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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回からコラム連載がスタートするのは2階リビングに広がる勾配天井のおうちにお住まいの@ari_tei_note(以下、hori)さんです。
白いベースに少しの黒を取り入れた家と、置いてある小物のカラーがお互いを引き立てあっていてシンプルな中に個性が光ります。
初回は家づくりの始まりと2階リビングについてお伺いいたしました。それではhoriさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、今回からコラムでお話させていただきますhoriです。夫婦と2歳の息子の3人で暮らしています。2階リビングのある家に住み始めて2年が経ちました。
土地探しから家を建てた当時を振り返り、この2年間で住んでみて感じたことをお伝えできればと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
好きなインテリアに囲まれて、理想の暮らしをするために
土地探しの始まり
マイホームについて考え始めたのは結婚して3年目が過ぎた頃。まだ子どももおらず共働きで順調に資金も貯まり、漠然とそろそろ賃貸ではない暮らしを考える時期かなと思っていました。
当時住んでいたマンションは2LDK。
お互い一人暮らしの頃からマンションに住み慣れていたのもあり、購入するならマンションだね、なんて話もしていたと思います。
しかし話をすり合わせてみると、夫は新築マンション派、私はリノベーション派と意見が真っ二つ。それならばと、お互いの理想を取って戸建にしようとなったわけです。
今まで見向きもしなかった戸建の資料を集め、週末はハウスメーカーの無料相談会や見学会へ。並行して数件不動産屋に赴き、土地探しをお願いしていました。
まずは土地がないと間取りも何もイメージがわかず、不動産屋さんに希望条件に合う土地の情報をもらっては確認へ。
常に新しい情報のアンテナを張り続け、希望に合う土地が見つかったのは1年半後。不安と疲れが出てきた頃だったので、やっと家づくりがカタチにできるとほっとしました。
小さな事務所との出会い
土地探しの間、ハウスメーカーとは方向性の違いを早くに感じていて、住宅設計事務所や工務店に絞り数社と打ち合わせを重ねていました。
広告系のグラフィックデザイナーとして長く勤務していたので、職業柄デザインに関しての感性が近い方を求めていました。
そんな中、Webサイトも施工事例もスタイリッシュな工務店に目が止まり、土地の資料を送りました。
打ち合わせに訪れると、施工事例とは打って変わって趣きのある古い町屋に構えた小さな事務所。お世辞にも綺麗とは言えず、夫は少し不安げでしたが、私は何て面白いんだろうとワクワクしたのを覚えています。
今までの明るく綺麗なモデルルームのある事務所でしていた打ち合わせとは違い、古く薄暗い空間で、専門的な話から雑談を交えて、その場でサラサラとラフプランを描いていただいたのが印象的でした。
これまで新築見学会には足を運んでいたものの、実際に数年住まわれているお家の見学ができたのも大きかったです。
耐震・断熱性に安心でき、デザインの感性や予算など希望条件に合う会社だったので自然と夫婦で納得して契約に至りました。
2階リビングの暮らしかた
私たちの土地は最寄りの駅から都会の中心街に約30分でアクセスができ、適度に自然も残っている程よい田舎。家の前の道幅は広く開けていますが、お隣との距離は近い、いわゆる住宅密集地です。
明るいリビングが理想だったので、採光を考えると早い段階で2階リビングの間取りとなりました。
マンション時代は高層の最上階に住んでいたのもあり、外からの視線を気にせず窓を開けて過ごせていたため、2階リビングにすると同じ生活スタイルで暮らせるのでは?という考えもありました。
実際に住んでみて、お隣さんは1階リビングなので外からの視線や生活音も被らず、快適に過ごせています。
本格的な打ち合わせがスタートする頃には妊娠がわかっていたものの、まだ小さな子どものいる暮らしが想像できず危険性を考えたりもしました。
しかし、子どもが小さい時期はたった数年で、それ以外の年月の方が明らかに長い。ベービーゲートで工夫したり、子どもに教えたりすれば問題ないね、と夫婦で考えが一致しました。
老後住みにくさが出てきた時は、マンションに住み変えるのもありかな、とざっくり話はしています。
また家づくりができるかどうかはわかりませんが、老後の楽しみが一つ増えるかも?と思うとそれもいいですね。
交配天井と植物を眺める毎日
勾配天井の高さはおよそ4m。高窓からの日差しは一年中明るく、自然光が射すので夕方までほぼ電気をつけません。
マンション時代から大切に育てている観葉植物のビカクシダ。葉の成長が凄く全長1m以上あるので、吊るす位置は入念に打ち合わせをしました。
日光がよく当たる天井位置に下地を入れてもらいワイヤーで吊るしました。横に大きくボリュームがあるのですが、勾配天井なので存在感は抑えられていると思います。
シンプルな白い箱で暮らす
全体の内装については、インテリアを楽しめるようにシンプルな白い箱を作って欲しい、とお願いしました。そのためアクセントクロスもほぼ使わず、お願いしたのは数カ所、グレーのみ。
今、描いている理想も数年で変わってしまうかもしれないし、これから毎日過ごす場所なのだから、少しでも長く楽しめるように。理想を詰めすぎず、白い空間を残して、造作の家具で埋めてしまわないようにしました。
2年が経ち、現在ワークスペースは主に息子のプレイルームへと変化しています。こうして暮らしながら変化し続けていくのだろうなと思います。
次回は「IoT家電を取り入れスマートホームを実現したこと」について、お話しできればと思います。
(IoT家電:インターネットにつながった洗濯機や冷蔵庫などの家電。機能を後から増やしたり、遠隔操作が可能。)
元々、ご夫婦共にマンション派だったとのことで、そんなおふたりが戸建住宅を選択するなら2階リビングの家になるというのは自然な流れですね。
また2階リビングのおうちだと、どうしても年齢を重ねた時についてたずねられることもあると思うのですが、老後の楽しみが一つ増えるかも?と考えるとワクワクするなと感じました。
勾配天井から吊るされたビカクシダは、全長1m以上もあるとはわかりませんでした。広々とした空間だから圧迫感もなく、日光も取り入れられて、ぴったりな居場所です。
ここに吊るすと計画して、下地も入れたのはポイントですね。
次回の、IoT家電を取り入れたスマートホームのお話は、興味のある方も多い分野ではないでしょうか。とても楽しみです。
horiさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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