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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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暮らしに寄り添ってくれるような家を目指して
執筆者:tomo(@9_tomo_)さん
前回のコラムでは、家づくりの始まりとして、マンション売却から土地購入までについてお話いたしました。
今回はその後のお話をしたいと思います。
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足りない部分をプラス。安心して暮らせるシンプルな家へ
土地が決まったあとは設計です。
当時のマンションを気に入っていたため、 新しく家を建てるからといって大きく変える必要はなく、好きなところはそのままに、足りない部分をプラスしようと考えていました。
”私たち"の暮らしにそっと寄り添ってくれるような、安心して安全に暮らせるシンプルな家がいい。そんな思いで家づくりをスタートしました。
ただ、初めからこのことに気づけたわけではありませんでした。
好きなインテリアや素敵な家に憧れを抱けても、自分たちに本当に必要な個室の数、広さ、デザイン、どんな間取りの家に住みたいのか具体的にはわからず、うまく希望を伝えられずにいました。
意気込んでいた気持ちが、早くも折れかけた瞬間でした(笑)
建てたい家を明確にするためにした ”あること” とは
建てたい家を明確にするために、まずは今の住まい(マンション)に目を向けました。好きなところ、改善したいところはどこなのかを観察して、具体的に書き出してみたのです。
ゼロから理想の家を想像するのはとても難しいですが、今の住んでいる家のことならわかるのでは?という思いからでした。
例えば、わが家の場合はこうでした。
◯好きなところ
・リビングの大きな窓
・室内との繋がりを感じられるウッドデッキ
・わさわさとしたオリーブの木
・必要なものをまとめて置けるリビング収納
・玄関すぐにあるファミリークローゼット
・西日が入らないところ
・洗面所にある棚はタオルがサッと取れてラク
上記のように、何でもないような点も記録しました。
◯改善したかったところ
・部屋数が少ない
・お風呂、玄関が狭くて渋滞する
・収納が少ない
・お風呂や玄関の色が好きになれない
・リビングに洗濯物が干してあるのがイヤ(こんなことも。笑)
書き出してみると意外にも好きなところの方が多く、頭の中がスッキリするとともに嬉しい気持ちになりました。
今「イヤだな。気になるな。」と思う点は、きっと新居でも気になるはず。そんな思いから、家族の誰かがイヤだと感じる部分は優先的に潰していくことに。
その結果、満足度の高い家に仕上がったのではと感じています。
求めたのは心地よさ
ハウスメーカーを選んだ基準は、ずばり ”性能” 。我が家は一条工務店にしました。
もっと若くて子どもを授かる前だったら、デザイン重視で選んでいたかもしれません。しかし、三児の母になった今、求めるものが確実に変化していました。
私たちの工夫次第で ”変えられる” 内装のデザインよりも、頑張ったところで ”変えられない” 性能 を、プロに求めたのです。
デザインを諦めたわけではなかったのですが、ベースはシンプルな方が色々な使い方ができると思いましたし、こだわりたかった床材はオプションではあるものの理想のものと出会えたので、最後は迷いなく決めました。
最新の設備は本当に快適で、月々の光熱費が以前と比べて半分以下になる月も。8月に入りましたが、 一度もエアコンを付けることなく生活できています。
我が家はどちらかというと設備に重きを置いていて、災害に強く、温度湿度をコントロールしてくれる家を選んだので毎日の細々とした手間も減りました。
この快適さは、家事育児に奮闘する私を確実に助けてくれていて、住み替えのメリットを実感する日々です。
仮住まいでの心がけと、仮住まいのメリット
バタバタしている間に7ヶ月の仮住まいが始まりました。
校区が変わるため子ども達のメンタルも気になりましたし、物置きのような部屋で生活したくもなかったため、余計なものは足さずに、多少不便でもあるもので工夫しながら暮らしました。
冷蔵庫の上のスペースもしっかり活用し、食器棚を手放したため衣装ケースで代用しました。
ダイニングテーブルは早めに手放しました。
収納のない脱衣所には、マンションではファミリークローゼットで使用していたスチールラックを組み替えて使って。
飾りは少しだけにしました。
仮住まいを挟むと、引っ越し費用に加えて荷造りの手間も増えデメリットもありますが、旧宅から土地まで離れていたため以下のようなメリットもありました。
・土地まで徒歩2分の距離にアパートを借りられたおかげで、部屋や窓の位置を入念に確認でき、外構のイメージもしやすかった。
・段ボールをなるべく開封せずに暮らしてみることで、無くてもいいものがたくさんあったのだと気づけた。
・小さめのアパートだったにもかかわらずなんとなく天井が高い気がして、コンセントの高さなどを測定したりも‥
(マンションでは床から30〜50cmの位置にコンセントがあったのに、仮住まいのアパートは20cmと低かったのです。この気づきは大きかった。)
かかった諸費用を考えても、この先何十年も住むであろう家を近くで見守れたことは、決してムダではなかったと思っています。
こんな風に、少しずつ進めていった家づくり。
次回以降は、これらがどのように新居で反映されたのか、場所別にお話していきたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
初回のコラムで気になっていた「建てたい家を明確するために行ったあること」がわかりましたね。
今住んでいる家の「好きなところ、改善したいところはどこなのかを具体的に書き出す」のは、建てたい家を明確にするためのステップとして、とてもいいアイデアだなと思いました。
ハウスメーカーを選んだ基準は ”性能”でした。あれもこれもと欲張るよりも、どれが大切か一つ選択できるようにしておくのは必要なことではないでしょうか。8月にエアコンなしだなんて、驚きです。
もちろん性能だけではなく、こだわりたかった床材はオプションにされたりと理想の暮らしが実現するよう努力をされています。
仮住まいのメリットのお話も興味深かったです。仮住まいと聞くと費用や手間の面でマイナスに考えがちですが、メリットを見いだしプラスに変えていく力を感じました。
tomoさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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