【暮らしのインテリア】10年以上かけて出会った、森暮らしを実現できる土地〜素朴さの中に小さな贅沢を散りばめた21坪の平屋(hy___home21さん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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コラム執筆者のご紹介


今回からコラム連載がスタートするのは、土間と薪ストーブのある平屋で、猫と犬と暮らす@hy___home21(以下、yumi)さんです。


自然に恵まれた環境に建つ「小さな贅沢をたくさん散りばめた」家は、日常に幸せをくれます。猫と犬との暮らしについては以前のコラムでお話いただいているので、ぜひ合わせてご覧くださいね。


それではyumiさん、よろしくお願いします。


はじめに自己紹介


はじめまして、yumi と申します。パートナーと大学生の娘、3匹の犬・5匹の猫と一緒に21坪の小さな平屋で暮らしています。


コラムでは私たちが家を建てることになった経緯や暮らしの中で大切にしていること、そしてそんな暮らしをするために工夫した住まいづくりについてお話させていただこうと思います。


読んでくださった方の何かのきっかけになったりお役に立てたりしたら嬉しいです。


季節の移ろいを感じながら森の中で暮らす


森暮らしへのあこがれ


子どもの時から海よりも山が好きでした。木々が風で揺れる音と木漏れ日。いつしか「森に囲まれた小さな家で暮らすこと」へのあこがれを抱いていました。


思いを実現できるかはわからないけれど、とりあえず土地は探し続けようと、パートナーとともに2人の都合が合えばワンコ達を連れて土地探しドライブをする日々。


そんな中必要に迫られて、私は子ども達と暮らすため、彼は両親と暮らすために、普通の住宅地にある中古住宅をそれぞれ別で購入してリノベーション。


お互いが家を持ったことで気持ちに余裕ができたというか、急いで探す必要もなかったので、それこそいつか年老いたときに一緒に暮らせる小さな家を建てられたらいいねという状況になりました。


それでも情報収集だけはやめず、マイペースに続けていくことに。


10 年以上の時を経て出会った土地


ここ良いかも!と思うところを見つけては、調べていくとライフラインすら通っていない未知の土地だったり、いつ崩れてもおかしくない擁壁を抱えていたりと、10年以上ものすごい数の物件を見てきました。


そして 2020年10月に出会ったのが今の場所。


フェンスにはツタが巻き付き、森も鬱蒼とした雰囲気でした。ただ今まで見てきた数えきれない土地の中にはなかったものを感じたのです。


その場でノートを広げてラフ図面を描き、ここならこんな家が建てられるよ!と彼にプレゼン(私は工務店に勤務しています)。


ここに暮らすイメージがどんどんあふれ出て、居ても立っても居られないってこんな気持ちなんですね。数日後には契約日が決まっていました。


日常の中で幸せを感じたい


なぜ山が好きなのか?それは、やっぱり四季を感じられるから。非日常ではなく日常の中で幸せを感じる暮らしをしたいという思いが常に根底にありました。


季節の移ろいとともに変わる木々の姿、静かな暗闇に光る星、日々変化する太陽や月の動き、生き物たちの息吹。それらを感じることができる場所との出会いで一気に家づくりへの思いが加速しました。


人にも環境にも優しい暮らし


私は21歳で長男、続いて次男、そして27歳で娘を出産しました。


その当時から天然のもの、自然のもの、体に優しいものへのこだわりが強く、子ども達は棉で縫った布おむつ育児で、離乳食も手作りを徹底していました。ワンコ達のごはんも手作り食にしています。


それはこうあるべきということではなく、手をかけられる喜びと幸せを感じられる気持ちから。洗濯したての布おむつが風にゆれる光景を見るのが本当に大好きでした。


そんな育児真只中の23歳の時に、大手ハウスメーカーで1軒目の家を建てました。


その当時は新建材が一気に広まった頃で、「床は無垢材にしたい」「漆喰の壁にしたい」という私の希望は規格外だからという理由でことごとく却下され撃沈。


同時期に現在の勤め先でもある建設会社で働き始め、20代後半からは建築に携わるように。200軒以上のご家族の家づくりに携わらせてもらい、本当にたくさんの事を学びました。


私たちが暮らしの中で一番大切にしているのは「足るを知る」ということ。今あるものに感謝し、満たされていると気づく。


土地が見つかったのをきっかけにパートナーと私の住まいづくりがスタートしました。次回のコラムはそんな住まいづくりについてお話ししたいと思います。



それぞれに中古住宅を購入して、土地探しに10年以上かけたと聞くと驚きますが、結局は急がば回れということで、焦らなくてもいい時間があったからこそ出会えた土地なのですね。


犬や猫にとっても、体に優しいものを自然と求めるyumiさんご家族にとっても、最適な環境なのではないでしょうか。次回以降の住まいづくりのお話も楽しみです。


yumiさん、ありがとうございました!

(編集:kaori)


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