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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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試しながらたどり着いた、我が家の「かたち」
執筆者:ERI(@ouchinokoto_ek)さん
今回は、コンパクトな我が家なりのインテリアの工夫や家具選びのポイントについてご紹介します。
過去にインテリアや家具選びで失敗した経験があり、我が家なりに試しながらたどり着いたかたちが、すこしでもヒントになればうれしいです。
ERIさんの前回までのコラムはこちら
居心地のよい家にするために
ひとことで「居心地のよい家」といってもさまざまな考え方がありますよね。我が家にとっての「居心地のよい家」とは、生活の中心となるリビングダイニングを快適な空間にすることでした。
コンパクトな我が家は、玄関や寝室、洗面所などは必要最低限の大きさしかありません。そのためリビングダイニングを広くとっていて、起床から就寝まで多くの時間をすごしています。
リビングダイニングは、南東向きのベランダから朝日や外の光が入りこむ開放的な空間です。この開放感をなくさないような部屋づくりをいちばん大切にしています。
ベランダからの採光を最大限に活かすための工夫2つ
1.カーテン選び
カーテンは、遮光カーテンを選ばず白色のオーガニックコットンとレースのものにしました。季節によってはレースカーテンだけにしていて、採光を思いっきり楽しむことができるので、日中は照明いらずです。
白壁と同じ色のカーテンにしたので壁とカーテンがなじみ、窓際がスッキリとした印象になり空間を広く感じられています。
2.窓際のインテリア
窓際にはなるべくモノを置かないよう心がけています。とはいっても、なんにも置かないことは難しいので、背の低い家具やガラスケースなど圧迫感の少ないものを置くようにしています。
窓際は植物の成長に最適な場所でもあるので、飾り方には工夫が欠かせません。床に置くだけでなく吊るして飾ったり、プランター選びにも気を使ったりと空間を上手に活用するようにしました。
コンパクトな我が家の家具選びのポイント4つ
コンパクトな我が家は、家具を置ける場所、飾る場所が限られます。
それでもインテリアを楽しむことは諦めたくないですし、好きなものに囲まれて狭い空間にもしたくない。欲ばりかもしれないけれど、工夫次第できっと叶えられると思い、今でも試行錯誤中です。
家の特徴を知ることからはじめてみたところ、我が家はコンパクトだけれど、ベランダからの採光や白壁、白い建具や白い台所のおかげで狭く感じづらいなと改めて気づきました。
このよさを活かした家具選びをすためには、4つのポイントがありました。
1.部屋になじむ色選び
我が家の好みは「温かみのあるインテリア」でしたので木の家具は必須でした。
木といっても色味はたくさんあるので、いろんな家具を見ながら勉強し、オーク系、チーク系、ウォールナット系の中でも、白い空間で悪目立ちしない色の薄いオーク系を選ぶようにしました。
壁付けキッチンなので、キッチンの家具選びも部屋の印象を左右する重要な要素になるとキッチンをリノベーションするときにわかりました。
木の家具のほかには「キッチンで使われているステンレス、白のものも部屋になじみやすいね」と夫婦ふたりで話して決めました。
2.小物で色遊び
部屋になじむ「木、ステンレス、白」を選んでいる我が家ですが、小物では色遊びをしています。
部屋づくりをしているといろいろなお店でたくさんのかわいいものや心躍るものに出会います。すべて魅力的でインテリアに加えたいなと思うものの、色味やテイスト、大きさなど、我が家にすべてマッチするとは限りません。
(↑ブラウン系、白系、ガラス系と色味をなんとなくわけて飾っています)
(↑グラデーションを意識して並べています)
そんなときはグッと我慢し、ラグやフラワーベース、うつわなどで色やデザインを遊ぶようにしています。色でケンカしてしまうときは、同じテイストのものを集め並べると統一感をもたせることができます。
ストレスなく楽しく部屋づくりするコツのひとつかもしれません。
3.家具のサイズを選ぶ
家具のサイズ選びはとても大切です。
白い壁をできるだけ隠さず、採光の邪魔にならない背の低いものや、背面がなるべくないものを選ぶように意識しました。 部屋への圧迫感を減らし、視覚的に狭く感じないための工夫です。
家具を配置する場所のサイズ感を、部屋の中でいくつか把握していて、模様替えした際にここにしか置けないというサイズは選びません。
窓の近く、壁、台所の横、部屋の真ん中など、色々な配置ができる家具選びを心がけているので、模様替えが柔軟にでき、インテリアを楽しんでいます。
4.色々な使い方ができる家具を選ぶ
コンパクトな我が家でも飽きずに居心地よく暮らす工夫のひとつに、なるべく2つ以上の楽しみ方ができる家具を選ぶようにしています。
例えば、水屋箪笥は上下に重ねて使うだけでなく、横に並べてキッチンカウンター風に使うことができます。
木枠のガラスケースは基本的に卓上仕様ですが、床に置いても違和感のないデザインを意識的に選びました。
テレビ台として使っているソーイングテーブルは、将来的にテレビ台としてだけの機能にとどまらなかった点が購入の決め手となりました。
色々な使い方ができる家具を選ぶ理由は、私自身が飽き性で気分転換のためによく模様替えすることを自覚してるからかもしれません。
これまで3回のコラムでは、『コンパクトな部屋でも狭く感じず快適に暮らす工夫』を紹介いたしました。失敗をおそれず、まずはなんでもやってみることで、我が家は快適な暮らし方を見つけてきました。
これからも工夫を繰り返して、そのときの生活にあわせながら進化していけたらなと思います。同じように暮らす方のヒントにすこしでもなっていたらとてもうれしいです。
これまで読んでいただいたみなさまありがとうございました。
家具選びの際に置きたい場所の大きさを前もって測ることはしていましたが、「家具を配置する場所のサイズ感を、部屋の中でいくつか把握」はしていなかったので参考になりました♪
54m2のマンションでインテリアを楽しむ、ERIさんの暮らし。色の選び方や家具の配置など、写真もたっぷり使ってお話いただき、とてもわかりやすかったです。
ERIさんのコラムは今回で最終回です。最後までありがとうございました!
(編集:kaori)
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