【暮らしのインテリア】余白を生かし、ストーリーを感じるパントリーをつくる〜受け継ぎながら暮らすということ(pinor_homeさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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少しずつ手を加えて完成させていく空間づくり


執筆者:rina(@pinor_home)さん


皆様こんにちは。 前回のコラムでは、我が家のサニタリースペースやその動線についてお話しました。


今回はお気に入りの“パントリースペース”についてご紹介したいと思います。


rinaさんの前回までのコラムはこちら


 使うたびに「楽しい」と感じる空間を


いくつか設計案を出していただいた中でこのようなパントリーを選んだ理由は色々ありますが、決め手となったのは設計士さんが古民家の雰囲気を壊さないように「家電を隠したい」と強くおっしゃっていたことに共感したのが始まり。


キッチンというのは特に生活感が出やすい場所。どうしても隠すことばかりを考えてしまうと扉付きの収納棚だったり手元を隠すために壁を設けたりと、逆に予算が嵩んでしまうことになります。


さらに我が家の限られた空間にプラスばかりしていくと圧迫感にもつながる。それだけは避けたいと私も思っていました。 


そこで減額しつつもインテリアに馴染むキッチンにしたかったので、見せるところを常にスッキリさせるためには大容量のパントリーがまさに必要不可欠。


単に大容量のスペースにするだけではなんだか物足りないと思い、「家の中に白い箱のような空間が欲しい。」とお願いしました。大きな空間の中に小さな空間があることで、まるで秘密基地のようなワクワクするような場所にしたかったのです。


毎日立つキッチンだから、せっかくならパントリーも毎日楽しい空間でありたい。こうして我が家のパントリーづくりが始まりました。


パントリーに求めたこと


前回のコラムでもお話した、大容量のWICを設けたことについての考えと同じなのですが、“収納というのは分散させずにできるだけ大容量で一箇所にまとめる”という漠然としたイメージを描いていました。 そうするとあちこち探し回らなくていいし、収納箇所に困らないからです。


生活をし始める前に収納したいモノや量などは把握しているつもりでも必ずモノは増えていくので、最初から棚をどのようにつくるかは決めきれないでいました。


パントリーでまず重要なのはコンセントの位置。あらかじめ家電を置く高さと位置をシュミレーションし、家電もコンセントも手元の高さに合わせて配置していただきました。おかげでコンセントも干渉することなくスッキリと配置することができています。


その配置を軸とし、「棚は自分たちでDIYで取り付けして収納を考えよう。」ということになりました。


結果的に住んでみてからしか分からない使い勝手や配置のバランスもあるので後付けして正解でしたし、減額調整にもなり一石二鳥です。


マイルールでスッキリ見せる工夫


パントリー収納で心掛けているのは、全てのものを取り出しやすく配置すること。 そのためにそれぞれの用途に合った高さを考え、棚を4段設けました。


全体をしっかりと把握したいのであまり多くのストックは持たないようにし、“ケースに入るまで”と決めて無駄な買い物をしないように気をつけています。 


L字の棚は角がどうしてもデッドスペースになりがちですが、そこには“出番の少ないものを置く”と自分の中でルールを決めて収納しています。


上段にはドライフラワーをディスプレイして天井を高く見せることで自分なりの余白を感じるゆったりとした空間づくりを。


また、玄関から土間続きの目線の先にパントリーが見えるので、そこからの風景は意識して収納棚を作るようにしました。


パントリー収納詳細


パントリーには家電や食器以外に、調理器具、食品のストックやキッチン備品のストック、花器などの雑貨や掃除用具を収納しています。


◯1・2段目

頭上の高さには鍋やコンロなどの重たい調理器具を配置。目線の高さにはグラスや食器全般を並べています。 


◯3・4段目

手元の高さには炊飯器と電子レンジとトースター、お米やパスタの瓶を中心に並べています。 


腰の高さに食品やキッチン備品のストック類と雑貨を収納。 


掃除用具は冷蔵庫にマグネットで収納し、お掃除スプレーは棚下の突っ張り棒に引っ掛けて収納しています。 


収納に使用しているグッズは、ほぼ全て無印良品で揃えて見た目にも統一感を。


見せる部分をつくる


設計士さんが大切にして下さった“古民家の雰囲気を壊さないようなパントリーづくりにすること”。


私もその思いを大切にし、見える部分の素材はラタンボックスや籠、カッティングボードなどの天然素材を使ったり、ガラスの容器やお気に入りの食器などはディスプレイしたり。


また、少しのストーリー性も感じられるように収納しています。 


「毎日使うパントリーだからこそ、ワクワクする空間でありたい。」


まだまだ余白があるので、これから変化していく生活に合わせて空間づくりを楽しんでいきたいと思っています。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



設計士さんの「古民家の雰囲気を壊さないパントリーを作りたい。」という思いに共感し、出来上がったパントリー。


はじめは棚もない“白い箱の空間”でしたが、DIYで棚を加え大容量の収納力はもちろん、ディスプレイも楽しめる空間になりました。


住み始めてからのDIYは、自分たちのライフスタイルに最適な空間ができるのが最大のメリット。あらかじめどんなものを置くのかをしっかりとイメージし、コンセントなどプロの手が必要な部分はしっかりと押さえておくことが大切ですね。


見せる部分と隠す部分を上手く使い分け、オープンでありながらも生活感を見せない収納には「毎日使うパントリーだからこそ、ワクワクする空間でありたい。」とおっしゃるrinaさんの思いが生かされ、使うたびに楽しくなる空間づくりがとても素敵です。


まだまだ未完成だというパントリーは、これからどのように変化していくのかも見逃せませんね。


rinaさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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