【暮らしのインテリア】シンプルさと収納力が決め手に。使いやすさと見た目も妥協しないキッチンをつくる〜夫婦ふたりの平屋暮らし(mhome0811さん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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やりたいことを明確にし、日々の生活を想定して決めた動線とサイズ


執筆者:@mhome0811(ma-na)さん


前回のコラムでは「今も老後も過ごしやすい家」のために採用して良かったことについてお話しました。


今回はワンルームだからこそ見た目にもこだわったキッチンについてお話します。


ma-naさんの前回までのコラムはこちら


ワンルームに映えるキッチンを


我が家の特徴でもある、全体を緩く区切ったワンルームのLDK。中でもキッチンは主役になるようにこだわってつくりました。


家づくり当初はワンルームのマンションをリノベされた方のキッチンがすごく素敵で「うちも同じような雰囲気にしたい」と、あまりインテリアについて詳しくなかった頃の私は全て真似っこするくらいな勢いでした(笑)


「天板は大理石風にしたい」、「色やデザインはカッコいい感じのコレで。やっぱり可愛いくコレとかもいいな」などといろいろと調べていくうちに、とにかく見た目を重視したかった私はキッチンをもっと自分好みにしていきたいと思うようになっていきました。


そんな中で見つけたのがアイカ工業という会社。タカラスタンダードのオフェリアというシリーズは、キッチンの天板をアイカ工業のもので選べると知り、とても魅力を感じました。


しかし…私たちが施工をお願いした工務店ではオフェリアを発注できないとのこと。どうしてもそのイメージも捨てきれないまま、他のショールームを巡ることに。


その頃にはInstagramで調べていくつかのキッチンが候補に挙がっていたので、その中でも前面収納があるキッチンに絞って説明を受けていきました。


この時はまだ漠然とした間取りしか出来ておらず、イメージ段階でのキッチン探しだったのでサイズを決めるのがとにかく難しかったのですが、使いやすい空間スペースがとれるように主人が全て実際にメジャーで測りながら考えてくれました。


ワンルームとの見た目のバランスを見つつ、あれもこれもと考えていた私でしたが、ここはあえて引き算してシンプルなデザインとカラーにし、宙に浮いているように見えるフロートタイプのラクシーナを採用することにしました。


自分の暮らしに合った設備を


引越し前に使っていたキッチンも特別機能があるものではなく、私はごく普通の設備でもそこまで不便を感じていなかったので家づくりでもそこに重きをおかず。


新居のキッチンは前面収納がつけられるということ以外は、普通に料理が出来ればあとはなんでもいいというくらいでした。


当初はIHを採用する予定でしたが、団地内に都市ガスが引いてあることや今までもガスコンロだったので使い慣れていたこと、そして「ガスで作った料理は美味しい」と聞いたのもあって、ガスコンロに決めました。


夫婦ふたり暮らしということもあり、食洗機はそこまで必要性を感じなかったため採用しませんでした。


隠す収納と使いやすさの両立


キッチンの後ろには家電や食器を置けるように引き戸付きの背面収納を設けました。


採用した理由は、機能性よりも「隠す収納」にしたかったから。


玄関・土間からキッチン後ろを通って回遊できる間取りにしたかったので、そのサイズ感に合わせて背面収納を考えることに。


いろいろ調べていく中で南海プライウッドのフリモというキッチンバック収納を見つけ、中の収納システムのみ採用しました。


引き戸は隠す収納を実現すべく透けないものを選び、冷蔵庫まで入れて3枚戸にするのが見た目もスッキリしていいかなと考えていました。


しかし「料理中に冷蔵庫内のものを出し入れするから入れない方がいいのでは」という主人からのアドバイスがあり、2枚戸にして横に冷蔵庫を置けるスペースをつくることに。


ここにぴったり収まる冷蔵庫を購入したので見た目も気にならず、料理中の使い勝手も良くて、こうしてよかったなと改めて実感しています。


納得感を高めるために


キッチンの床は、水や油はねが気になるのでタイル一択でした。60角の大きめなタイルはsanwacompanyのもので、グレーの中から自分好みのカラーを選んだのでとても満足しています。


キッチン⇄背面収納の通路幅にもこだわりました。


以前住んでいた家のキッチンに立ちながらメジャーで何度も測り、動きやすくものの出し入れがしやすい90cmに。キッチンに立った時に圧迫感もなければ遠すぎることもなく、ちょうどいい距離になっています。


間取りを考える際に重要になってくるサイズ感は、やはり実際にメジャーで測りながら決めるのがおすすめ。これが住んでみて「納得のいく間取り」に繋がっているのだと思います。


暮らしてみて思う使いやすさの違い


引越し前や入居当初は 「ラクシーナ収納」で検索して100円均一などで収納グッズを買い揃えたりもしましたが、実際にこの家に暮らし始めて1年2年と経つうちにつくり置きが休日の日課になり、少しずつ増えていった一軍のキッチン道具は使いやすい配置へと変わっていきました。


ガスコンロ下の引き出しに収納していたフライパンや鍋は、出し入れしやすいように背面収納へと移動しました。


今は100円均一のものも使いつつ、IKEAや無印良品のカゴやトレイ、BOXなどを採用したり、山崎実業のtowerの収納アイテムも見た目のシンプルさと便利さからいろんなところに使ったり。


入居前はワクワクしながら「この位置にはこれを置こう」などと想像していましたが、「ここだと使い勝手が悪い」「 ものが溢れてきて置けない」などと思うように。まさか前面収納に食器を置くなど、想像もしていませんでした(笑 )


やはり実際住んでみないとわからないこともたくさんありますよね。


家にいる間キッチンが一番多くの時間を過ごす場所なので、窓越しの景色だったりブラインドからの西陽だったりを感じながら料理ができるのも嬉しいポイント。


配置や向きにもこだわり、ワンルームのこの場所にキッチンを配置して本当に良かったなと思います。



家づくりではあれもこれもとやりたいことがどんどん膨らんでいきがちですが、そこで違った目線で意見をくれる人がいるととても助かるし、客観的に考えることが出来るようになりますよね。


インテリアや収納、見た目の良さなどについてはma-naさんが担当、サイズや物理的な使いやすさなどはご主人が担当するなど、おふたりのやりたいこととやるべきことの視点の違いがうまく融合し、それぞれの得意分野を生かした「分担制」の家づくりが今の快適さや使い勝手の良さに繋がっているのだと思いました。


キッチンに立つ時間が幸せなひとときになるようなお気に入りの場所がある暮らし、とても素敵ですね〜♪


ma-naさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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