【暮らしのインテリア】一度は諦めた悪条件の土地で家づくりを決意して〜開放感あふれる土間玄関と大きな本棚のあるおうち(fkt_homeさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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コラム執筆者のご紹介


今回からコラムがスタートするのは、吹き抜けのリビングや開放感のある土間玄関、存在感のある大きな本棚が印象的な@fkt_home(以下、ふく)さんのお住まいです。


以前「あの人の暮らしが素敵な理由」で本棚のある暮らしについてのコラムを執筆いただいたことから、ふくさんのお住まいについてもっとお話をお伺いしたく連載をお願いする運びとなりました。


初回は、家づくりがスタートした経緯や難航したという土地に関してのことなどを中心にお話いただいています。


それでは、ふくさんよろしくお願いします。


はじめに自己紹介


はじめまして、ふくと申します。2020年の夏に念願のマイホームが完成し、家族4人で暮らしています。


コラムでは、わたしたち夫婦が家づくりにおいて「大切にしたこと、失敗・後悔していること」をお伝えしたいと思っています。


今まさに家づくりをしているご家族、あるいは今後マイホームを建てたいと思っている皆さんのお役に立てるヒントやきっかけが、ひとつでもあれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。


「家族が心地よく楽しく暮らせる家」にしたい


なんとなく始まった家づくり


皆さんそれぞれに、マイホームを建てたいと思う理由や動機があるかと思います。


わたしたち夫婦が家づくりをスタートした頃は、「周りがマイホームを建てているから」「アパート暮らしよりは一軒家で暮らしたい」といったふんわりとした理由で、なんとなくハウスメーカーを周り、営業の方に圧倒されながら流されるように進めていました。


オープンハウスや、実際に住まわれている方のお宅にお邪魔させていただく機会もあり、わたしたち家族は「どう暮らしたいのだろう」「本当に建てたい家ってなんだろう」と少しずつですが、考え始めるようになりました。


書籍や雑誌、S N Sを通して素敵なおうちや暮らしを見て、わたしたち家族も「心地よい住まいで暮らしたい」「家族時間が充実して過ごせる空間にしたい」「家事を時短できる動線を取り入れたい」と、家づくりに対してたくさんの思いや要望が出てきました。


わたしたちの日常


わたしたちの日常は、夫婦ともにフルタイム勤務ゆえに平日はドタバタです。旦那さんが、子どもたちの学童保育の迎え、夕飯の準備などの育児・家事を率先して担ってくれています。


旦那さんの存在がなければ、わたしたち家族は成り立たないほど。いつもありがとうの気持ちでいっぱいです。


家族時間が限られているからこそ、家族みんなが「心地よく、楽しく暮らせる家」にするには、どうしたら良いのかを夫婦でたくさん話し合いました。


夫婦それぞれで考えていることや思い、こうしたいという希望を出し合ったからこそ、今の暮らしが心地よく楽しいものになっています。


「やめておいた方がいい土地」


建築をお願いする工務店はすぐに決まりましたが、土地探しは難航しました。下記の条件で、色々と情報を集めました。


・将来、子どもたちの通学が便利なように、駅の近くに住みたい

・通勤時間をできるだけ短縮できるよう職場から車で20分程度のエリアに住みたい

・緑豊かな公園、図書館のあるエリアに住みたい


旦那さんは、「歩いて公園に行けるところに家を建てたい」という条件が一番でした。土地を探し始めてすぐに出会ったのが、今住んでいるこの場所。


ところが、工務店の方にこの場所で家を建てたいとご相談した時に「やめた方がいい」と言われてしまう土地でした。


その理由として、

・擁壁がある→地盤が心配

・古い擁壁を壊して再造成する必要がある→費用が高額になる

・東側と南側にセットバックが必要→面積が減る

・家の前の道路が狭い→対向車が来てもすれ違えない


悪条件の土地のため、工務店の方だけでなく両親たちにも反対されました。周りからの反対意見や擁壁の再造成に費用がかかることから、一度は諦めました。


範囲を広げて土地を探しましたが、悪条件だらけの土地のことが頭から離れず。。。半年以上、悩みに悩み、「悪い条件を跳ね返すだけの素敵な家を建てよう」と夫婦で決意。


悪条件をしっかりと理解したうえで、「この土地で家を建てたい」と工務店の方にお伝えしました。


担当の建築士の方には、「一周回って、帰ってきたね」と、この土地でマイホームを建てることを選択したわたしたちの思いを理解してくださいました。


一度は諦め、他の土地も見ることができたおかげで、悪条件ばかりの土地にも良いところがあると再認識できたのは大きな収穫だったと思います。


工務店も決まり、土地も決まったことで、ようやくわたしたち家族の家づくりがスタートラインにたちました。


次回は、工務店の方にわたしたち家族のことを知ってもらうために書いた「ノート」や、心地よい暮らし・住まいのために、どんなことを夫婦で話し合ったのかについてお話したいと思っています。


最後までお付き合いいただきありがとうございます。



やめておいた方がいいと言われるような、悪条件の土地での家づくりを決意したふくさん。周りからの反対意見や不安要素がある中で、なかなか勇気のいる決断だったかと思います。


一度は諦めながらも一周回って戻ってきた今の土地との出会いは、それこそ縁だったのかもしれないですね。


悪条件ばかりの土地にも良いところがあると気づけた点や、今の暮らしが心地よく楽しいものになっているというお話からは、ふくさんご夫婦の宣言通りしっかりと悪い条件を跳ね返せるだけの家になっているのだなと感じました。


次回のコラムもまた楽しみです♩ふくさん、ありがとうございました!

(編集:maki)


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