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理想に近かった建売の家。その中で変更したかった気になる部分
こんにちは、komaです。前回のコラムでは建売住宅を選んだきっかけや経緯、家探しをしていく中で感じたことをお話させていただきました。
建売住宅と言っても、既に建てられた家ではなく契約の時点で更地だった物件を購入した我が家。紙面上で間取り図を確認し、理想に近かった今の家に決めたのですが、どうしても気になる部分がありました。
幸い建築前ということもあり、気になる部分は可能な範囲で変更していただけることになりました。 2回目となる今回は、間取りと変更箇所についてお話していきたいと思います。
komaさんの前回までのコラムはこちら
魅力的な間取りと変えたかった部分が混在していて
我が家は、2階建3LDKの一戸建て住宅です。
1階には横並びダイニングキッチン、L字リビング、スタディスペース、洗面などの水回りスペースがあり、リビング階段を上ると2階には寝室を含む3部屋の個室があります。
キッチンは、建売では珍しい横並びダイニングキッチンが採用されており、横並びに憧れていた私にはとても魅力的な間取りでした。
キッチン背面収納は、インスタで見つけた会社さんに依頼して造作していただきました。このキッチンは、今でもお気に入りポイントです。
その他にもスタディスペースや小さいながらもシューズインクローク、パントリーがついていて、私の理想に近い間取り。しかし、理想に近いとはいえ気になる部分はありました。
契約してからは、ほぼ毎日間取り図とにらめっこ。間取り図を見てはそこで暮らす自分たちを想像し、何度も頭でシミュレーションしながら気になる部分を書き出していきました。
自分の中でまとまったら実際に変更できる内容なのかを担当さんに相談し、大丈夫そうであれば見積もりをいただくという流れでした。そして、変更依頼をした内容が以下の点です。
1.リビング階段
間取り図を見て一番気になったのは、リビング階段でした。
私の姉がリビング階段の家に住んでいて、「冷気が降りてきて冬が寒い。もしできるならここにドアが欲しかった」と言っていたので、その意見を参考にリビング階段には絶対にドアをつけようと決めていました。
住んでみてわかったのは、寒さ対策以外に防音効果があるということ。こどもが寝静まった後でもリビングのドアを閉めてしまえばある程度の音は聞こえなくなるので、キッチンでの作業も気を遣わずにできるようになりました。
旦那さんがテレワークになった時も、音を気にせずに仕事ができたそうです。
2.固定された造作ダイニングテーブル
次に気になったところは、造作ダイニングテーブル。
キッチン腰壁にくっついて固定された形でダイニングテーブルが造作される予定だったのですが、動線を考えると腰壁とテーブルの間に通路を作ったほうがいいのではないかなと思い、造作のダイニングテーブルはなくして自分で用意したものを置く形にしました。
現在はキッチン腰壁にテーブルをくっつけて使用していますが、来客が多い際はテーブルをずらして誕生日席を確保できるし、自分で好きなデザインのテーブルを置けるので今の形に満足しています。
3.多すぎるスタディスペース
その次に気になったのは、1階だけで2箇所あったスタディスペース。
1箇所は2人並んで座れるゆったりサイズのスペースだったので、それだけあれば十分かなと思い、そこはそのまま残してもう1箇所の1人用のスタディスペースの造作テーブルはなくしてもらいました。
その空いたスペースには、入居後DIYでリビング収納を作っています。
4.固定棚
階段の横に、元々あったスペース。当初は、床から天井まで飾り棚として使うような固定棚が4枚ついていましたが、リビング収納がほとんどなかったので可動棚6枚に変更してもらいました。
ここは現在カバン置きにしたり、パソコン類や書類収納として使ったり。プリンターやシュレッダーを置く予定だったので、コンセントも追加してもらいました。旦那さんの会社携帯やタブレットの充電ステーションとしても活躍しています。
リビングから見えないけれどリビングに近い場所に作ったので、ここは本当に作ってよかったと思っています。
5.コンセント増設
洗面所には、冬場ヒーターを置くためにコンセントを増設しました。ヒーター以外にも、ドライヤーやヘアアイロンを使う時に重宝しています。
キッチン背面にも、キッチンに置く予定の家電をイメージしながら増設を。リビングには、ソファやテレビを自由に模様替えできるように、テレビ用コンセントをソファ側にも付けました。
6.ウォークインクローゼット
コの字型(奥が押入れの形で両サイドがハンガーパイプと枕棚)のタイプだとデッドスペースができてしまうかなと思い、押入れの形をやめて両サイドをハンガーパイプと枕棚だけのウォークスルータイプに変更しました。
布団類は布団収納ラックを使って収納しているので、押入れがなくても今のところ不便に感じたことはありません。空いたスペースに姿見を設置できたので、これもやってよかったなと感じています。
他にもパントリーの奥行き、食洗機を浅型から深型に、キッチンの水栓を手動からタッチレスへと変更しています。
それ以外で見積もりを依頼したものもありますが、思った以上に高く予算の面で諦めることもありました。
素人の自分では「えっ??これにこんなにかかるの??」と驚く内容もありましたが、なんでも聞いてみないとわからないので気になる点があれば担当さんに聞いて解決することをおすすめします。
実際に住んでみるとシミュレーション通りではないこともあるけれど、あの時シミュレーションしながら考えてよかったなと感じています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
理想に近かった建売住宅を購入されたkomaさん。最近の建売住宅は、今までにはあまり見られなかった間取りやお洒落な仕様が増えていたり、時代のニーズに合わせてどんどん進化してきている印象を受けます。
とはいえ、当初は注文住宅を視野に入れていたわけですから、komaさんにとってはやはり気になる部分も。自分たちの暮らしを想像しながら、できる範囲の中で変更をして理想的な暮らしに近づける工夫をされていました。
リビング階段にドアをつけるアイデアなんかは、寒さ対策だけでなく防音効果も加わりドア1枚でプラスの相乗効果が生まれる結果に。変更して大正解でしたね!
収納やコンセントなどは、暮らしてみるとどうしても使い勝手の良し悪しが出てきます。家づくりの際は大きな部分ばかり気になって、細かい部分に目が行き届かないことがありがちなので、暮らしをイメージしながらシミュレーションするというのは大事かもしれません。
建売住宅の中でも選択肢があること、建築前に変更できるといった点はこだわりたい派の方にとっては好条件ですし、これからお家の購入を検討されている方にとってもすごく参考になるお話だったのではないでしょうか。
komaさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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