【暮らしの整理・収納術】モノとの向き合い方、余白と仕組みづくり。すっきりとした部屋づくりのコツ〜4人のこどもとすっきりシンプルな暮らし(kaohome_9さん)

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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


目的や手順、使用しているアイテムに至るまで実践形式でご紹介していきます。ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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すっきりさせるために意識した4つのポイント


執筆者:かおるこ(@kaohome_9)さん


こんにちは、整理収納アドバイザーのかおるこです。


以前の我が家は、とにかくモノを好き放題増やすのに減らすことをせず、気づけば家の中がモノで溢れてごちゃごちゃ。とてもじゃないけどすっきりとは程遠い部屋でした。


整理収納の雑誌に登場するようなオシャレな部屋に憧れつつ、こどもが4人もいるから我が家には無理だと思っていました。しかし、今までのコラムでもお伝えしたように、少しずつ家を整えて理想の部屋づくりをしていきました。


最終回はこれまでのまとめとして、こどもと暮らす中ですっきりとした部屋をつくっていくためのポイントについて書きたいと思います。


かおるこさんの前回までのコラムはこちら


1.不要なモノを減らす


まず、何よりも一番大事なのが「整理」の作業です。


モノがかなり多い部屋だと、すっきりではなく生活感を感じるようなゴチャゴチャした部屋になってしまいます。自分にとって、必要なモノと不要なモノとで分けていきます。


必要の基準が難しい時は、実際に使っているかどうかで分けていくと分かりやすいと思います。このように整理を進めていくと、元々モノが多い部屋であればかなりの量が減ることになります。


我が家では、かなり多くのモノを手放したことで、収納するモノが少なくなり収納スペースも今までのように多く使うことはなくなりました。そのため、元々表に出ていた家具等も必要最低限になりました。


人が集まり広くしておきたいリビングには、ほとんどモノを置いていないので、すごくすっきりしています。


この整理の作業ですが、こどもにも小さい頃から少しずつ教えるようにしています。机の引き出しやおもちゃボックス等、狭い範囲にあるモノを「いる」「いらない」で分ける作業をしてきました。


小さな頃は聞きながら一緒に作業し、小学生になった今はわりと自分の周りの整理ができるようになってきたかなと思います。家族みんなで整理に取り組むことで、家全体がすっきりするといいなと思っています。


2.色に統一感を持たせる


モノの量だけでなく、色の使い方もすっきり具合に大きく関わってきます。以前の我が家は、色にはこだわらず、家具を購入する際も全体との調和を気にしていませんでした。


こどもたちのおもちゃも、整理をせず量も多かったので常に見えている状態。よって、おもちゃの置いてある空間はカラフルでゴチャゴチャしていました。


今は、部屋のベースカラーを白とナチュラルカラー(木)でなるべく揃えるようにしています。シンプルな色をベースにもってくると、すっきり広々として見えます。


こども部屋でも、他の部屋と同じように白とナチュラルカラーをベースに、木のデスクと白に近い色味のチェアで揃えています。特に、家具等の表に出ているモノは色に統一感を出すのがおすすめです。


こどものおもちゃ等はどうしてもカラフルなモノになってしまいますが、収納ボックスを使って隠す収納にしているため、わりとすっきりしています。


3.余白を大切にする


見える場所に出ているモノが少ないのはもちろんですが、収納の中身もパンパンに詰め込まないようにしています。


心がけているのは、大体7〜8割くらいの収納量を超えないようにすること。2〜3割くらいの余白があると、開けた時にもすっきりして見えます。


例えば、引き出しでは開けた時に余白ですっきりしているので、全体に何がどのくらいの量が入っているのかをすぐに把握できます。


4.使いやすい収納の仕組みをつくる


こどもと生活をしていると、おもちゃ等であっという間に散らかってしまうということも。特に小さなこどもが多いと、散らかるスピードも速いですよね。


生活していれば、散らかるのは自然なことなので、それをすぐに元通りにできるかどうかが大切だと考えています。簡単に出し入れができるような使いやすい収納にしておけば、すっきりを維持しやすくなるかと思います。


複雑な収納にしてしまうと、使った後に戻すのが面倒になり、そのまま放置されて部屋がゴチャゴチャしやすくなります。簡単に戻せる収納だと置きっぱなしになりにくいので、すっきりをキープしやすくなります。


また、小さなこどもでも自分で後片付けができるというメリットがあります。例えば、使う場所から近く、出し入れがしやすい場所にモノの定位置を決めておくのがおすすめ。


我が家では、子どものランドセル収納を玄関の近くの和室に置いています。以前は、2階の子供部屋にランドセルの収納場所をつくっていたのですが、距離があるため面倒になり、そのまま1階に放置されてしまうことがほとんど。


しかし、玄関近くにしたことで、帰宅後にすぐに戻せるようになりました。


以上のようなことに気をつけながら、部屋づくりをしています。参考にしていただけると嬉しいです。 これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。



かおるこさんが実践している、すっきりとした部屋をつくるための4つのポイント。モノとの向き合い方をまず大前提に、その後の使いやすさにつながる余白や仕組みづくりが重要ですね。


4人のお子さんと暮らす中で少しずつ見直し整えながら、モノに溢れた暮らしからすっきりとしたシンプルな暮らしへと見違えるように変化した、かおるこさん。


今回で最終回となりましたが、全7回に渡り連載していただいたコラムを通じて、意識を向ければここまで変われるんだということを、身をもって教えてくださいました。


かおるこさんの暮らしの変化を見て、驚きと共に整理収納を見直すきっかけになるかもしれません。今までのコラムも、ぜひ皆さん参考にしてみてくださいね♩


かおるこさん、たくさん執筆いただきありがとうございました!

(編集:maki)


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