【暮らしのインテリア】景色の魅力を最大限に生かし、カーテンのない暮らしを実現したリビング・ダイニング〜家族がのびのびと過ごす無垢の家(ymd_home96さん)

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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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家族が自然と集まる憩いの場所を目指して


執筆者:のぞみ(@ymd_home96)さん


初回のコラムでは自然と利便性を兼ね備えたこの土地に家を建てた経緯についてお話しました。


今回はこの土地の借景を活かすために考えたリビング・ダイニングについてお話していきます。


のぞみさんの過去のコラムはこちらからご覧いただけます。


窓の外の風景を楽しむためのリビング


すぐ横が雑木林という自然の借景に惹かれ、ここに家を建てようと決めた土地。


「大きな窓にカーテンのない暮らしがしたい」という思いから、間取りを考えていく上でリビングの位置は不動の存在でした。


リビングを考える上で特にこだわったのは、以下の4点。


・玄関の天井を低めにし、吹き抜け空間が広々と感じられるようにメリハリをつけた

・2階の部屋は狭くなっても、リビングダイニングを全て吹き抜けに

・借景に面した壁は全て窓にし、その眺望を思い切り楽しめるように

・洗面所からも鏡に写った緑を楽しめるように工夫した


「リビングの借景をいかに魅力的に取り入れるか」。これが我が家の間取りを決めていく中で根本にいつもありました。


家で過ごす時間が長い私。主人も家づくりをする時にはいつも「◯◯(私)が過ごしやすい家にしよう」と言ってくれていました。そのおかげで家事や子育て、仕事など何をする時もいつも大きな窓からの景色が私を癒してくれるようなリビングが実現しました。


要望を共有して出来上がったワークスペース


私は在宅でイラストを描く仕事をしています。特別な作業場という程のものは必要としていなかったものの、パソコンで絵を描くので道具を出しっぱなしにしておけるような、小さな机を置くスペースはできれば1階にほしいなぁと思っていました。


家づくり当初、階段下は扉がついた普通の収納スペースになる予定でした。しかしテレビの横に扉がくることがどうしても気になり「アーチ状の入り口に扉はつけず、リネンの布で仕切った収納スペースにしたい」と打ち合わせで相談しました。


その時に冗談半分で「ここに机を置いてパソコンするってありですか?」と言ってみたところ「おこもり感があっていいね、やってみようか」と採用されることに。


設計士さんとの打ち合わせは毎回とても楽しく、私たちの要望を柔軟に汲み取ってくださりとても感謝しています。


このスペースが出来上がるまでは「暗くはないか」「狭すぎたかもしれない」と少し心配もありましたが、いざ完成してみると一人こもって絵を描くのに丁度良いサイズ感と明るさで、とても気に入っています。


テレビ壁の後ろにはプリンターや絵を描く道具、書類関係、文房具、絆創膏など細々したものを収納しています。


下にはダイソーのケースを使って子どもたちがリビングで使う塗りえや色鉛筆、クレヨン・色紙・はさみ・のりなどの文房具や、パズル・お手紙セット・雑誌の付録など細々したものを収納しています。


一歳になる三女も手が届く位置にありますが、蓋がついているので安心です。両サイドに穴があいているので子どもでも持ち運びしやすく、ケースごとそのままテーブルまで持ってきて使い終わったらポイッとケースに入れてまた階段下へ戻す仕組みに。


土間のある暮らしの良さ


せっかくの注文住宅。間取りにどこか遊び心というか「我が家らしさが欲しい」と思い、土間続きのリビングを採用することに。


土間には薪ストーブを導入しましたが、煤汚れや木屑を気にせずにがんがん使えてとても便利です。


雨の日には濡れたかっぱのまま子どもたちと帰宅してそのまま土間まで来たり、ベビーカーで寝た子どもを乗せたまま室内に入ってきたり。


ゆっくり時間がある時にはここで植物の世話をしたり、散髪したり。主人が野球道具をメンテナンスすることも。住んでみて土間のその用途の多さと便利さを改めて感じています。


学生時代に油絵を描いていたので、いつか土間で大きなキャンパスを立て掛けて絵を描けたらいいなぁと密かに思っています。


コストカットが実現した造作ダイニングテーブル


憧れはあっても予算的に厳しいだろうと諦めていた一枚板のダイニングテーブル。


設計士さんから「木材屋さんで直接天板のみを購入してはどうだろう」という提案をいただいて探してみたところ、一般的な家具屋さんでテーブルとして売られている製品と比べて破格のお値段に驚きました。


我が家のダイニングテーブルは「接ぎ(はぎ)」と言われる2枚の無垢板を接ぎ合わせたもので、それもコストダウンにつながっています。


沢山ある木材の中から国産の樺を選び、またその中からどの2枚にするか家族で選びに行ったのもいい思い出になりました。


人を呼んでみんなでわいわいご飯を食べるのが大好きな我が家。椅子6脚をゆったりと置きたいとう希望もあり、天板の長さは大きめにとってもらいました。


長さを大きくした分、幅は圧迫感が出ないように少し細めにし、お互いの距離が遠くなりすぎないように。


そして高さは70cmとあえて低めに。脚をつくっていただいた際に「和を意識した家づくりは重心を低くするといい」と教えていただいたのを参考にしながら高さを決めました。


キッチンを下がり天井にしたことでどっしりと落ち着いた和の雰囲気も感じられ、月並みな言い方かもしれませんが「世界に一つだけのダイニングテーブル」になったと思っています。


◯造作ダイニングテーブル

・サイズ:幅210×奥行き75×高さ70(cm)


ここで過ごす時間を楽しんで


「家族が自然と集まるような場所にしたい」という思いを形にした土間のあるリビングダイニング。


テレビを見たりテーブルで作業したり、ハンモックでゆっくりしたり庭で遊んだり。同じ空間でも思い思いのことをして過ごすフリースペースのような場所としてこのリビングを使っています。


そして薪ストーブをつけると暖をとりに子どもたちも集まってくる。そんな光景がすごく好きです。


決して広いとは言えないリビングではありますが、これから子どもたちの成長と共に5人でどう過ごす場所になるのか、私自身も楽しみです。



間取りを決める際に何を優先するか明確にしておくと方向性が決まりやすいもの。のぞみさんが最優先したのは借景を主役にし、カーテンのない暮らしがしたいということ。


雑木林に面した壁を一面窓にしたことで存分に外の景色を楽しめるようになり、カーテンもなく開放的な吹き抜けも相まってすごく奥行きを感じますし、体感的にも広く感じそうだなと思いました。


土間続きのリビングに憧れている方も多いと思います。薪ストーブのあるお家はお掃除のしやすい土間が相性良さそうですし、外から帰宅してからの動線も小さなお子さんのいるご家庭では特に便利そうです。


アーチの先に広がる階段下収納や家族や友人たちが集えるような大きなダイニングテーブルも、設計士さんと要望を共有しながら良い案を模索した中で生まれたもの。少しでもこうしたいと思うところはすぐに相談できるような信頼のおける設計士さんとの家づくりが今の暮らしを実現させてくれたのですね〜。


家時間が長いからこそお仕事を快適にするスペースがあったり、家族がそれぞれの時間を自由に過ごす場所があったり。景色を眺めながら癒しをもらえるようなリビングでの暮らし、とても羨ましいです。


のぞみさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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