自然素材をふんだんに使用したおうちづくり。aha.homeさんのキッチン・サニタリーを探索!【無垢 造作】

無垢材で囲まれたキッチン


無垢の暖かい質感、和と北欧をミックスしたおうちにお住まいのaha.homeさん(以下、hikariさん)のキッチン・サニタリーを中心にご紹介していきます。


すべて無垢材で造られたLDKに加え、大理石と御影石でできた造作お風呂まで、そのコダワリや想いから自然素材との付き合い方までお聞きしました。


写真を見ているだけでも木の薫りが伝わってきそうです。ぜひ、ご覧ください。


(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)


機能面とデザイン性を兼ね備えた造作キッチン


hikariさんのキッチンサイズ

全長:2890mm

奥行き:1150mm

高さ:870mm(天板)

780mm(IH部分)


デザイン

天板:無垢材/メープル

面材:無垢材/カバザクラ柾目

IH横のタイル:大理石/ビアンコカララ

油ハネ防止の石:御影石


その他

食洗機:Panasonic

水栓:LIXIL/タッチレス水栓ナビッシュ浄水器ビルトイン型

レンジフード:富士重工/Arietta

IH:Panasonic


家具のように溶け込むキッチン


hikariさん 

我が家を建てていただいた工務店の内覧会に行った時、他の造作家具・建具と統一され、まるで家具のようにLDKに溶け込み素敵な存在感を放っている造作キッチンを見て、私もこんなキッチンにしたい!と思ったのが造作キッチンを選択した理由です。


キッチンは私にとって家の中で特に長い時間過ごす場所なので、一番コダワリました。毎日の暮らしをイメージし、自分が使いやすいように、また自分好みのお気に入りの場所になるようにと、機能面とデザイン性を兼ね備えたキッチンをつくってもらいたいと考えていました。


「石・タイル」がアクセントのデザイン


デザインに関しては、設計当初はアイランドキッチンにしたいと考えていました。ただ、自然素材を中心に施工する工務店でしたので、天板も床も無垢材を使うとなるとコンロ横・前ともに油ハネが気になっていました。


そこで、コンロ横と前に油ハネ防止の壁を設置し、ペニンシュラ型のキッチンに切り替える方向になりました。


壁ができることでキッチンの開放感やデザイン性が損なわれないか不安でしたが、壁は大理石や御影石を使いできるだけ薄めに造ることで、開放感は特に損なわれず、逆に石が良いアクセントになり高級感も出て全体的にデザイン性も増したように感じています。


自分好みのサイズに調整できるのが造作のメリット


キッチン天板の高さですが、自分の身長にしては少しだけ高めに作ってもらっています。これは背筋良く腰に負担をかけずに作業できるようにするためです。


一方で、コンロ部分は9センチ下げてもらっています。これは、焼いたり炒めたりする時は手元が下になった方が手が疲れず作業しやすいためです。


造作するならコンロ部分を一段下げる造り、個人的にオススメです。高さに関しては数センチの違いで作業のしやすさがかなり違ってくると思いますし、毎日のことなので自分に合う高さを慎重に決めました。


また、奥行きも115センチと一般的なキッチンメーカーの規格よりも広めに設計したため、食材やキッチンツールをあちこちに置きながら料理ができます。


キッチン床はタイルに


床はキッチンだけタイルにしてもらいました。工務店からは無垢床で統一するよう勧められたのですが、実際使い始めると、料理中は床が汚れるためお手入れしやすいタイルにして良かったと思っています。タイルにしたことで、汚れを気にせず思いっきり料理に集中できます!(笑)


また、キッチンとダイニングの区切りにも、床のアクセントにもなってくれているのでデザイン的にもタイルにして良かったです。


普段のお手入れについて


天板とIHはアルカリ電解水で拭き、シンクはスポンジに食器用洗剤をつけて洗っています。1日の終わりには更に念入りに行い、排水口も必ず洗うようにしています。そして最後に除菌目的でパストリーゼで水栓やレンジフード、天板等、気になる部分を乾拭きするようにしています。


無垢材の天板ですが防水塗装がしっかりされているので、汚れも落ちやすくシミもできておりません。普通のお手入れを行えばいいと工務店からも聞いており、不具合が出たらまた塗装し直せば良いそうです。


