「空をつかまえる家」開放感抜群のリビング。a.o.homeさんのリビング・ダイニングを探索!【住友林業 無垢 吹き抜け】

大きな窓から射す光の角度が素敵です


リビング一面に広がる大きな窓と、開放感抜群の吹き抜けのあるおうちにお住まいのa.o.homeさん(以下、ayaさん)のリビング・ダイニングをご紹介していきます。


お手入れのしやすいシンプル&ナチュラルなインテリアを心がけてるayaさんですが、とてもやんちゃ盛りな男の子二人がいるとは思えないほどスッキリしたリビング・ダイニングです。


そして、何よりこの吹き抜けと大きな窓はコダワリのポイントだそうですが、住まわれる中で感じるメリットや、暑さ、寒さ対策、そしてインテリア〜ハウスメーカーの採用理由まで詳しくお聞きしました。


ブラインドを開けると明るさと開放感が写真からも伝わってきますね。


(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)


ayaさんのコダワリ


自分の部屋のように居心地の良いリビングへ


ayaさん

家を建てるにあたり、間取りの打ち合わせで私たちが設計士さんに伝えたのは、とにかく明るいリビング・ダイニングを、という希望でした。


リビングやダイニングは家族が一番長い時間を過ごす場所だと思います。今は小さい子ども達が、大きくなってからも、自分の部屋よりもつい長居したくなるような居心地の良いリビング・ダイニングにしたいという気持ちがありました。


また、設計士さんには私の実家(築20年の戸建て)の間取りを持っていき、住んでいるときから不満に思っていた風通しや動線の悪さ、間取りの改善点を伝えることで住み心地を求めました。


開放感抜群の吹き抜け


吹き抜け広さ:7畳


日照時間が少なくどんよりとした天気が続く北欧のような?! 北陸の冬でも、明るく過ごせるリビングを。設計士さんが実際に土地を見に来て設計してくれたのですが、最初にいただいたコンセプトは「空をつかまえる家」でした。


天気のいい日は上の窓から青い空が見えるのがとても気持ちがいいですし、曇りの日でも 日中は電気をつけずに明るく過ごせます。 また、約1170mm幅の窓が6枚続いているので、開放感があるところも気に入っています。


ちなみに、実は今の場所(地元です)に引っ越す直前までは東京に住んでおりましたので、打ち合わせは都内で行い、設計段階で設計士さんに土地を見に行ったいただいた経緯があります。

少しややこしくてすみません。


開放感を損なわない和室造り


LDK広さ:19畳(+和室:4.5畳)


実家がほぼ畳という環境で育った主人にとって、和室は外せない部屋でした。 

ですが、我が家には改まった来客はほぼないですし、客室としての広い和室は普段使われない可能性が高くもったいないと感じていました。


そこで、こどもが幼いうちはキッズスペースにしたり、ゴロンとくつろいだり、洗濯物を畳んだり、 そんなあいまいな使い方をする和室が欲しいというのが希望でした。


結果的に4.5畳の広さ、リビングに続く小上がりというのはまさに理想通りの和室(畳コーナー)でした。加えて、和室には壁を設けず、仕切りはプリーツスクリーンを採用しました。


こどもが小さい時に和室で寝かせたり、誰かが泊まりに来た時など年に数回しかない場合に備えてリビングと仕切れるようにしました。


LDKは19畳ですが、壁のない畳コーナーのおかげで、畳数以上の開放感を感じることができます。


人通りと風通しの良い動線設計


キッチン横からもリビングからも入れる洗面所の動線は家事をする立場としては本当に便利です。 

また、リビングの窓と並行の位置にある和室の小窓や、キッチンから繋がるお風呂の窓を開けると風が通り抜けて気持ちが良いです。


一つこうすれば良かったなという点を上げるとすれば、洗面所へ入るドアに鍵をつければよかったです。


洗面所のドアを開けるとリビングが丸見えになるので、着替えてる時にこどもがふざけて開けると大変です。 自分達だけならまだいいのですが、友人が泊まりに来たときはこども達がふざけて開けてしまわないかハラハラしました。


優しい色合いを醸し出すオーク材の床


特徴

商品:マルホン/ヨーロピアンオーク床暖房対応挽き板(FEKE23-122)

