毎日ときめくキッチンでありたい。tsuki_24さんのキッチンを探索!【造作 モルタル 無垢】

厨房とカフェがミックスしたキッチンスタイル


3人のこどもの子育てに奮闘中のtsuki_24さん(以下、つぅさん)の造作キッチンについて紹介していきます。


とにかく好きな物、一目惚れした物を取り入れたというキッチン。 モルタルやステンレス、ガスコンロが厨房をイメージさせ、無垢やデザイン性の高いこものが並ぶ飾り棚はカフェを連想させてくれます。


気になるお手入れから、つぅさんのキッチンに対する想いまでお聞きしました。共感できる点も多いかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。


のんびりお茶でもしたくなる雰囲気がありますね。


(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)


メーカー:造作キッチン


つぅさんのキッチンサイズ

全長:2500mm(モルタル合わせると2600mm)

奥行き:650mm

高さ:860mm


デザイン

天板:ステンレス

キッチン縁:モルタル

コンロ横タイル:名古屋モザイクタイル


その他

食洗機:Panasonic/NP-45RD6S

水栓:GROHE

ガスコンロ:ハーマン(HARMAN)/プラス・ドゥ

レンジフード:富士工業


背面収納(造作)

全長:1850mm

カウンター奥行き:500mm

カウンター高さ:860mm


つぅさんのコダワリ


中は厨房のように、リビングからはカフェのように


つぅさん

キッチンは当初より造作と決めていました。 

グローエの水栓、ハーマンのガスコンロに一目惚れし、これは造作!とキッチンの設計を進めていきました。


天板をステンレス、レンジフードも四角いお店風のものを採用することで厨房のような雰囲気をつくりました。また、キッチン道具もステンレスで揃えるくらいステンレス好きです。


キッチンはフラットにせず立ち上がりを作ることで、リビングから中のステンレスは見えず背面の飾り棚のみ見えるようにし、カフェのような雰囲気をつくりだしています。


キッチン側の扉には自分好みのアイアンを施主支給でつけています。

デザイン性もそうですが、鍋等(重いもの)も入れる予定でしたので、取っ手をつけました。


余談ですが、アイアンは濡れた手で触ると錆びます。 おそらく何か一応塗装されてると思うんですが、私は気を付けて良く拭いてから触っています。 ただ、子供たちが水を垂らした所がありまして、そこは少し錆びてました!濡れた手で触る方は、アイアンでない素材の方が良いかと思います。


フルフラット型と迷われましたか?

フルフラット型とは迷いました。 

ここは感覚的な部分ですので表現が難しいのですが、フラット型にすると天板のスンレスがキッチン全体を占め、カッコよくなりすぎると感じたんですよね。俗に言う男前キッチン的な雰囲気です。


ステンレスは好きですので、余計にコダワッタところはあります。 

例えば、ステンレス天板を巻きつける施工にするか、それとも上から置くだけの施工にするかだけでも、カッコよくなったりモダンになったりと、施工方法一つで雰囲気が変わってきます。


前述した通り、私はキッチンに立っている時は厨房のように、リビングから見えるキッチンは飾り棚だけが見えるようなカフェのようなイメージで全体設計をしました。 

そのため、リビングの理想にはステンレスが見えない方がイメージに近かったのでステレスが見えないように立ち上がりを付けました。


ただ、最近こども達が料理をお手伝いしてくれるようになりまして、そんな時はフラット型にしたらよかったなぁと思う事もあります。こども3人でお手伝いの時は、キッチンが手狭になるので、フラット型だったら、もっと気軽にお手伝いもしやすいかなと思いますね。


グレーがキッチンをリビングを繋ぐ


キッチン前のカウンター周りはモルタルになります。 

モルタルは塗り方(コテの抑え具合など)でも出来上がりの印象が変わってきますので、私はあまり色味が変わらないよう統一した仕上げをお願いしました。


色合いにバラつきがでてしまうと自分のイメージとは離れてしまうので、よりモダンな雰囲気を出せるよう色味を均等に、という点にはコダワリました。


タイルにもちょっとしたコダワリを 


気がつく方はあまりいませんが、キッチン横のタイルはマット白とツヤ白を混ぜて立体感が出るようにしています。タイルを施工する日は毎日現場に行き、確認してましたね。


マットとツヤを混ぜる場所も自分で決め左官屋さんにこの場所とお願いしました。 本当に自己満足なんですが(笑)なかなか気がつく人もいませんがお気に入りポイントです。


ハーマン(HARMAN)のコンロ


商品

ビルトインコンロ プラス・ドゥ


高火力・鋳物製ゴトクが存在感ある本格派コンロ。


特徴

レトロなデザインを残しつつ、最大の4,510kcal/hの強火と、揚げ物の温度調整機能も備えた優れもの。また、国が定めた基準をクリアしたSiセンサーを搭載しているため、火の消し忘れ防止や自動ガスストップ機能もあり安心な設計のコンロです。


