リノベーションならではの新旧交わる独創的な空間づくり。shoko_petite_maisonさんのLDKを探索!【L字型キッチン 造作 無垢】

ブルックリンスタイルを忠実に再現したLDK


二児の母であり、素敵なリノベーションハウスにお住まいのshoko_petite_maisonさん(以下、shokoさん)のLDKをご紹介していきます。


むき出しの鉄骨とブロック壁、そして質感の良い無垢材の組み合わせが抜群です。 インスタグラムでもなかなか見かけないL字型のキッチンを採用され、そのコダワリからデッドスペースを活用した収納は必見です。


キッチンに設置されたハシゴ、テーブルの脚、随所にブラックのアイアンが差し色として取り入れられたインテリアもとても参考になります。 ぜひ、最後までご覧ください。


(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)


コックピットのような空間。オリジナル造作L字型キッチン。


shokoさんのキッチンサイズ

・シンク側

全長:2380mm

奥行き:695mm

高さ:855mm


・コンロ側

全長:1925mm

奥行き:695mm

高さ:835mm


デザイン

天板:メラニン素材

面材:リビング側/ブロック

キッチンタイル:名古屋モザイクタイル


その他

食洗機:Panasonic

水栓:グローエ/ミンタ

レンジフード:ノーリツ/クララ

IH:ノーリツ/プログレ


プライベートな空間&実用性も


shokoさん 

キッチンはコックピットのようにしたくて、アイランドのようなオープンなキッチンではなく、少し閉鎖的で、キッチンが一つの空間として存在するようにデザインしてもらいました。


キッチンからリビング・ダイニングを見渡せるほど視界は開けていますが、立ち上がりを作ったり、アイアンのハシゴをつけたりして、リビング・ダイニングからは独立したプライベートな空間へと仕上がっています。


キッチンに小窓を設置することで、陽射しが入り手元が明るいことはもちろんですが、庭の緑を眺めながら料理もできるので、気持ちが落ち着く場所にもなっています。


また、以前住んでいたところではⅠ型のキッチンで、作業スペースが狭く料理がしにくかったです。ですから、新居では空間設計と同時に作業スペースが広く取れる実用面も考慮してL字型を採用しました。


人とは違った個性も欲しい


アイランド型や対面キッチン型が主流だと思いますが、それですとちょっと面白みが無いと言いますか、コダワリを持ちたいと思い、デザイン・実用性に加え、珍しいという理由もL字型に決めた理由でもあります。


多少デメリットがあったとしても、人と被らないようなキッチンにしたかったんです(笑)


実際に住み始めてみて感じることは、思っていた通り作業スペースが広く、以前は洗い物をして片付けてからでないと天板に物が置けませんでしたが、今では使った道具を置いておけるスペースもあるので、料理を仕上げてからゆっくり片付けをすることができるようになりました。


パンを捏ねたり、書き物をしたりと、色々な役割を担ってくれる自慢のキッチンです。


造作キッチンでの改善点


キッチンサイズをご覧いただければわかると思いますが、造作は高さも1センチ単位で変更ができます。デザイナーさんがコンロ側が作業し易いようにと2センチほど少し下げてくれたんですが、ここはフラットで良かったなと思います。


あと、収納はI型で背中に収納があるタイプと比べると少ないかなと思いますが、余分なお皿やグラスを置かなくなる(置けない)ので、かえって良かったかなと思います。


暖かみと重量感の交わるLDK


明るく、暖かみを取り入れた

・床材

材質:無垢/ナラ

塗装:ウレタンマットクリアー仕上げ


shokoさん

リビング・ダイニングの場所は、リノベーション前の家では壁に仕切られ狭く薄暗かったです。そこで、壁を無くして、天井高も出来る限り高くし、窓も大きく取ることで、開放的で明るい部屋にすることができました。


床材や造作テーブル、収納の面材を明るめの木材を取り入れたり、ソファもグレーの明るめの色にすることで、暖かみもあるインテリアになっています。


鉄骨を生かしたインテリア設計


家が鉄骨でできていたので、天井高を出した際に、鉄骨のハリもむき出しにしてもらいました。また、リビングにある支柱も躯体構造上外すことができなかったため、これを活かせるようにインテリアの差し色としてアイアンの黒を入れています。


キッチンの立ち上がりをブロック壁にすることで、天井、支柱と合わせて無機質な仕上がりになり、可愛く優しい雰囲気に寄らないような設計にしました。


そうしたことで、部屋全体が引き締まり、花やドライフラワーを飾っても可愛らしくなり過ぎないミックス感を楽しむことができています。


LDK以外でも随所に工夫された動線設計


まず玄関入ってすぐに4.5畳のファミリークローゼットを作りました。ここに家族全員分の服を収納しています。


今まで主人は帰宅後にリビングにアウターやカバンを持ち込みそのまま放置という状態が多かったのですが、玄関脇に設置したことで、リビングに持ち込むこともなくなり、私の家事が一つ減りました。前の家では結構ストレスを感じていましたので、この部屋を作って本当に良かったです。


また、キッチン横にはこども達のワークスペースがあります。 

キッチンすぐ横ですので、こども達の様子を常に見ることもできますし、ここで勉強してくれると質問にもすぐに対応してあげられます。


リビングに併設する形で、ちょっとした収納庫もつくりました。 

主に書類や掃除機器を収納していて、リビング近場にあることで気がついた時にサッと掃除ができて便利だと感じています。


リノベーションならではの独特の雰囲気が好き


リノベを選択した理由


shokoさん

大きく分けて二つ理由がありました。


一つ目は、我が家をご覧いただければわかるかもしれませんが、夫婦ともに新築の雰囲気よりも、新しい素材の組み合わせの中で、躯体含め、どこか歴史を感じさせる新旧が交わった独特の雰囲気が好きで、それはリノベーションではないと醸し出せないと考えていました。