材質:オーク材

塗装:オイル仕上げ

その他:床暖房対応


詳細はこちらをご参照ください。


無垢床との出会い


ayaさん 

設計当初から夫婦そろって床は絶対無垢!というのが希望でした。しかし我が家には7畳の吹き抜けがあり、 家を建てる場所も北陸ということで、営業さんや設計士さんからは床暖房をつけた方がいいと勧められていました。


けれども、床暖房対応の無垢床となるととたんに種類が少なくなり、 住友林業クレスト(住友林業のグループ企業)が提供する床材にも、床暖房対応で、なおかつ私が希望する13センチ幅のオーク材はありませんでした。


色々調べていると、無垢床にはオイル仕上げとウレタン仕上げの違いがあることを知りました。 

何となく無垢床を希望していた私達ですが、自分達の好みとよく向き合ってみると、木の素材感を生かしたオイル仕上げは外せないとなりました。 

ウレタン仕上げの方がお手入れが楽ですが、木の風合いがオイル仕上げよりも失われるイメージがありました。


(参考)ウレタン・オイル塗装の違い


しかし、やはり住友林業クレストが提供する床暖対応の無垢床や挽き板ですとウレタン仕上げしか選択できませんでした。


調べていく中で、マルホンの床暖房対応の挽き板なら、オイル仕上げもあることを知り採用することを決めました。


特徴としては、挽き板ですが無垢の部分が3mmの厚さがあり、オイル仕上げなら多少傷がついても無垢床と同様にサンドペーパーで削れお手入れも可能です。加えて、色合いや肌触りもよかった点も決め手でした。


※ムクリ調べ

挽き板でも無垢の部分が1.5mm以上厚さがあると、通常の無垢と同様のお手入れができます。


注文住宅あるあるかもしれませんが、当時スケジュール的にもあまり時間(猶予)がなく、他の床材メーカーまで実際に見にいくことができませんでした。結果的に大変気に入ってますし、ラッキーだったかなと思います。


一口で「無垢」と言っても、木の種類も様々ですし、同じ木を使った無垢床でもメーカーによって質感や色合いが全然違ったりします。床にコダワリがあり、時間に余裕のある方は、ぜひいろいろなメーカーのショールームへ行ったりサンプルを取り寄せたりして実際に触ってみることをお勧めします。


オイル仕上げとマルホンのデメリット


マルホンの床材は色合いや質感が本当に良く大変気に入っているのですが、物が良い分、他のメーカーより割高に感じました。


ですからコスト面を考慮し、2階のフロアは住友林業クレストが提供する栗の無垢床を採用しました。 実はコスト面だけではなく、最後まで純粋な無垢床にコダワリがあった主人への提案(折衷案)でもありました(笑)


オイル仕上げの欠点は、水に弱いというところです。特にキッチン周辺は知らずに飛んだ水滴が乾いてシミになってしまっています。


ダイニングの下は、まだこどもが小さいのでクリアマットを敷いて保護しています。


商品:マックスシェアー/PVC製クリアダイニングマット


クリアマット特有のペラペラした感じもなくしっかり厚みがあります。また、表面はエンボス加工で汚れもしっかり拭き取れ、嫌なテカリもありませんので、小さいお子様がいるご家庭にはオススメできます。



住友林業への決め手


「木の力を活かす先進技術」

住友林業の家は、木の力を活かす先進技術によってつくられます。 耐震性、耐火性、耐久性など優れた性能を備え、安心して長く住み継いでいけます。


特徴

・ビッグフレーム構法


主要構造材に独自に開発したビッグコラム(大断面集成柱)は一般的な柱の5倍以上の幅があり、高い剛性を備えています。


接合部は金属相互を直接結合するメタルタッチ接合を併せて採用することで、「大開口のある開放感あふれる空間」や「各階の空間を自由に構成できる構造」を実現します(HP参照)


ビッグフレーム構法の詳細はこちらをご参照ください。


他のハウスメーカーも選択肢にはありましたか?


ayaさん 

先述している通り昨年までは東京に住んでおり、主人の地元に家を建てることを決めてからHM探しを東京で始めました。


家は何となく木造がいいという漠然としたイメージがあり、大手のHMでは住友林業の他に一条工務店と積水ハウスを回りました。(当時友人が住友林業で建てたこともあり、何となく候補に入れていました)そのほか、地元の地場HMと工務店も2件回りました。


