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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、築12年の建売住宅をDIYして素敵に暮らしている@asasa0509(以下、asasa)さんです。
以前に単発のコラムで棚をスッキリ飾る「3つのルール」についてお話いただき、センスを生かして暮らしを楽しんでいらっしゃるご様子に、いつか連載をお願いできたらと思っておりました。
初回は自己紹介とDIYをするきっかけとなったキッチンについてお話いただきました。
それではasasaさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
こんにちは。これからコラムを書かせてもらうことになったasasaと申します。まずは簡単に自己紹介させてくださいね。
12年前に建売住宅を購入し、夫婦ふたり&愛犬と暮らしています。 建売住宅で好みの仕様を選べなかったこともあり、自分たちらしい住まいを目指して8年ほど前からDIYをはじめました。
昔からインテリアが大好きで、学生時代から雑貨屋でアルバイトし、おうちのインテリアも自分なりにこだわってきました。
でも雑貨をディスプレイしたり、壁をデコレーションしたりというような楽しみ方がメインで、DIYには特に関心がありませんでした。というより、自分にはできないと勝手に思い込んでいました。
手を加えた分だけ愛着も思い出も増えて
DIYを始めるきっかけになったもの
自分にDIYはできないと思っていた私が、本格的にDIYを始めるきっかけになったのは、思い描いていた家具が既製品ではどうしても見つけられなかったからです。
それはキッチンの棚でした。
キッチンワークトップに置いた食洗機の後ろ姿が丸見えだったのをうまく目隠ししつつ、収納を増やすために作ったパーテーション兼収納棚です。
ダイニング側からはスッキリ見えるようにパタパタ扉をつけて、シンク側はすぐに食器を出したりしまったりできるようオープン仕様にしました。
初DIYにして見ての通り大物!今なら「なんて身の程知らず」と思うのですが、当時は欲しい家具がない以上、自分で作るしかない!と謎の使命感でいっぱいでした(笑)
が、知識も経験もなく見よう見まねで始めたものですから、当然、作業は難航。途中で一度心が折れてしまい作業を中断したこともあり、完成には数カ月を要しました。
でもどうにかこうにか完成したときには、大変だった分、本当に嬉しく感動的で。それまで自分にはできない、と決めつけていたDIYが身近になった瞬間でもありました。
それから数年、キッチン全体に少しずつ手を加え続けて、現在はさらに変化しました。
キッチン本体の吊戸や引出し部分を変えてみる
キッチンの吊戸や引出しの面材は、もともと光沢のあるチャコールグレーだったのを、白いパタパタ棚の雰囲気に合わせて色を変えました。
1.下地シートを貼る
ここには直接ペンキを塗る勇気はなかったので、壁紙屋本舗さんの「ハッテミー」というペンキを塗れるシートを使いました。
2.木材を貼り付けてからペイント
そのままだと少し単調になってしまうので、ハッテミーの上に細い木材を枠状に貼り付けてからペイントすることに。結果、以前のキッチンとはかなり雰囲気が変わって大満足♪
このシートはとってもキレイにはがせるので、賃貸のおうちにもオススメです。
塗り替えで変化するペンキの魅力
当初は水色だった扉は、その後塗り替えて現在はグレー(壁紙屋本舗ボタニカラー「クワノハ」使用)になりました。
よく「ペンキ塗るのって大変じゃない?」と聞かれることがあるのですが、このくらいのスペースであれば、実は2時間ほどしかかかりません。
それならちょっとした模様替え感覚でできちゃいそうですよね♪
確かにまわりにペンキがつかないようにマスキングテープやマスカーでカバーする養生などは少し面倒ですが、ペンキを塗る作業自体はまったく難しくありません。
確実に見た目がガラリと変わるので、私は大好きな作業です。
ただその分、色選びはとても重要です。私自身、塗ってみて「あれ?なんか想像と違うぞ」と思うことはよくあります。
そんな失敗を防ぐためにも、ペンキはサンプルなどを取り寄せて試し塗りするのが大切。特にネットで買う場合は、スマホ画面と実物は違うケースが多いのでサンプル確認は必須です。
基本的には、塗ってみて「あれ?」となったらまた塗り変えればいいかー、くらいのゆるーい気持ちでペイントを楽しむのも同じくらい大切かなと思っています。 これはペイントに限らずDIY全般に言えます。
キッチンパネルをタイルに
キッチンパネル部分の壁は自分でタイル張りをしました。
なかなかキレイにタイルがカットできなかったり、タイルが曲がってくっついてしまったり、このときもハプニング続出!(笑)
上の写真は目地を入れているところです。
最初にいれた目地の色がどうしても気にいらず、数日かけて目地を削って入れ直すハメになったりもしました。目地は黒から白に変えました。
ハプニングはありましたが、業者さんに依頼するよりはるかに安く憧れのタイルキッチンを実現できました。
トータル金額は約35000円と記憶しています。コストを抑えられるというのも、やはりDIYの良さですね。
細かなところまで好きな雰囲気に
キッチンの蛍光灯の無機質な雰囲気が苦手で、蛍光灯の前に木枠を取り付けました。
蛍光灯の代わりにお気に入りのライトを取り付けたほか、ふきんをかけたりスプレーを引っ掛けたりという使い方もできるようになりとても便利になりました。
オープン棚を使いやすく
キッチン背面には可動式の棚をDIYで取り付けました。石膏ボードは強度がないので、そのまま棚を取り付けるのは危険!
そこでこのときは、穴にスポンジを詰め、そのスポンジを固めてネジ穴を強化する「スピードミニ」というアイテムを使って取り付けました。
石膏ボードにはボードアンカーを使うのが一般的かと思いますが、こんな便利なものもあるので、もし気になった方がいたらチェックしてみてくださいね。
以前は棚を普通のブラケットで取り付けていたのですが、使い勝手を考えて最近チャンネルサポート(ガチャ柱)に変えました。
棚の位置を変えたり棚板を増減できるので、これから置くものに応じてフレキシブルに変えていけたらいいなぁと思っています♪
さて今回は私がDIYを始めるきっかけとなった棚と、キッチンでDIYしたスポットをご紹介いたしましたがいかがでしたか?
DIYは思い通りにいかないときも多いので楽しいことばかりではないけれど、手を加えた分だけ愛着も思い出も増えていきます。
またライフスタイルや好みの変化に柔軟に対応できるのもDIYの良さ!
次回もDIYで我が家がどんな風に変化したのかをご紹介できればと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました!
DIYを始めるきっかけとなった棚、asasaさんもおっしゃる通り最初にチャレンジするものとして、とても大物ですよね!
ちょうど良いサイズ感や裏側はオープンなつくりなど、既製品にはないぴったり具合。見よう見まねではじめたのにこの仕上がりならば、ハマってしまうのもわかります。
キッチンの面材は光沢のあるチャコールグレーから驚きの変化でした。細い木材を枠状に貼り付けるというひと手間により、完成度がさらにアップしています。
実は、キッチンパネルやキッチンの面材の変更は、個人的に今したいリフォームなんです。私はDIYの腕がないので業者さんへ見積もりをとっていますが、もちろん35000円ではすみません(笑)
asasaさんの、「ゆるい気持ちで楽しむのが大切」という言葉に励まされ、手を出したい気持ちになりますが、材料の無駄使いになる予感しかありません。。
DIYができるって素敵な才能ですよね。アップデートし続ける暮らし、次回のコラムも楽しみです♩
asasaさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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