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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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空間使いに工夫を凝らし居心地の良い場所に
前回は、おうちのテーマやインテリアで意識している点についてお話ししました。今回は、コストカットの対象となったキッチンまわりについて、工夫した点などを中心にお話ししようと思います。
tomoさんの前回までのコラムはこちら
軸としているのは景色ありきの設計
コストはかけずに、自分たちなりの快適なキッチンスペースを作りました。
キッチンと収納にはコストをかけられなかったので、キッチン自体のデザインや仕様にこだわるのは諦め、その代わりに空間使いやちょっとした工夫で特別感のある空間に。
居心地の良いキッチン&ダイニングをイメージして意識したのは、以下の2点です。
・リビングとの一体感
・景色を見ながら食事や料理が楽しめる空間づくり
我が家のメインテーマは「景色を愉しむ家」。
どこで過ごしても、それぞれ違った景色を感じられる暮らしが理想でした。
一番過ごす時間の多いリビングからはもちろん、その奥のキッチンダイニングからも景色を愉しめるようイメージして設計を進めました。
景色をメインに考えた家づくりだったので、どうしても開口部の構造や特注の窓ガラスにコストがかかりました。
テーマがしっかりしていたので予算をかける優先順位は自然と決まっていき、窓周りの仕上げにこだわった分、キッチンはコストカットの対象に。
前述しましたが、キッチン自体のこだわりを諦め、代わりにキッチン周りの空間使いをちょこっと工夫することで、特別感の感じられる居心地の良い場所に仕上がりました。
景色の見え方を意識したこだわりのレイアウト
遠くの山や空、街並みを眺めながら食事や料理ができたら…日々の家事を少しでも楽しくできたら… そんな想いから、キッチンからの景色の見え方にもこだわりました。
レイアウトは窓に向かって対面式にし、キッチンに立った時に景色が正面に広がるような配置に。
キッチンからの眺めは想像以上の絶景で、はじめてキッチンに立った時には夫婦揃ってとても感動したのを今でもよく覚えています。
念願だった景色を眺めながらの食事や料理。片付けや掃除も、以前より楽しくなりました♩
毎日する家事なので億劫でどうしても気分が乗らない時もありますが、そんな時でも目の前に広がる景色を見るだけで、気付くとストレスも和らいでいるような…何だかホッとした気分になります。
景色のおかげで自然と気持ちの切り替えができるようになり、良い気分転換になっています。日常を穏やかに過ごすために欠かせない景色、とてもありがたく感じています。
キッチン周りに取り入れた工夫
ダイニングとキッチンスペースの間に、約20㎝の段差を設けました。
当初からキッチンと一体型のダイニングテーブルが理想で、キッチンのワークトップとテーブルがフラットになりスッキリと見えるように、キッチンスペースを20㎝下げて調整することに。
見た目のスッキリさだけでなく、他にも嬉しいポイントがいくつか…。キッチン周りのちょっとした工夫で暮らし始めて気付いた点もあります。
◯リビングとの一体感
壁や仕切りを極力なくし、リビングとキッチンにつながりと一体感を。キッチンスペースの高さを20cm低くするだけで、リビングやダイニングとの仕切り感がなくなり、全体にまとまり感が生まれました。
視線の抜け感を意識して、家具の高さも低く抑えました。おかげでコンパクトな我が家も圧迫感のない、ゆったりと解放的な空間が実現しました。窮屈さも全く感じることなく、快適に居心地よく過ごしています。
◯キッチン一体型&一本脚のダイニングテーブル
床レベルを調整したことで、ダイニングテーブルとの仕切りや段差がなくなりフラットに。配膳や掃除がとても楽ちんになりました。
またデザイン面から採用したテーブルの一本脚。通常は四本ある脚が、我が家は一本なのでとてもスッキリと掃除がしやすいです。
脚の出っぱりがないので、ついつい足をぶつけて痛っ!みたいなこともなくなりました。どこでも自由に椅子が置けたり、大人数でテーブルを囲めたりと、友人や親戚が集まる時にはとても便利で助かっています。
キッチン一体型で一本脚のダイニングテーブルは、夫婦ふたり暮らしのコンパクトな我が家にはちょうどよく、省スペースで実用的にも取り入れて良かった点です。
◯リビング側からも便利なカウンター
ダイニングテーブルとひとつながりのカウンターは、キッチンからもリビングからも使い勝手が良く、とても重宝しています。
キッチン側からは料理を置いたり配膳に使ったりと、作業台やカウンターとして。リビング側からはソファに座ると、サイドテーブルとしてちょうどいい高さに。
また日常使いの小物を置いたり、フラワーベースを置いて花や緑を楽しむ飾り棚として使ったり…インテリアも楽しめ、実用的にも意匠的にも気に入っています。
◯プライバシーを確保しながら愉しめるキッチンからの眺望
奥まった位置&床レベルを下げることで、外からの視線が遮られて落ち着く場所に。
リビングからとはまた違った奥行きのある景色も気に入っています。おかげで、キッチンに立つだけで気分がスッキリする時も。
遠くの景色を見る習慣ができたおかげで、スマホを見ることが多い中でも心なしか視力も良くなっているように感じます。
◯程よい目線の高さ
キッチンで料理や立ち仕事をしていると、どうしても椅子やソファに座っている人を見下ろすような目線になってしまいますが、キッチンの床レベルを下げたことで、行き交う目線の高さが程よくなりました。
友達や親戚が集まって食事をする際も、料理したり準備したりしながら…立ったまま違和感なく会話ができるように。
お客さんも立っていられると落ち着かない…という感覚がなくなるようです。ものすごくちょっとしたことですが…笑、おもてなしの時に感じる嬉しいポイントです♩
◯グレーのクロスで違った雰囲気を
明るく開放的な正面の窓側とは雰囲気を変え、奥のキッチン側はグレーのクロスでしっとり落ち着いた雰囲気に。
天井もすべて同じクロスを使用し、建具もクロスに近い色で塗装していただくことで、統一感がありまとまりのある空間に仕上げていただきました。
◯グレークロス品番: サンゲツ FE6140
メインテーマでもある「景色」を感じられる空間作りを大切にされていたtomoさん。
キッチンとダイニングにもしっかりと景色が入り込む設計とレイアウトで、景色を眺めながらの食事や料理は楽しいだろうな〜と感じられる素敵な空間でした。tomoさんもおっしゃっていたように、疲れていてもフッとその気持ちを景色が和らげてくれそうですね。
コストをかけられなかったというキッチンですが、周りの空間使いにちょこっとした工夫が随所にあり、お洒落でありつつ使いやすそうな面もたくさん見受けられました。
キッチンの床レベルを下げているおうちをあまり見たことがなかったので、外からの視線やリビング側との目線の高さも計算されている設計に、なるほど〜!と感心しきりでした。
tomoさんのおうちを見ていつも感じるのは、色使いや素材、段差などで変化がつけられていて、落ち着いた印象がありながらも動きのある空間。そこに季節ごとに移ろう景色が更に加わって、絶景を身近に感じながら日常を過ごせるなんて、最高の癒しですね♩
tomoさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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