日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの？なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることがたくさんあると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ！」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
爽やかなガーデンスタイルをイメージして
明るい夏の季節へと導いてくれる、初夏の季節がやってきました！
夏よりはとても過ごしやすく、気温の高い日はちょっと先取りして半袖を楽しんでみたり…
そんなワクワクした気持ちが抑えられない初夏の季節が、わたしは大好きです！
個人的に夏生まれということもあり、夏に向かうこの時期はなんだかとても前向きな気分になれたり、やりたいことがどんどん浮かんできたり、冬場にたっぷり充電できた心と体が軽やかに活動をし始めます。
今回はそんな爽やかな気分にぴったりのお花、セアノサス マリーサイモンをご紹介したいと思います。
セアノサス マリーサイモン
なんだか名前からして、とってもオシャレな雰囲気が漂っていませんか？？
フワフワとしたフォルムも、とっても愛らしいお花なんです。
花言葉は「初恋の思い出」。
花の色も淡いピンク色なところから、初恋の時の甘酸っぱく柔らかな気持ちを思わせてくれるとても可憐でかわいらしい品種です。
・学名：Ceanothus
・科・属：クロウメモドキ科／セアノサス属
・原産国：北アメリカ
・別名：カリフォルニアライラック
マリーサイモンは、北アメリカが原産の半耐寒性常緑低木です。
開花時期は暖かい春から初夏にかけて今が見頃のお花で、ピンクの他に白やブルーなどがあり、別名カリフォルニアライラックとも呼ばれています。
生け方とポイントのご紹介
では早速生けてみましょう！
◯用意するもの
・マリーサイモン：２本
・ブラックベリー：１本
・ナルコユリ：２本
・ラベンダー：２本
・グリーン：５本
・花瓶：高さの低めのもの
１.まずは花瓶にグリーンを敷き詰めます。ナルコユリは花瓶の角に添わすように入れます。
（前回ご紹介したように今回もグリーンで土台を作ってしまうスタイルです）
２.次にブラックベリーを真ん中に低く入れます。（グリーンと同じ高さで低く入れることで、完成した時に自然な高低差が生まれて素敵に仕上がります）
３.次にマリーサイモンを、少し高さを変えて入れます。最後に蕾やラベンダーを、あいている空間に入れていきます。
この時のポイントは、お花が上に伸びていくようなイメージで入れてみてください。
完成です！
今回のポイント
今回低めの花瓶にしたのは、花瓶の中でのガーデンスタイルをご紹介したかったからです。
芝生の上に高さや大きさの違うお花たちが太陽に向かって伸びていく…そんなエネルギー豊かなお庭の風景をイメージしました。
そのため、今回のポイントはお花や蕾の向きを上向きに（太陽の方へ向いているか）、大きく重たいお花は下の方へ、小さく軽いお花は上の方へ飾ることです。
花瓶の中で、風が通りぬけるような軽やかなガーデンスタイルのお花を飾って、爽やかな初夏の気分をぜひ味わってみてください！
過ごしやすく爽やかな初夏の季節に咲く、セアノサス マリーサイモン。
聞き慣れない名前のお花でしたが、またひとつ新しいお花を知ることができました。
淡いピンク色の可憐なお花が柔らかい印象を与えてくれると同時に、花言葉も可愛い見た目とぴったりで、初恋の淡い思い出と重ね合わせてしまいそうです。笑
今回ご紹介していただいた、花瓶の中で表現したガーデンスタイル。高さに変化をつけてバランスを取った動きのある生け方、私も早速やってみようと思います。
（編集：maki）
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