【暮らしのインテリア】毎日使う場所だから。スッキリ無駄のない動線を意識した洗面・ランドリースペース〜居心地の良さを求めた暮らし方(my__.home__iさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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造作で叶えた理想のサイズと収納の仕組み


執筆者:mai(@my__.home__i)さん


前回のコラムでは、SNSを活用し「予算と理想の両面で納得のいくキッチンができるまで」をご紹介しました。


今回はキッチン同様、思い入れの強い「造作洗面所とランドリースペース」について。洗面台をどのようにオーダーしたのかも詳しくお話したいと思います。


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使いやすさと見た目もこだわった造作洗面スペース


家づくりの際SNSなどで情報収集をしつつ、素敵な洗面所を見つけては画像を保存し「どんな洗面所にしようか」と想像を膨らませていきました。


私がここで重視したのは「家族が並んで歯を磨ける横に広い洗面所がいい」ということ。まずは設備よりも優先的に間取りを決めていくところから考えていきました。


家族が並んで立つには、やはりゆとりあるサイズの洗面台が必要になってきます。


横幅が2mほどになるとメーカー品を採用するよりも造作した方がコスト的にもお安く、 自分の気に入ったデザインにできることから工務店にお願いして造作していただくことに。


◯造作洗面所詳細

・天板:アイカ工業/スタイリッシュカウンター

・サイズ:幅2062×奥行き580(mm)

・面材:アイカ工業/JC-533K

・床材:sangetsu/フロアタイルS728


自分の暮らしにフィットするように


洗面スペースにも“ズボラな私”だからこそ、こだわった部分が多々あります。


天板と洗面ボウル部分はSNSで見かけたアイカ工業のスタイリッシュカウンター。天板とボウルが一体型になっていて、人工大理石の洗面台はシームレスなデザインで見た目もスッキリ。


繋ぎ目がないのでお掃除のしやすさも抜群という点が決め手となり「洗面台はスタイリッシュカウンターにしよう」とすぐに決定しました。


天板以外にもメラミン化粧板の種類が豊富なアイカ工業のショールームに伺い、 実際に素材を見て触れながら色味を決めていきました。


天板下の引き出し収納はタオルや身だしなみを整える道具以外に、子どもたちの洋服なども収納したいと思い予めサイズを指定してつくっていただいたもの。


我が家の場合は工務店に造作家具屋さんを紹介してもらい、アイカ工業の代理店さんと造作家具屋さんも交えて打ち合わせをし、そこで私の希望する寸法を伝えて造作してもらいました。


収納が苦手なので、ここの引き出しの中はざっくり収納で。もう少し綺麗に収納できるように努めたいところですが、今のスタイルがストレスなく続けられる秘訣なのかもしれません。


鏡は鏡.COMからオーダーして施主支給し、施工は工務店にお願いしたもの。種類やサイズも自由にオーダーできるので、家族が並んで支度ができるように大きな鏡を採用しました。


日常的に使う歯ブラシも「きっと掃除が行き届かないだろう」と思い、生活感を隠せるように壁をふかして扉付きのニッチの中に収納できるように。


キッチン本体をグレーにして床は木のブラウンにしたので、洗面所は床をグレーにして洗面所台下をブラウン、天板はキッチンも洗面台もホワイトで統一してカラーリングを揃えたのもこだわった部分。使用するカラーを3つに絞り、まとまりを持たせて繋がりを意識しました。


生活に欠かせないランドリースペース


マンションに住んでいた時はリビングに服が散らかっていたり、脱いだパジャマがソファに置いてあったり...。リビングダイニングのどこかに常に脱いだ衣類が置いてあるような状況でした。


ずっとそのことが気になっていたので、今の家を建てる際には“脱ぐ→洗う→干す→片付ける→着る”といった洋服に関する一連のルーティンを全てひとまとめにしたいという思いがあり、洗面スペースの隣にランドリースペースを設けました。


2畳ほどと決して広くはない空間ですが、部屋干しメインの我が家にはなくてはならない場所となっています。


予算にも土地にも限りがあり、一階に大きなファミリークローゼットという希望は叶いませんでしたが、洗面台にたっぷりの引き出し収納を設けたりランドリースペースにも服を収納できるようにしたり、収納するものに合わせて仕組みを考えていきました。


ここには洗濯機と大人の服と肌着を収納するチェストを置き、そのシーズンで使う服は基本的にこの中に収まるもので着回すようにしています。


洗濯物も洗ってすぐ干せるように洗濯機の向かいにポールを付けて動線にも無駄がないように。洗濯物が多い時はお風呂場もフル活用して干しています。


サーキュレーターを回しているのもあって部屋干し臭は気にならなず、とても快適に過ごせています。


乾いた洗濯物はチェストと洗面台下の引き出し収納に。洗って→干して→収納するまで、すべてここで完結できるようにしました。


色々と諦めた部分もありますが、やはりこのランドリースペースは我が家には欠かせない場所であり、家づくりで採用してよかったなあと思うことの一つ。


扉付きニッチをつくったり、洗面下にざっと服やメイク道具を片付けられる収納を設けたり、生活感を出来るだけ見せないような工夫をしたからこそ片付けや掃除が苦手な私でもスッキリとした空間を保てているのだと思います。


私の家づくりの工夫がこれから新たにお家を建てられる方にとって少しでも参考になったら嬉しいです。



毎日何度も使用する洗面所。数年前に家づくりをして今になって思うのは、見た目のオシャレさはもちろんこだわりたいところですが「暮らしの中で実際に使っている様子を想像することができるか」がとても大切だということ。


数年経てば子どもも成長したりライフスタイルが変わったり、朝の身支度の時間が重なるかもしれない...。まさに今の我が家がそうで、朝の身支度の時間は洗面所がごった返して大変。だからこそmaiさんの洗面スペースのように家族が並んで身支度ができるというのは本当に便利だろうなと思います。


SNSで情報収集をしつつ「自分たちはどんな暮らしがしたいか」を明確にし、前の暮らしで改善したかった点をしっかりと見つめることで動線に無駄のない今の家での暮らしの仕組みができていったのですね。


散らかってしまうのは散らかす人が悪いのではなく、片付けやすい収納の仕組みが整っていなかったから。洗濯に関連する脱ぐ→洗う→干す→戻すといった全てのことが一箇所で完結できるのは時短と家事楽につながり、自然にお部屋のキレイをキープできるのだということがコラムを通じて伝わってきました。


どうしても生活感が出やすい洗面・ランドリー周り。とてもスッキリとしていて清潔感もあり、使い勝手の良さと見た目の良さを両立されているのが本当に素敵です。冬は特に億劫になりがちなお洗濯ですが、こんな空間があったら作業も捗るのではないかなと思いました♪


maiさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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