詳しくはこちらをご覧ください。


つぅさん 

一目惚れしたハーマンのガスコンロですが、コンロ、グリルのタイマーや、揚げ物の温度設定、ご飯やおかゆの炊飯も出来る機能など、使い勝手の面でもとても満足しています。


ただ、料理中にこぼれた時に五徳が邪魔をして、すぐに拭けないのが残念ポイントではありますが、この見た目、機能が私は大好きなのでハーマンにしてよかったと思ってます。


おうちのイメージカラーを収納にも活かす


見せる収納にはコダワリを持つ


つぅさん 

見える部分は色をなるべく統一するようにしています。キッチンや部屋とも家づくりする時点から、白、木、モルタルのイメージで造ってきましたので、見せる収納は、シルバー、白、半透明、ガラスを意識しています。


白が多ければモノトーン・シンプルインテリア、木の物が多ければナチュラル、シルバー(グレー)が多ければインダストリアルになると思いますが、私はその3つのどれかに属するのではなく、それぞれ良い点を取り入れようと考えています。


ですから、カフェのようなスタイル、海外インテリアのような雰囲気を出せるように色彩の割合も気にしたりしています。


実は、カラフルで可愛い食器も好きではありますが、飾り棚に置いてしまうと色味が強く出てしまい私が追求している雰囲気とは外れてしまいます。 

見える所はあくまでもおうちのイメージカラーを中心に添え、所々にお気に入りのカラーを散りばめるように意識しています。


キッチン収納

・シンク下

ビニールは時短のために結んでポンっとしまっています。


・コンロ下


背面収納


背面収納はリビングから見える場所ですので、とにかくシンプルを意識し取っ手なしでも開け閉めできるように設計しています。 

スッキリした見た目を希望していましたので、仕上がりには大変満足しています。


扉が観音開きなため、奥の食器が若干取りにくいと感じることもあり、引き出しの方が出し入れは楽だったかもしれません。


保存容器やヨーグルトメーカーお弁当箱を収納しています。左上の手前(半透明ケースの前)空いてるのは、野田琺瑯の保存容器をここに重ねて入れてます。 (撮影時は使用中で写っていません)


キッチン収納に入りきらない鍋は背面に収納しています。 右下引き出しにあるのはお茶のストックです。


観音開きの上に引き出しがありますが、そこは、 左からカトラリー、コップ類、お茶碗とスープ皿、調理器具と種類ごとにわけています。


飾り棚の上には、好きな作家さんの作品や、来客用のカップを飾っています。


キッチン用品はついつい収集したくなりますが、「あって便利な物は、なくても平気な物」としてなるべく使い道が多様な物を買うように心がけています。


キッチン奥の可動棚

サイズ:奥行き500mm*幅930mm


主に家電と、毎日の様に使うものです。 

1番下はオーブンレンジ、炊飯器。下から2段目は主に毎日必ず使うもの、お茶パックや、ヨーグルトセット。 ここの台の上にもお皿等置いて作ったりもします。 こちらの棚の前が冷蔵庫になります。 


家電の下も収納になってます。 ここは主に缶詰、穀米、調味料のストックです。 右のシルバーのゴミ箱はプラスチックのゴミを入れてます。


キッチン前面の収納

サイズ:奥行き320mm


キッチン前面ですが、全て収納になっています。 

主に、こども達が読む本だったり、リビングで使う物を中心に収納しています。元々絵本や雑誌を収納しようと考えていましたので、奥行きもそのサイズ感に合わせて設計しています。


あまり奥行きのある収納は使い勝手に良さを感じないタイプでして、320mmというサイズ感はしっくりきています。


パントリー

サイズ:奥行き:370mm


白い扉を開けた所がパントリーです。食品や調味料などストックはほとんどしていません。パントリーに入るのみです。私はストックを管理するのが苦手で(賞味期限など細かい管理が必要ですよね)、必要なものが無くなりそうになった時に買い足すようにしています。


あまり買い置きはしないので、私は半透明の方が在庫の確認がしやすいです。


パントリーのサイズが大きいとどうしても収納しがちかなと思いますので、私と同じタイプの方は普段使いの収納量を把握して設計されても良いかもしれません。


つぅさんのキッチンに関するQ&A


普段のお手入れはどうされてますか?