ただ木材ですので知らない間に、傷がついている部分もあります。無垢なのでこれも味と捉えることができ、あまり気にしてはおりません。


重厚感溢れる造作風呂


まるで旅館のお風呂みたい?!


hikariさん

浴室は大理石と御影石で造作されています。 

造作だと金額が高いイメージがあるかと思いますが、工務店からユニットバスも造作も金額が変わらないと言われたため、それなら!と造作を希望しました。


実はお風呂は工務店さん任せで私達はノータッチでした。実際に出来上がりをみるまでは不安でしたが、友人にはよく「旅館みたい」と褒められる?!くらい、他のお家にはない感じの浴室になって気に入っています。


窓は大きいのですが、やはり外からの視線もありますので、電動ブラインドを閉めて入浴しています。


床暖は必須


石は冷たいので、夏は涼しくて良いのですが、冬は寒すぎます。そのため、浴室の床、壁全てに床暖が入っています。


24時間運転で、浴室全体がほんのり暖かく床も暖かいので、冬でも寒くなくとても快適です。石のお風呂に床暖は必須だと思います!


雰囲気を統一した脱衣所


脱衣所もお風呂と統一し旅館っぽさがあるデザイン性になっています。 

こちらも無垢材を使用したつくりではありますが、リビングとは異なり防水加工がしっかりされています。


浴室から出る一番濡れやすい場所は石を採用することで、管理しやすく綺麗なまま長持ちするつくりになっています。


普段のお手入れ


お手入れはユニットバスと何ら変わりなく、普通のお手入れです。バスマジックリンとスポンジで洗っています。湯垢も綺麗におちますし、特に手間なことも困っていることもありません。


窓が大きいため、ケルヒャーの電動式窓用バキュームクリーナーを使用しています。自動で水滴を取り除いていくので、手動のスクイージーよりも格段に綺麗になるので、オススメです。


以前の住まいでは、少し掃除をさぼるとよくカビがついてしまっていたのですが、石の特性なのか、浴室は掃除をさぼってもカビがつくことがほとんどありません。


加えて、床暖が入っているため乾きが速く、尚更カビが発生しにくいと思います。ですから、ユニットバスより掃除が楽だと感じ、サボり魔な私にはとてもありがたいです(笑)


ちょっとした工夫が散りばめられた洗面所


水回りには石を使用


hikariさん 

天板は無垢材なのですが、防水塗装がしっかりされているので水が跳ねても問題ありません。ですが、お風呂同様に、特に濡れる蛇口周りには御影石を使っており、水ハネの対策もされています。


シンクはTOTOで、普段は主人がここで髪を濡らしたりするため、水栓はシャワー付きの蛇口が伸びるタイプです。


因みに、洗濯機置き場も大理石を使用しています。我が家は基本、水濡れ等でメンテナンスがかかりそうな場所には石・タイルを活用するようにしています。


隠す収納でデザインはシンプルに


来客された方も使う洗面所ですので、収納は隠す収納にしてゴチャゴチャが見えないようにしてもらいました(開戸、引き出し)。開戸の中にもコンセントを設け、中で髭剃りの充電ができるようになっています。


名古屋モザイクのタイルと大きな一枚鏡が特徴です。タイルの上は少し奥行きがあって観葉植物を飾ったりもできます。シンプルなデザインでとても気に入っています。


壁は珪藻土なのですが、珪藻土は濡れると色が変わるので(乾くと戻りますが)タオル掛けの部分だけ板張りにし、こちらも濡れても大丈夫な対策がされています。


ちょっと後悔ポイント


洗面所のシンクはもっと大きいサイズを希望していたのですが、これ以上大きいサイズはないと言われてしまい現在のものを採用しました。ただ、実際に使ってみると若干小さいかなという印象です。 


