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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、海外のお家のような内装とナチュラルなインテリアがとても素敵な@ie_aoi(以下、aoi)さんのお家。
ヘリンボーンの床やタイル、框扉に室内窓など、所々に散りばめられたアクセントが、バランス良くマッチしていて温かみのある雰囲気が感じられます。
お子さんの誕生と子育てをきっかけに動き出したaoiさんの家づくり。初回はマイホームを建てるまでの経緯や、家づくりに求めたことなどを中心にお話いただきました。
それではaoiさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして。この度ムクリさんでコラムを書かせていただくことになりました、aoiと申します。
R2年3月に完成した家に、夫(30歳)と私(30歳)、息子(2歳)、娘(1歳)と一緒に住んでいます。
このコラムでは、私の家づくりやインテリアのこだわりについて語っていこうと思います。よろしくお願いします。
子育てのしやすさ、家事楽、デザイン性をとことん追求して
家を建てようと思ったきっかけ
いつかマイホームを持ちたいという思いは前々からあったものの、その気持ちが強くなったのは長男を出産してからでした。
結婚してから私たち夫婦が暮らしていたのは、1LDKの狭いアパート。
長男を出産してからは、泣き声や物音を気にせず過ごしたい、息子に広い場所で思い切り遊ばせたい、という思いが強くなりマイホーム取得を考え始めました。
また、当時住んでいたアパートは、両家の実家から距離がある場所だったため、育児中に頼れる人がいる所に移りたいとも思っていました。そこで、夫の実家の目の前の土地を譲り受け、家を建てることにしました。
マイホームに求めるもの
先程話したように、息子の誕生を機に考えだしたお家づくり。
子育てがこんなにも大変なのかと痛感した私は、子育てがしやすい家にしたい、こどもがのびのびと過ごせる家にしたいという思いが強くありました。
また、打ち合わせがスタートしてからすぐに第2子を授かったのもあり、乳児期から過ごしやすいように意識して家づくりをしました。
そして、現在私は育児休業中。近い将来夫婦共働きになる予定なので、家事楽の工夫も外せませんでした。
小学生の頃からお小遣いでインテリアグッズを買っては、自分の部屋をいじっていた私。おしゃれなマイホームに住むことに、強い憧れがありました。
そんな私にとって、お家の見た目はとても重要。子育てや家事楽を優先させながらも、納得行くデザインの家にしたいと考えていました。
そこで私たち夫婦が最初に訪れたのが、建築家と作る家を謳う工務店さんでした。チラシや事例のお家がとても好みでしたが、金額の目安を聞くと、すんなりここにすると決めきれませんでした。
その後もいくつかメーカーさんをめぐる中で機密性や耐震性など、機能面も信頼でき、私たちの希望を良く理解してくれる工務店に出会いました。
なんといっても決め手は自由度の高さ。標準は一応ありますが、希望を言えばカタログを取り寄せて、好きなメーカーのものを使わせていただけました。
正直、この工務店さんに好きなデザインの事例があるわけではなかったのですが、自分で調べさえすれば好みの家が作れると可能性を感じ、契約することにしました。
夫婦で納得のいく家づくりをするために
私がデザイン性にこだわる一方、夫は見た目にお金をかけたがらない性格でした。そして、好みのテイストも正反対。そこで私が心がけたのが、意見が合わない時は代替案を出す、といったことです。
例えば、私はモルタルの無骨な雰囲気が好きで、お家の壁や土間に使いたかったのですが、夫はクラックが入るのが嫌いみたいで。
そこで玄関はモルタルに似たタイルを採用し、リビングは無骨さを出すためにアイアンを所々に使用して、好きな雰囲気に近づける工夫をしました。
また、私は造作洗面台を希望していましたが、夫は足元から配管が見えるのが嫌い。そこで、洗面台は既製品を使用し、鏡を施主支給してタイルを貼った半造作で折り合いをつけました。
書斎とお風呂、寝室は夫に内装を決めてもらうなど、部屋ごとに分担をしたのも、お互いが納得する家づくりをするために工夫したことです。
メインどころを全て私に決めさせてくれた点には、とても感謝しています。そして夫の存在が、デザインにこだわりすぎる私の良い意味でのストッパーにもなったかなと思っています。
色々なものからインスピレーションを得た内装イメージ
マイホーム計画が始まってからは、お家のテイストやデザインを決めるためにインテリア研究に明け暮れました。
私が参考にしたのは主に、インスタグラム、インテリア雑誌やハウジングブック、カフェやショップの内装、pinterest、ファッション雑誌のモデルさんの背後に映るスタジオや空間まで見ていました。
我が家のヘリンボーン貼りの床や、框扉のカウンターやドアは、ファッション雑誌の影響が大きいかもしれません。とにかく常にアンテナを張って、どんな空間にしようかを考えていました。
また、本屋さんでヒントになりそうな雑誌を探していると、マンションリノベーションの雑誌を手に取ることが多くありました。
マンションリノベならではの躯体表しの無骨な感じや、既存のものを生かした作り込まないラフな雰囲気がとても好きで、大きく影響を受けました。
我が家が吹き抜けを採用しなかったのも、おしゃれなマンションリノベーションの事例を見て、吹き抜けが無くてもこんなに素敵な空間になるんだと感じたからです。
そんな感じで、「育児と家事のやり易さをとことん追求しつつ、デザイン性にもこだわった家」が完成しました。
次回は、玄関〜廊下の内装やインテリアについてお話したいと思います。
お子さんの誕生や成長をきっかけにマイホームを考える方も多いと思いますが、aoiさんも子育ての大変さを実感して、こどもたちにのびのびと過ごしてほしいという思いからスタートした家づくり。
私もこどもとの暮らしをきっかけに家づくりをしたのですが、賃貸の時は泣き声や足音に気をつかって過ごさなければいけなかったのを経験して、同じような思いを抱いたのでとても共感できました。
マイホームになり、家の中で走り回ったり叫んだりと自由なこどもたちを見ていると、家を建てて良かったなと思えます。
子育てと家事のしやすさを優先しつつ、こだわったデザイン性。今は家づくりの情報がたくさん溢れていますが、ファッション雑誌のモデルさんの背後に映るスタジオや空間までチェックしていたとお話しされたaoiさん。
ヘリンボーンの床や框扉のドアなど、海外のおうちのような素敵な空間やセンスには、たくさんアンテナを張り巡らせて情報収集した努力も一緒に詰まっていたのですね。
ご夫婦で好みや意見が違ってきっと大変な面もあったと思いますが、お互いの意見をきちんと尊重しながら納得する家づくりをされているのが印象的で、それがより良い家づくりにつながっているんだと感じました。
次回のコラムも楽しみです♩
aoiさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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