【マイホームへの道のり】コダワリが詰まった平屋〜我が家の天井高事情(第4回)〜

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houseku2016さんの一覧。【マイホームへの道のり】コダワリが詰まった平屋〜間取りのポイント編(第3回)〜 - いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。現在ムクリでは、素敵なおうちにお住まいの方のキッチンやリビングといった場所や、メーカーにフォーカスをして記事を配信しておりますが、おうちが出来る過程を具体的に知りたいというニーズもあると感じております。そこで、工務店・ハウスメーカー選びや、設計でのコダワリ、施工期間中の実話などなど、普段インスタグラムでは発信していない実体験をコラム形式で配信していきます。毎週更新をしていきますが、ムクリにて質問をお寄せいただければ、次週回答いただけるような簡単なQ&Aもコンテンツとして盛り込んでいく予定です。気になることや、聞いてみたいことがございましたら、インスタグラムのコメント欄にお寄せくださいませ。マイホームを検討中の方は勿論ですが、すでに竣工を迎えた方も当時を振り返りながら共感できる部分もあるかと思いますので、ぜひお楽しみいただければと思います。※コラムの内容は、ご担当された工務店・HM・設計士さんや、書き手の方の主観もございますので、予めご承知いただけますと幸いです。前回までのコラムはこちらよりご覧いただけます。

ムクリ[mukuri]


「天井は高いほうが良い」が全てではない


執筆者:RIE(@chez_rie2016)さん


天井って何となく高いほうが良いってイメージあるかと思います。一番大きい要因は圧迫感を感じるとかでしょうか。


注文住宅ですと天井高は2.6〜2.7メートルというお家も多いかと思います。一般的には2.4メートルと言われています。


そんな中、我が家の天井高(勾配天井除く)は、一般的な高さより20センチ低い、2.2メートルです。


今回は少しマニアックではありますが、そんな我が家の天井の高さについて、ご紹介していきます。 


提案された時の様子


初めに、設計の方に提案していただいたときは、20センチも低くて大丈夫なの!?と不安に思い、あれこれと疑問をぶつけました。


174センチの主人が、思いっきりジャンプしたら手が届きますよね?と質問すると 「家の中で思いっきりジャンプしたことってありますか?」 ・・・はい、ないです(笑)


小上がりの和室部分は、もっと低くなってしまいますが大丈夫でしょうか?


「和室って、座ったりゴロゴロ寝転がったりすることが多いですよね。そのときに天井が低い方が落ち着くと思うんです。」 ・・・たしかに!!


こんなやり取りが行われた結果、天井高2.2メートルを採用した我が家ですが、設計の方に説明していただいた3つのメリットがあります。


その1「空間にメリハリが生まれる」


勾配天井や吹き抜けなどを設ける際に、それ以外の部分の天井高を下げることで、空間にメリハリがうまれ、実際の高さより高く見えることです。


私達も工務店のモデルハウスや完成見学会で、同じような天井高の家を見学したのですが、説明されるまで20センチも低いことに気がつきませんでした。


その2「視線の抜け感ができる」


建具とサッシの高さを同じ2.2メートルにすることで、建具とサッシの上の下がり壁をなくすことができます。


下がり壁がないと、視線が遠くまで抜けてより開放的に、広く感じることができます。これも、モデルハウスを見た時に、空間の広さよりも、視覚的に広く感じました。


写真は我が家ですが、建具の下がり壁がないのでスッキリして見えます。


ではなぜ2.2メートルが良いのかというと、造作建具で反りが出ないのが2.2メートルくらいまで、サッシも2.2メートルであれば規格サイズがあるからとのことです。 (一般的な建具やサッシは2.2〜2.3メートルと言われています)


その3「コストが抑えられる」


最後は、天井高が低くなることで家全体の容積が少なくなりますので、冷暖房効率も上がり、建築コストも抑えられます。


設計の方に話を聞くまでは、天井は少しでも高い方がいい!!と思っていましたが、メリハリをつけることと、下がり壁をなくすことで、空間の広さの感じ方も変わってくるんだなぁと思いました。


写真をご覧いただくと勾配天井から軒まで一直線で繋がっているように見えます。外に視線が抜けていくため、軒下まで一つの部屋のように感じたりもします。


実際、生活していく上で全く不便はないですし、リビングの天井高の開放感と和室の落ち着いた空間とのメリハリがとっても気に入っています。


なかなかイメージしづらいですし、コストは比較したこともないのでわかりませんが、ご興味ある方は、工務店さんとかに一度相談してみても良いかもしれませんね。


建築方法の選択肢が少しでも広がれば嬉しいです。 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。



RIEさん、ありがとうございました。


先日ムクリでもご紹介した方も天井高を敢えて下げることでメリハリや抜け感を演出されてました。 


RIEさんのご自宅の写真を見ても、サッシが天井と同じ高さですと、ハイサッシと同じくデザイン性も優れてます。


広さも、吹き抜けも、開放感も、軒下も、あれもこれも採用したい!けどコストが。。。という方にとって、天井高を少し下げてみる手法は一つの手段かもしれませんね。


こういった情報、家を建てる前に知りたかったです(笑)


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