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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、大きな開口とフルオープンの窓、長く広い縁側のある外観が印象的なロフト付きの平屋にお住まいの@ie_roku(以下、rika)さんです。
外の自然風景を取り込んだリビングは、開放感があってとても気持ち良さそうです。初回は、平屋を建てるまでの道のりや家づくりに求めていたことなどを中心にお話いただいています。
それではrikaさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、rikaと申します。Instagramでお家のアカウントを始めてから家づくりの参考にさせていただいているムクリ様よりお声がけいただき、この度コラムを書かせていただくことになりました。
ここでは平屋を建てたいと思った理由やきっかけ、私が家づくりに求めたことなどをご紹介していきたいと思います。コラムを通して、皆様の家づくりに少しでもお役立ていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
我が家は夫、私、息子(7歳)、娘(3歳)の4人家族で夫婦共に30代、共働きをしています。
2020年4月に新居が完成し、もうすぐ丸2年。建坪31坪(ロフト含37坪)の「ロフトのある平屋」です。
家のテーマは「贅沢なのに無駄がない間取り」。平屋=贅沢だと、勝手ながら思っております。開放的な窓と縁側で外と中の区切りをつけず、シンプルな間取りでストレスのない心地良い日常を送れるように考えました。
自然の心地良さを感じられる平屋での暮らし
新居までの道のり
私自身がマイホームへの憧れが強く、結婚を機に家族との将来を見据えた家づくりを考えるようになったのがきっかけでした。
小さい頃から「建もの探訪」を観るのが好きだったり、住宅チラシの間取りを見ては妄想したりしていました。私も夫も生まれ育った場所が田舎だった為、のんびりと静かな場所での暮らしをするのが理想でもありました。
「上の子の小学校入学前にマイホームを完成させる」。それが一番のきっかけともなり、上の子が年少の頃に私たちのマイホーム探しの旅がはじまりました。
まず、どこの住宅メーカーにしようか悩んでいた頃に私の従姉妹が平屋を建て、実際に見学させてもらうことに。
お洒落な外観、家事動線の良さ、家族との繋がりを感じられる良さ等から、平屋建ての魅力を大いに感じ、私たちも平屋にしたいという気持ちが強くなり家づくりをスタートしました。
家づくりで最も大切にしたかったのは「家族とのコミュニケーション」。ワンフロア上に家族が暮らすことでお互いに視線や声が通い合い、家族との繋がりを感じながら暮らしていくことを一番大事にしたいと思うようになりました。
従姉妹に紹介してもらった工務店さんに私たちの家づくりに対する想いをお話しした所、とても親身になって聞いてくださり、「〇〇さんのご紹介であれば、是非こちらでマイホームを叶えさせて下さい」と快くお受けしてくださいました。
そのことも含めこの出会いを大切にしたいと思い、こちらの工務店さんにお願いする運びとなりました。
他にも、
・信頼性が高い(身内から生の声を聞くことで信頼度が増す)
・アットホームな雰囲気で家づくりができる
・設計の自由度が高いこと(個性を生かす家づくりに力を入れている)
・耐震性に優れたSE構法(優れた耐震性と空間現実力を誇るSE)
などが決め手となりました。
自然と触れ合える環境と利便性に優れた土地
次に考えるようになったのは土地問題。土地の広さが決まらないことには具体的な間取りのイメージが湧かない点や、土地購入にかかる諸費用がどのくらいなのかを考えるように。
当初は義実家所有の土地に家を建てようかと考えていましたが、居心地の良い暮らしとは正反対の交通量の多い道沿いの土地だった為、断念しました。
自分たちで土地を探すのに苦戦し、当時住んでいたアパートの不動産会社が土地探しにご協力してくださいました。不動産会社のご協力のもと土地探しを始めて約2年ほど、ようやく現在の土地に巡り会いました。