当時、土地もまだ決まっておらず、ぼんやりとしたイメージしかない私達に一番親身になって丁寧に対応してくれたのが住友林業の営業の方でした。


こちらの疑問や不安に思うことも誠実に答えてくれ、まだ若い方でしたがとても熱心に対応してくれました。地元のHMや工務店も検討したのですが、肝心の打ち合わせが基本的にメールや電話でしかできず、私達も頻繁に通うことが出来ないので諦めました。


住友林業の家自体も気に入ったのですが、最終的には営業の方の人柄と、出された間取りのプランが とても良かったので住友林業に決めました。


また、打ち合わせ当時は熊本の震災が起きた直後でもあり、耐震性にも敏感になっていました。住友林業のビッグフレーム構法ならしっかりとした耐震性を持ちつつ開放感のある大開口の窓を採用できるという点も魅力的に感じました。


竣工までの流れはいかがでしたか?


住友林業では、東京で営業さんや設計士さん・ICさんと打ち合わせをし、現場監督は現地での担当者という形でした。


建設中はこまめに見に行けませんでしたが、現場監督の方がこまめに写真や連絡をくださったので安心できました。

建設地が遠方の場合、HMによって、進め方やどこの地域の担当がつくかなど違うと思いますが、 住友林業の進め方は非常に円滑で安心できました。


もしデメリット等あれば教えてください


これというデメリットはないのですが、あえて言うのなら価格、でしょうか。。。 最終的には地元のHMからも見積を出してもらったのですが、ほぼ同じ広さの家でしたが価格は結構違いました。


大手の良さ、地元のHMや工務店の良さはそれぞれあると思いますが、今回は遠方での建築ということで、打ち合わせ場所と建築地とでしっかりと連携が取れている点や安心感、営業の方が住宅ローンなどいろいろな手続きまでしっかりとフォローしてくれたことを考えると住友林業さんを選んでよかったと思います。



ayaさんのリビング・ダイニングに関するQ&A


空調(暑さ・寒さ)はいかがですか?


3月に引っ越したばかりで真冬はまだ経験していませんが、3月もまだ肌寒い日が続いたのでやはり床暖房つけてよかったなと思いました。吹き抜けがある分、床暖房とエアコンダブル使いは必須だと思います。


ですが、気密性が高いため一度部屋が暖まると暖かさが続きます。暖房を切って数時間外出してから家に戻るとまだほんのり暖かいのには驚きました。


ちなみに、我が家はガスの床暖房を使用しています(電気よりガスの方が暖かいとのことです)。


夏場はエアコン一台で過ごしましたが、だいたいいつも26度~27度で快適に過ごせました。 

LDK19帖+和室4.5帖、吹き抜けにリビング階段のことを考えると、エアコン一台でよく効くなと、 家の断熱性能の高さに感心しました。


基本的に暖かい空気は上に行くので、夏場は1階が暑くて困るということはなかったですね。その代わり2階にあがると結構ムワッと暑かったです。(2階は寝るとき以外ほとんど使っていないので日中は冷房もつけないんです)


(参考)ayaさん使用されてるエアコン

設置場所:キッチンの冷蔵庫上 

商品:パナソニック/CS-566CJ2



吹き抜けの窓は上段も開閉式でしょうか?お手入れ等はいかがですか?


上の窓は開閉式ですが、開閉式にこだわったわけではなく、設計士さんが下の窓と上の窓は同じにして統一感を持たせた方がいいだろうとのことでそうなりました。


正直、上の窓を開けることは多分一生なさそうです(笑)


下の窓は割とこまめに主人が掃除をしていますが、上の窓は引っ越してから半年、 まだ一度も掃除していません。まだ目立つ汚れもないですし、軒も深いので下の窓ほど汚れにくいと思います。いつかは長ーい掃除道具を購入して窓掃除しなくてはなと思っています。


床のお手入れはどうされてますか?


床は時々マーチソンヒュームのフロアスプラッシュで拭いています。 特に夏場はこども達の足の汗やらアイスの食べこぼしなどが気になったので、その度にこまめに拭いていました。拭いた後はさらさらになり気持ちがいいです。


こども達がおもちゃを落としたりすることによる細かな傷は、仕方がないのであきらめています。今綺麗に補修してもまたすぐ傷つくだろうし、目に余るような大きな傷ができれば、サンドペーパーで削るなどしてお手入れをしようかなと考えています。


我が家のオーク材の特色なのか、傷は思ったより目立ちません。また、埃もまったく目立ちません。実家の床は濃い色で、埃や髪の毛が目立つなと感じていたのに比べると雲泥の差です。

私の様なズボラ主婦には、薄い色の床がお勧めです(笑)


洗濯物はテラスで干してますか?