ですから、こどもの成長とともにマイホームは検討していましたが、イメージとしては当初よりリノベーションを希望していました。


二つ目は、住環境です。


実は今住んでいる家はもともと主人の実家でした。丁度長男の小学校入学の時期にも差し掛かり別の土地(家)も探していましたが、お義父さんより主人の実家への転居の打診があり、住環境もとても良い場所でしたので即決しました。 

ちなみに、お義父さんは別の場所に住んでいるので、同居はしておりません。


設計〜施工までの流れ


まず土地は上記の通り主人の実家ですので、物件選びには迷いませんでした。 

施工会社も何社か周りましたが、予算内で元の家の雰囲気をガラっと変えてくれる提案をしてくれたのが担当していただいた会社のみでしたので、ここも案外スムーズに決められたと思います。


苦労した点は、元々主人が多忙ということもあり、やはり幼いこども二人の面倒を見ながらの打ち合わせは大変でした。


また、タイル、壁紙、床材含め、この範囲で決めてくださいみたいな流れがないので、多くのサンプルの中から選ぶのに苦労しました。


そんな中でも、設計全般を主人が私に任せてくれ、夫婦間での意見の衝突もなかったところや、インテリアコーディネーターさんが私の好みを熟知してくださり、迷った時は的確なアドバイスをくれたのはとても助かりました。


shokoさんのLDKに関するQ&A


収納で意識されている点はありますか?

・背面収納ラック

幅700mm*高さ1950mm*奥行き380mm


背面のラック以外で、キッチンは食洗機部分を除きすべて収納になっています。 

造作ですので、調味料やフライパンなどあらかじめ収納する物の大きさを伝え、それに合うように造ってもらいました。ピッタリハマって気持ちが良いです。


我が家にはパントリーはありません。 

先述したファミリークローゼットを設置し広さもあるので、引き換えにパントリーをつくりませんでした。(コンロの一番下にある引き出しを食品庫として使っています)


そのため、通常の戸建住宅よりは収納が少ないので、余計なお皿は持たないように厳選して購入しています。収納はニトリやトトノを使い、お皿を立てて収納するなど大切に扱える工夫もしています。 


デッドスペースも上手に収納へ


L字型キッチンのデメリットとして、角(コーナー)にあたる部分がデッドスペースになりがちです。 

我が家では天板の上には小さめのライトスタンドやコーヒーメーカーを置き、普段使いしつつインテリアにもなるものを置いてます。


そして、収納に関してはリビング側から引き出せる収納を造ってもらい、筆記用具やホットプレートなどリビング側で使うものを収納しています。


奥行きもしっかりありますので、収納としても使い勝手が良いですし、L字型のデメリットをメリットへと変えることができました。


キッチンのお手入れはどうされてますか?


我が家のキッチンはコスト削減もあって、普通のステンレスです。そのため、なるべく使った日にお手入れをすることを心がけています。


まず、キッチン使用後は、食器洗いのスポンジでシンク・ゴミ受け全て洗っています。(毎回行なっているので、食器と同じ感覚です)


その後、ゴミ受けとスポンジにはパストリーゼを吹き付けて除菌。 

泡を洗い流したら、シンク・水栓を吹き上げます。

天板とコンロは、5倍に薄めた水ピカで拭いて完了です。


時間ある時はキッチンをオキシクリーンで漬け置きしています。


ゴミ箱はどちらに置いていますか?


メインのゴミ箱はキッチンに1つです。リビングにも1つあると便利かなと思いますが、そうすると景観も損ないますし、なにより回収の手間が増えるので置いていません。


1階の中央あたりにゴミ箱があるので、家族みんなゴミはそこに捨てにきてくれます。


無垢床のお手入れはどうされていますか?


男の子2人なので硬い木を使用しています。これは傷がつきにくい分、深く傷が入ると修復が難しいです。


浅い傷を見つけた場合は、熱い蒸しタオルを傷の上に置きます。無垢の繊維が水分を吸収して傷が目立たなくなります。


普段は、掃除機とクイックルワイパーのみです。

ベタつきが気になった場合は、硬く絞った雑巾で水拭きし、蜜蝋を薄く塗り込んでお手入れをしています。


お気に入りの家具があればご紹介ください


・造作ダイニングテーブル

サイズ:直径1350mm


無垢の板を使い、脚はアイアンです。 

このテーブルに合わせてユーズドのデザイナーズチェアを購入しました。 

サイズ感としては、もう少し大きくても良かったかなと思ってます。


・玄関の造作ドア 

玄関ドアも造作してもらいましたが、ドアノブはブラストバーを使ってもらいました。他のお家にはない、お店のような玄関で凄く気に入っています。


いかがでしたでしょうか。


ブロック壁とアイアンで囲まれたキッチンとてもカッコイイですし、L字型はスペースも広く、移動距離も少なく使い勝手も良さそうです。


コダワリが詰まったLDKですが、実はサニタリー周りもとてもおしゃれなんです。。

このような感じになっています。


ご紹介しきれませんでしたが、インスタグラムに投稿されてますので、覗いてみてください!


shokoさん、ご協力ありがとうございました♩


shokoさんのインスタグラムはこちら


可愛いこども服中心にハンドメイドもされてるshokoさん。 

こちらよりご覧いただけます。ぜひ覗いてみてください。


今後も記事を更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。 

インスタグラムもフォローいただけると嬉しいです。

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