この土地は農地だった為、宅地にする為に農地転用の申請手続きが必要でした。手続きは夫がしてくれた為、私はざっくりとしたことしか分かりませんが、転用許可申請書およびその他必要な書類の手続きに至るまでは結構大変だったみたいです。
行政書士さんに依頼をして、サポートしていただきました。
田園風景がありつつ、10数年前から近くに商業施設もできた場所なので、都心に比べると田舎ですが利便性に優れた土地です。
しかし、まだまだ周りは畑や田んぼが多い場所なので、自然と触れ合える住まい環境や土地の広さ、陽当たりの良さがクリアしていることからこの土地を購入できて満足しています。
平屋に求めたこと、家づくりへの工夫とこだわり
◯自然素材を取り入れる
自然に溶け込む家づくりに憧れ、自然の心地良さを感じられる平屋にしたいという思いから、無垢床はナラのオーク、壁も天井も漆喰、梁、勾配天井は杉板を使用しました。
◯広い縁側とフルオープンの窓
和の要素を取り入れかった外観は、落ち着いたグレーの塗り壁と米松の戸袋がアクセントに。一面には長い縁側(ウッドデッキ)をつくりました。
今ではこどもたちがこの縁側で走り回ったり、BBQやティータイムをしたりして楽しんでいます。
フルオープンの大きな窓×縁側に憧れを抱き、採用した大開口可能なプロファイルウィンドー。
抜群の開放感はもちろん機密性にも優れていて、リビングを縁側まで延長して伸びやかな空間を生み出しました。深い軒で、しっかりデッキをカバーしてくれています。
◯「へ」の字の家
家の形状は長方形や正方形ではなく、「へ」の字に。 への字にする事で角度がつき、リビングドアを設けずも丸見えにならず、プライバシーを守るつくりに。
壁の仕切りがない分、勾配天井を活かして広々と開放感あるリビングになっています。そして、スキップフロアで空間に仕切りをつけました。
◯帰宅導線の良さ
来客用とは別に、帰宅してすぐパントリーへと繋がる導線を設けました。
効率的に家事が行えるように玄関→シューズクローク→パントリー→キッチンへと繋がり、買い物後すぐに収納できる為、本当に使い勝手の良い導線になっています。
◯ロフト
2階建てに比べると床面積が狭くなりがちな平屋でも、ロフトをつくることで空間を広く使えたりと、住まいに必要なスペースを確保しています。
こどもたちも2階への憧れがあったのですが、ロフトで十分満たされています。SE構法だからこそ、優れた耐震性能と自由度の高い空間を実現しています。
◯仕切りのないオープンスペース
また、我が家には独立したこども部屋はありません。まだこどもが小さいので、敢えて仕切らずにオープンスペースとしてこの空間を楽しんでいます。
ここで遊んだり勉強したり、寝転んだりと多目的に活用しています。これも家族との繋がりを大事にしたいからこそ、はじめから仕切りを作らずに設計しました。
こどもの成長に合わせて必要と判断した場合、壁を作る計画で予定しています。
はじめから自分が理想とする完璧な家づくりは求めず、今のライフスタイルにあった居心地の良い暮らしを重視して、家族の人数変動に対応しやすい可変性のある間取りへ変化していく家づくりを心がけました。
大きな開口とフルオープンの大きな窓、一面に長くつづく縁側が印象的なrikaさんの平屋のおうち。窓の外に広がる緑いっぱいの景色を感じられる開放感のあるつくりが、とても気持ち良さそうです。
義実家所有の土地があったのにも関わらず、納得のいく土地を探されたというお話からは、自然の心地良さを感じられる平屋にしたいというrikaさんの想いとこだわりを感じました。
自然を感じられながら、利便性も良いという住環境はとても羨ましいですね。
rikaさんが家づくりで一番大切にされていた、家族との繋がりを感じられる暮らし。生活しやすい動線はもちろん、家族とのコミニュケーションがとりやすいというのも平屋ならではの良さでもありますよね。
仕切りがないことで家族の気配を感じやすく、繋がるひとつの大空間が家族の時間をいっそう豊かなものにしてくれそうです。
自然素材をふんだんに取り入れられていて、家づくりへの工夫やこだわりもたくさん、詳しい部分についてもっとお話を聞いてみたくなりました。
rikaさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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