんぜひトライしてみてくださいね！
太陽に照らされてキラキラ光る緑の木々が綺麗な、新緑の季節がやってきました。爽やかさのあるこの時期は気持ちよく、過ごしやすくて好きです。
山吹と言えば、やはり色鉛筆の山吹色を思い出しますよね〜。少し本数が多めの色鉛筆には必ず入っていたおなじみの色。
深みのある黄色が、ちょっと大人っぽさのある落ち着いた印象を与えてくれます。黄色があるだけで、お部屋の印象も一気に明るくなって元気になれますよね。
季節のお花を飾ることは旬の野菜を食べるのと一緒という言葉に共感して、季節を味わう楽しみをこれからも大切にしていきたいと思いました。
（編集：maki）
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