洗濯物は2階のベランダかサニタリーに干しています。 

ご覧の通りテラスもじゅうぶんな広さがあるのですが、動線とやはり開放感からくる眺望を損ねたくなかったので2階に干せるよう設計しました。


吹き抜けがあると臭いや音が気になると聞いたことがありますがいかがですか?


半年以上暮らしてみて臭いや音は気になったことはありません。

我が家は一応音が響きにくいように2階の吹き抜け横にあたる部屋の壁には断熱材を多めに使用したりはしています。


特に臭いはキッチンの形状や換気扇の種類、またサニタリー周りはやはりお手入れの頻度とかも関わってきそうですよね。


夜の照明はどうなってますか?


我が家のリビングの照明は以下の通りになっています。


1.テレビの上部、吹き抜けの天井部分に間接照明

2.サイドの壁にスポットライトを3つ

3.ダイニングテーブルの上部にダウンライトが3つ 

4.キッチンカウンターの上にルイスポールセンのペンダントライトが2つ


写真は2のスポットライト以外の照明を全て点灯させた様子です。 

普段暮らす上ではじゅうぶんな明るさです。


バーチカルブラインドの使い勝手はどうですか?


やはりすっきりした見栄えと、ブラインドの間から陽射しが射すと気分も上がります。 

一方で、こども達の遊び道具になってしまう点(隠れたりするんです)と、クーラーの風向き次第ではパラパラと揺れるので、その点はデメリットかなと感じます。


クーラーの風向きは設計段階で検討されても良いのかなと思います。


ソファはどちらのものですか?


商品:unico/アルベロ

4年くらい前に購入しました。人気のシリーズで今も販売されています。



当時は狭い賃貸だったので2シーター にしましたが、新居に引っ越してさらにこども達が大きくなってきた今、3シーターにすればよかったな。。と思うこともあります(同シリーズ、3シーターも売っています)でもデザインも気に入っているので、しばらくはこのままでいこうかなと思います。


テレビボードはどちらのものですか?


商品:unico


テレビボードもソファと同時期に購入したunicoのものです。こちらも、新居になってテレビを32インチから50インチに買い替えたので、幅がぎりぎりですが、両サイドに観葉植物やポスターを置いてバランスをごまかしています(笑) 

まだまだ使えるのと気に入っているのでしばらくこのままかなと思います。


一生物の無垢を使ったダイニングキット


・ダイニングテーブル 

商品:イヨベ工芸社/「FOLK」(無垢のミズナラ)

サイズ:幅1600mm


住友林業のインテリアフェアに行くまではイヨベ工芸社のことは知らなかったのですが、 天板の木目とアイアンとの組み合わせに一目ぼれし、見た瞬間にこれだ!と思いました。


受注生産で幅が選べるのですが、我が家は1600mmにしました。4人家族じゅうぶんな大きさですが、 友人がたくさん来たときなどは、もう少し大きい方がゆったりと座れたかな?と思ったりもします。


詳細はこちらよりご覧いただけます


・ダイニングチェア/ベンチ


商品:飛騨産業/(椅子はSEOTO、ベンチは森のことば)

材質:オーク



椅子もテーブルと同じイヨベで検討もした のですが、FOLKシリーズの椅子は座面が革張りか布張りしかなく、子供が食べこぼすことなどを考えると、布や革張りじゃないほうがいいなと思い、当初から候補のひとつに挙げていた飛騨産業にしました。


ダイニングテーブルと椅子を違うメーカーにすると、サイズが合うかなど心配になりますが、インテリアフェアでは多数のメーカーが集うので、一緒に回ってくれた住友林業のインテリアコーディネーターさんと設計士さんとも相談し、飛騨産業の椅子を、許可をもらってイヨベのテーブルまで持って行って合わせたりして(笑)ピッタリですね!なんて言いながら決めました。



いかがでしたでしょうか。


東京と北陸にある地元での距離がある中でのおうちづくり。 

なかなか難しい側面もあったかと思いますが、営業さん、設計さんとの出会いや、無垢床へのコダワリが素敵なおうちに繋がりましたね。


四季折々の変化がリビングで楽しめるのも醍醐味ですね。 

晴れた日のリビングでは無垢の床にゴロゴロすると気持ちよさそうですね。


ayaさん、ご協力ありがとうございました♫


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