インスタグラムを見ていると、病院用の大きいシンクを採用されてる方がいるのを見て、もっと調べれば良かった。。。と後悔しています。


日々の暮らしを考えた収納設計


背面収納サイズ

全長:2270mm

高さ:920mm

奥行:540mm


飾り棚サイズ

全長:2270mm

奥行:250mm

天板〜一段目まで:500mm

一段目と二段目の間:250mm


全て引き出しに


hikariさん

キッチンは奥行が1150mmありますので、リビング側にもたっぷり収納があります。 

引っ越しのタイミングでスキットを購入し、お鍋やボール類は重ねず、サッと取り出せるようにしました。


シンク下は湿気が籠りやすいとのことで、設計士さんに勧められゴミ箱のスペースになっています。 


背面収納は食器を主に収納していますが、キッチン同様、全て引き出し式にしてもらいました。


理由は、私の性格が面倒くさがり屋な部分もあって、扉式だと奥のものが取り出しにくいですし、出したり片付けたりするのに、しゃがむ動作がストレスになると感じると思ったからです。


実際引き出し式にしたことで、どこに何があるかが一目瞭然です。引き出すと食洗機との距離が縮まり、食器の後片付けもとてもスムーズに行えるという利点もあります。


設計段階から何を収納するか決めていた


ダイニングに近いところに皆が使いやすいように炊飯ジャーとポットを収納しています。 

食器以外にカトラリーやこどものお弁当グッズ、食品等も収納してるのですが、無印良品や100均の収納グッズを使って綺麗にスッキリ収納できるよう心がけています。 


設計の段階から、何をどう収納したいかをよく考えてから、引き出しの数や内法等、全て自分で決めていきました。この作業はとても悩み大変でしたが、その甲斐あって引越し後の収納がスムーズでしたし、今も快適にキッチンでの家事を行うことができています。


テンションも上がる飾り棚


飾り棚には自分のテンションを上げるべく、お気に入りのものを並べているだけです(笑)

吊り戸棚にすることも考えたのですが、飾り棚にしたことで開放感が出て良かったと感じています。 


1階に収納を集中させた間取り


こどもが小さい間、また老後の事も考え1階で生活ができる平屋のような間取りになっています。そのため、1階の至るところに収納をつくっています。


パントリーはウォークイン型で収納量も十分です。


リビングに併設した和室は今はキッズスペースとして使用していますが、ここにも収納場所があります。無印のソフトボックスに主におもちゃ類をしまっています。


自然素材をふんだんに使用したおうち


自然素材は身体にも優しい


hikariさん

キッチンやお風呂でご紹介してきた通り、我が家はとにかく自然素材をふんだんに使ったお家になっています。外壁は白洲そとん壁、木は全て無垢、壁は和紙クロスと珪藻土を使っています。


自然素材の家は、窓を開けなくても外にいるかのように空気が美味しく感じられ、とても居心地が良いです。アレルギー体質の主人も引っ越してから症状が治まり自然素材は身体に良い影響があるということを実感しています。


床材:無垢床(タモ・植物オイル仕上げ)


こどもが小さいので傷ができるのを心配し、硬い木材を選択しました。そのおかげか、床の傷はまだ見当たりません。


お手入れは、工務店からは普通に水拭きをしても大丈夫といわれたのですが、掃除機とクイックルワイパーのみで、水拭きはまだしたことがありません。


水で濡れた時はすぐに乾いた雑巾で、汚れた時は水を固く絞った雑巾で拭いていますが、気になる汚れはまだなく綺麗な状態です。


注意したいのは、無垢なので季節によって床の伸び縮みがある点です。

床暖を入れている冬は特に縮むため、板と板の隙間が大きいと2mm程開いてる部分もでき、そこにこどものお菓子の食べカスが落ちていたりします。


その時は爪楊枝でスッと取り除くお手入れが必要になってきます。 

また、油はシミになりやすいかと思います。こどもの食べこぼしがひどいので、ダイニングにはマットを敷いて汚れないようにしています。こどもが小さいうちは仕方ないかなと思っています。


勾配天井もお気に入り


リビングは吹き抜けで天井高がありとても明るく開放的です。 

そして、併設する和室にかけて勾配天井になっていて、梁で連なっています。ソファでくつろぎながら上を見上げても自然が感じられるお気に入りのポイントでもあります。


いかがでしたでしょうか。


造作お風呂はなかなか見かけない造りでコストも変わらないならぜひ。。。と思ってしまいます。将来お子様の友達がお泊まりにきた時も楽しめそうですよね。


記事にもありましたが、「無垢」や「自然素材」と言うとメンテナンスコストが高そうとか、面倒とか思いがちですが、適材適所で使い分けることができれば、永く付き合っていけそうです。


hikariさん、ご協力ありがとうございました♩


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