ドーバーパストリーゼ77を吹きかけてキッチンペーパーで拭いてます。 

汚れが気になる時は、ウタマロクリーナーや、ハイホームで磨くようにしています。


モルタルやステンレスのお手入れや汚れはどうですか?


モルタルにはクリア塗装を塗ってもらっています。水ハネや調理中の汚れは直ぐに拭くようにしていますが、果物や油等のシミは残念ながら染み込んでいきます。


ステンレスキッチンですが水垢も付きやすいのでこまめなお手入れが必要です。 私はズボラですので、水がハネる度にに拭いたりはしてないのですが、気がついた時にメラミンスポンジで磨いたり、クリーナーでお掃除したりしています。


改善点があるとすればなんでしょうか?

立ち上がり部分をモルタルにしたのですが、ここはステンレスにして貰えばよかったなと思います。調理中に水や油が結構飛んできますので、シミになりやすくお手入れがやや面倒です。


あとは、床や面材を無垢で造りましたので、油とかが飛んでしまうとシミになりやすいですね。


おすすめのキッチン用品があれば教えてください

商品:柳宗理のボウル


小さいサイズのもので、卵焼きを作る時も液だれしなくストレスフリーです


商品:野田琺瑯(ホワイトシリーズ) 

こちらもよく使用しています。見た目もシンプルですし、何より直接コンロにかけることができますので、おやつのゼリーを作ったり、お菓子、グラタンを焼いたりにも利用しています。 

使い道が多様で重宝しています。


キッチン道具はステンレスで統一 

おすすめとかではないのですが、厨房感を出した点と、使い勝手もよいステンレス製のキッチン道具を使っています。


最後にキッチン設計への想いをお聞かせください

ここまで読んでいただきありがとうございます。  


家づくりでも言えることなんですが、見た目が良いもの、素敵な物は必ずしも掃除がしやすいとは限りません。タイルだったり、モルタルだったり。私はどちらかと言うとお掃除も大好きではありません。苦手だからこそ、好きな素材を使い、汚れない様に掃除することが出来てます。


コンロ横がパネルだったら、サッと拭くだけで綺麗になると思います。lHもそうですね、サッと拭くだけで綺麗になったり、揚げ物の時は、紙をしいて油ハネをガードしたりできます。


見た目と使用感、掃除のしやすさは、みなさんすごく悩む所だと思います。 見た目がよくて掃除しやすいものが一番だと思うんですが、だいたいどちらかを妥協せざるを得ません(笑)


私は色んなものが並んだキッチンもすごく憧れるんです。ただ、お掃除も収納もあまり得意ではないので、お掃除がしやすい様にあまり物を置かない、増やさないようにしようと考えています。ですから、選ぶ素材にはお気に入りの物を。と考えこのキッチンにしました。


私にとっては、タイルやキッチン、水栓が、見せるものなんですね。

自分のお気に入りのものを素敵にコーディネートできる方は、キッチンがシンプルだとより生えて素敵になりますよね。 キッチンは私が一番長くいる部分ですので、お気に入りに囲まれたキッチンは居心地がいいです!


キッチン周りもモルタルにタイル、ステンレス天板、グローエの水栓、ハーマンのガスコンロと取り入れたかったものを全て形にできて満足しています。


いかがでしたでしょうか。


確かに、服でも、靴でも車でもなんでもお気に入りのものって大切に扱ったりしますよね。 

もちろん、普段汚れる場所ではあるキッチンですので、それなりの覚悟が必要ではありますが、自分が好きな物を追求する点は共感しますし、素敵だなと感じました。


つぅさん、ご協力ありがとうございました!


つぅさんのインスタグラムはこちらよりご覧いただけます。 


今後も少しずつ、記事を更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

インスタグラムもフォローいただけると嬉しいです。    

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