【暮らしのインテリア】作業員さんたちの休憩所が、趣味を広げるスペースへと変化して~DIYでつくる、自分らしい暮らしとおうち(mumakariさん)

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いつか、人の集まる楽しいスペースになることを願って


執筆者:mado(@mumakari)さん


みなさん、こんにちは。madoです。


我が家のDIYをスペース別にご紹介しているコラム。第10回目は、土建業を営んでいた亡き父が使用していた、我が家の敷地内にある「休憩所」を家族の趣味を広げるスペースに変化させたお話です。


どうぞ最後までお付き合いくださいね。  


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これまでの「休憩所」の使いかた


休憩所は12畳ほど広さで、作業員さんたちのスペースとして我が家の裏の空き地に建てられました。


「休憩所」と言いながら、実は電動の雀卓が備えてある「麻雀部屋」として整えられていて、日曜日の夜には、毎週のように父のお友だちがこの麻雀部屋に集まって夜中まで一緒に楽しんでいたのでした。


父が亡くなってから雀卓は撤去されて、がらんとしたスペースに。ここに私は使わなくなった家具家電や木材の端材などをじゃんじゃん運び、汚部屋状態に…。


上の写真はかなり片付けましたが、写っていない場所にもモノがたくさんあります。これらをいったん車庫に移したり外に出したりして、大急ぎで壁、床、天井を変えていくことにしました。


作業のはじまりは大切な下処理から


壁にはクロスが張られていましたが、我が家の土地は泥炭地で建物も少しずつ斜めになってしまいます。その影響でクロスも割れてしまいがち。


まずは下処理として、木工用ボンドでしっかりと貼りなおします。こうしないと、せっかく壁を新しくしても、すぐにまた割れてしまうのです。 


漆喰を塗る場所には、あみあみのテープを張ります。漆喰は、隙間や継ぎ目部分から割れてしまうので、しっかりした処理をします。テープはホームセンターでも手軽に手に入りますよ。


使った漆喰と道具


ずっと塗ってみたくて昨年から買ってスタンバイしていた「黒漆喰」。この漆喰は練り済みで、クロスの上から塗れるものです。これをアクセントとして奥の壁一面に塗り、他の壁にはグレーの漆喰を。

  

練り済みの漆喰の中でも、私は塗りやすい「うま~くヌレール」を使用しています。今回は「黒」と「コンクリートグレー」にしました。


左官屋さんのような本格的な道具は持っていないので、漆喰を入れる容器は写真左側の100円均一で購入して使い古したプラスチック容器を使用し、コテも100円均一のものを使っています。


漆喰はその後の片付けも大変なので、使用後にざっときれいにしてそのまま処分できるような容器を使っています。ただ、コテはきれいに洗います。しっかりときれいにしないとすぐ錆びちゃうのです。  


使った黒漆喰は昨年の寒さで凍ってしまったようで、練っても練ってもバラバラしてしまって…。保管も気を付けなくてはと反省しました。


塗り作業のすすめかた


今回は壁一面を黒いペンキで塗った後に、ニュアンスづけでバラバラとした黒漆喰を水を加えて練って、壁に塗りつけていきました。(たくましい背中、失礼します)


心折れそうになりながら、天井にはグレーのペンキを。この部屋には今は電気が通っていないので、夕暮れと勝負しながら一気に作業していきます。(たくましい全貌、失礼します)


壁に、グレーの漆喰を塗っていきます。


コテは前述したように100円均一のもの使っていて、小さなコテで壁一面ぐるりと塗りました。塗る面積が広いので、今回ばかりは職人さんが使うような大きなコテが欲しいと思いました。


床は天井と同じペンキを塗りました。本当はフロアタイルやクッションフロアを検討しましたが、なるべく予算をかけずにすませたかったのでペンキに。


通常、ペンキ床の仕上げには傷や汚れ防止のために「ウレタンニス」を最後に塗りますが、ペンキ剥がれや傷がついてもまた味になるし、ツヤなしの質感も好きなので、今回はこのままにしました。


眠らせておいた家具と購入した家具


家具類は我が家で使っていたものや、購入したりいただいたりして倉庫に眠らせていたものでディスプレイしました。


リサイクルショップで購入して眠らせておいた引き出し付きのもの。ニスをはがしたり色を変えたり、どんなふうに使おうか悩み中ですが、しばしこのまま使用します。  


こちらもかつてリサイクルショップで購入しました。脚もかわいいんですが、正方形の天板がツボにはまりました!  


椅子は新たにリサイクルショップで見つけたもので、お値段880円でした。2脚あったので即決です!お安いし、かわいい!!


細かな部分にこだわりを


家具や小物などもせっせと運んで、あとは細かい部分を。  


何年も車庫で眠っていた端材や作りかけの箱などを物色し、使えそうなもので窓枠を作ります。


窓枠は、ただ枠のサイズに合わせて切って、ネジで留めただけ。それをふたつ作って色を塗って、100円均一の蝶番で壁に付けます。


窓枠のサイズぴったりに合わせるには木材が足りなかったのですが、買い足すまでもないなぁ…と、あえて寸足らずで仕上げました。これはこれで良し!と納得しています。 


写真右側上の黒い格子は安いすのこを黒くペイントして、かつて家の中で使用していたもの。エアコン隠しにしています。 


奥のベビーベッドは、私が通っていた幼稚園が閉園するときに、捨てられる直前だったものをいただいてきて車庫に入れていました。子どもたちはここでよく横になっています。


天井には100円均一の洋灯吊りをつけ、ワイヤーをつけてドライフラワーを吊るしました。


写真左の棚も前述の幼稚園で捨てられそうだったもの。かつて我が家の子ども部屋やリビングで活躍してくれましたが、狭い我が家では置き場所を選んでしまうのでこちらへ。


今回、新たに買い足した小物や家具は880円の椅子のみで、その他には塗料を購入して仕上げました。


新しくなったスペースでしてみたいこと


新しくなったこのスペースを、子どもたちはとっても喜んでくれています。


お花が好きな長女は、かわいい作品を作るように。 


次女はあまりお花に興味がないので、本を読んだり寝転んだりしています。 


かつて父が楽しんだように、ここは人の集まる楽しいスペースだったので、今の状況が落ち着いて人が集まれるようになったら、ここで何かしてみたいなぁ…と、考えるだけでわくわくしています。


今回も我が家のDIYのお話に最後までお付き合いくださってどうもありがとうございました。 



いつもmadoさんのDIYは、それまで使っていた空間を今の暮らしに合わせて使いやすくして、気分にもしっくりくるインテリアにするというパターンだったと思います。


今回は、madoさん自身が直接使っていた空間ではなく、また、離れのような場所になるので、DIYのお話を伺った時からどんな風になるのだろう、何ができるのだろうととても気になっていました。


家族の趣味を広げるスペース、とても羨ましいです。


別空間にあることで日常や家事を忘れて趣味の世界に入り込んで過ごせそうです。多少散らかしたり作業中の状態のままで置いていたりしても、気にならなそうなのもいいですね!


以前にリサイクルショップで購入して眠らせておいたものたちや、他で使われていたものたちも、まるでこのスペースの完成を待っていたかのように、しっくりと馴染んでいますね。


かつてお父様が楽しまれたように、いつかここで何かがしてみたいというmadoさんの思いが、叶う日が早くくることを願っています。


madoさん、今回もありがとうございました♩

(編集:kaori)


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