【暮らしのインテリア】工夫を凝らし自分好みに近づける。上手く組み合わせてカスタマイズしたオリジナルのキッチン〜育児と家事がしやすいこだわりの家(ie_aoiさん)

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半造作と面材オーダーで、理想の見た目とコスパを追求して


執筆者:@ie_aoi(aoi)さん


こんにちは。今回は、我が家のキッチンについてお話します。


キッチンは、お家作りの中でもコストを抑えた場所です。というのも、ヘリンボーン貼りの床やタイル、その他細かいところで確実に値上がりしていくだろうと思い、削れるところは削りたいと考えたからです。


・・・ですが、結果予算を下回るお家の値段になったので、もっとキッチンにお金をかけても良かったかな、なんて今になっては思いますが。笑


とはいえ、コストを抑えながらも好みの見た目に近づくようとにかく工夫を凝らした場所なので、私が工夫したことがどなたかの役に立てればいいなと思い、お話をさせていただきます。


aoiさんの前回までのコラムはこちら


予算の中でできることを探して


キッチンを決める際はInstagramを見たり、キッチンメーカーのオンラインカタログを読み込んだりして、入念に下調べをして挑みました。しかし、自分の好みと予算とが合致するものがなかなか無く、キッチン選びは難航・・・。


そんな中、Instagramを通じて知ったのが、タカラスタンダードのオフェリアならカタログに載っている面材以外からも選んで特注できるという情報です。


オフェリアはビルダー向けの商品らしいのですが、幸運にもうちの工務店で取り扱いがありました。


そして、面材のオーダーを交渉したところ、

アイカ工業のメラミン化粧板の中からキッチンの面材を選ぶことは可能

・天板の特注は不可

・特注の面材でJ型引き手は不可


という回答でした。(どこまで対応できるかは、店舗によって大きく異なるようです。)


そこで、吊り戸棚の色は既存の

TYU2686c(タカラスタンダード)

キッチンとカップボードの色は特注色の

TKA6400kt74(アイカ工業)

を選びました。


見積もりを取ってみると、面材変更にかかる費用を入れても標準と同程度の価格になったので、オフェリアを採用することにしました。 


キッチンに黒を選んだ理由


TKA6400kt74(アイカ工業)は、マットなブラックの面材です。他のメーカーにも黒はあったものの、柄が全く入っていない黒が良くてこちらにしました。


私が黒のキッチンにしようと思った理由は、リビングダイニングのインテリアとの相性と、取手やゴミ箱を目立ちにくくするためでした。ここだけの話、オフェリアに標準装備されている取手があまり好みではなくて。それならいっそ扉の色に溶け込ませてしまえと思ったんです。


ゴミ箱も、あまり目立たせたいものではないですよね。でも黒のゴミ箱なら市場によく出回っているし、カップボードに溶け込ませやすいなと思いました。


ただ、柄も入っていないマットな黒は、汚れがとても目立ちます。キッチンは水を使う場所なので、特にシンク下や食洗機の部分は水跡が付きやすいのが難点です。


造作のカップボード天板


もう一つ我が家のキッチンで工夫した点は、カップボードの天板を造作にしたことです。タカラスタンダードに天板無しのカップボードを作ってもらい、後から工務店に天板を取り付けてもらいました。


オフェリアでは木目調のカップボード天板は選べないのですが、造作をお願いすることで好みのデザインに近づけました。


こちらの天板もアイカ工業のメラミン化粧板で、吊り戸棚と似た色味のものを選びました。キッチン前のカウンターや学習コーナーのカウンターにも同じ化粧板を使っています。


造作の腰壁と吊り戸棚


我が家のキッチンは何度も言うようにコストをかけなかった部分なので、リビングからは隠れるようにしようとキッチン前には手元が隠れる腰壁をつけました。


そしてその腰壁を利用して、キッチンの作業スペースの部分に取り付けたスパイスニッチ。キッチンペーパーと砂糖、塩の容器をここに収納しています。特にキッチンペーパーは、濡れた手でもさっと取ることができて料理がとてもしやすいです。


吊り戸棚は高さが50cmのものを選びました。使いやすいように、取り付け時は立ち合って、自分の目線や手の届き具合を確認してから高さを指定しました。


少し小物を飾るスペースも欲しかったので、工務店に、吊り戸棚の横に飾り棚を作ってもらいました。


拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


お家作りではどうしても予算があり、やりたいことを諦めなければならない部分も多いですが、「こんなこともできるかもしれない」「こんなやり方もあるんだ」と、お家作り中の方に思っていただけたら幸いです。


家づくりにおいて、予算の壁が立ちはだかることはよくあります。予算内でどこまで理想に近づけるかは、とても悩ましい問題でもありますよね。


そんな中でも、コストをかけられない部分にも工夫を凝らして、納得のできるキッチンを作り上げていったaoiさん。既存のものと造作を上手く組み合わせたことで、オリジナリティのある素敵なキッチンになっていました。


全てが造作のように見えて、ここは既存のものだったんだ〜とまさに思ったほど。コストカットしたようには見えない完成度もさすがです。


印象深かったのが、黒を選んだ理由にゴミ箱や取手を同化させて目立たなくするというアイデア。考えつきもしませんでしたが、小さな部分まで自分の好みを追求したaoiさんのこだわりを感じますね。


メーカーや工務店によってもできることが違っていたりする場合もあると思いますが、自分のこうしたい!を突き詰めていくと、実は知らないだけで選択肢はたくさんあるのかもしれないです。


後悔しないためにも、やはり追求していくことって大事なんだなと感じました。


aoiさん、ありがとうございました!

(編集:maki)


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