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現在ムクリでは、素敵なおうちにお住まいの方のキッチンやリビングといった場所や、メーカーにフォーカスをして記事を配信しておりますが、おうちが出来る過程を具体的に知りたいというニーズもあると感じております。
そこで、工務店・ハウスメーカー選びや、設計でのコダワリ、施工期間中の実話などなど、普段インスタグラムでは発信していない実体験をコラム形式で配信していきます。
マイホームを検討中の方は勿論ですが、すでに竣工を迎えた方も当時を振り返りながら共感できる部分もあるかと思いますので、ぜひお楽しみいただければと思います。
※コラムの内容は、ご担当された工務店・HM・設計士さんや、書き手の方の主観もございますので、予めご承知いただけますと幸いです。
地鎮祭・上棟式って実際なにをするの?
前回までのコラムとちょっと趣向を変えまして、家を建てる際に通過する儀式「地鎮祭」と「上棟式」についてお話させていただきます。
家を建てない限り聞くこともないこの2つの言葉。何をどうするのか?HMさんや工務店さん、地域によっても異なるとは思いますが、我が家の経験談として参考にしていただければ嬉しいです。
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地鎮祭で準備したもの
設計が終わり、住宅ローンの手続き等が終われば、いよいよマイホームの建設がスタートですね。今回は、わたしも初めてのことだらけで不安だった地鎮祭や上棟式についてです。
まずは地鎮祭について、ちょっと解説を。
ムクリ編集部より
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。
これには神式と仏式がある。一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。鎮地祭、土祭り、地祭り、地祝いとも言う。
一般的には、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場となし、斎主たる神職のもと、建設業者・設計者・施主らの参列の上で執り行う。場合によっては、赤白の横断幕を張ったテントの中で行われる事もある。
祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ)を立てて祭壇(南向きまたは東向き)となし、酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物を供える。
(出展:Wikipedia)
これだけ読んでも???ですよね。本当、ネット上にも色々な情報が散見されますが、どれを信じて良いのかわかりませんでした。私達は工務店さんの指示に従いながら進めていくことにしました。
そのため、ハウスメーカーや工務店によっては、全て手配してくれることもあるようですが、我が家の場合は、あらかじめ工務店側から指定されていたものを自分たちで用意しました。
祭壇にお供えする鯛や野菜、果物、お酒ですが、野菜や果物はその時期の旬なものを購入し、尾頭付きの鯛は、スーパーで事前に予約しておくと安心かと思います。
お願いする神主さんですが、いつもお参りする神社の神主さんを指定して、工務店の方から連絡してもらいました。
あとは、地鎮祭の後に業者さんたちと挨拶がてら少しお話の場を設けたいとのことでしたので、人数分のペットボトルのお茶とお菓子を準備しました。当日は、全て工務店側で段取りをしてくれたので、わたしたちは準備したものをお渡しするだけでした。
地鎮祭で手配したもの
◯野菜・果物
その時期に旬なものを手配
◯尾頭付きの鯛
事前にスーパーなど魚屋さんで予約し手配をしておく
◯神主
我が家がいつもお参りする神主さんを手配し、初穂料をお支払い
◯お茶菓子
参加者分のペットボトルのお茶とお菓子を準備
上棟式の回想
上棟式について解説です。
ムクリ編集部
上棟式(じょうとうしき)とは、日本で建物の新築の際に行われる祭祀である。棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいう。上棟式には神道様式や仏教様式がある。
竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる。式の方法や次第には神社の祭祀のような規定はなく、地域による差異もある。屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うものや、祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行うもの、祭壇も祭祀も地上のものの区別もある。
(出展:Wikipedia)
地鎮祭が終わったら着工、3週間ほどで次は上棟式です。わたしが住んでいる地域では、上棟式で餅まきをする家が多く、我が家もぜひやりたい!と思っていたので行いました。
お餅は、工務店側でいつもお願いしているお店があったので、そちらで予約しました。そしてこども達も多く来てくれる予定だったので、駄菓子も準備しました。当たっても痛くないような袋菓子を中心に、1万円分程用意しました。余談ですが、焼く=火事を連想してよくないようなので、クッキーなどの焼き菓子は避けました。
それから、一緒に撒く小銭です。 これはいくらくらいで、何枚撒けばいいのか分からず、ブログなどを参考にしました。
様々な考え方があるようですが、どうせなら意味のある数字にしたかったので、合計金額は家族全員の年の数(33+32+8+4=77)×100で7700円。
これを、500円、50円、5円で合計365枚用意して撒くことにしました。 これでは微妙に数が合わなかったので、10円も少しプラスして調節しました(笑) 5円玉と10円玉はお酢につけて、500円玉と50円玉は消しゴムでこすってピカピカにし、半紙を適当な大きさに切ってから包みました。
ムクリ編集部
正確な出典はわかりませんが、365日過ごす場所という意味合いで365にちなんだ数を用意するらしいです。地域によっては施主の年齢とか様々なやり方があるようです。
準備はとても大変でしたが、当日はたくさんの人が集まってくれて、お祝いしていただき、とっても楽しい1日になりました。ご近所の方と仲良くなれるきっかけにもなりますので、餅まきもぜひおすすめしたいです。
そして、上棟の際に大工さんや工務店の方に準備したものですが、上棟式当日のお昼のお弁当(大工さんのみ)、休憩時の差し入れ、終わったあとに渡す祝儀や手土産です。
上棟式が終わったあとに、その場で宴会をする場合も多いようですが、大工さんたちも疲れているから早く帰りたい方が多いみたいですよ、と工務店の方からアドバイスをもらい、宴会は設計の方、家族、親しい友達とだけすることにしました。現場監督や大工さんたちには仕出し弁当とビールの6缶パックをお土産に渡しました。
上棟式で用意したもの
◯お餅
◯小銭
365枚(7700円分)
◯駄菓子
10,000円分(焼き菓子、硬いものはNG)
◯お弁当
大工さん分(お昼分)
◯手土産
仕出し弁当と缶ビール6缶パック
◯祝儀
ネットで相場を調べ、工務店の方や大工さんへ
我が家の場合は、このような流れで無事終わりました。
こんな経験人生でなんどもできるものでもないので、情報が少ないですよね。ハウスメーカーさんや工務店さんはプロですので、その流れに沿って進めるのは安心かもです。
次回は、大工さんを始め職人さんたちへの差し入れについてお話ししようと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
とても勉強になる内容でしたね。実は私は両方ともやらなかったんです。これは、本当それぞれ地域やハウスメーカー・工務店さんの経験によりますよね。でも、何回も経験できるものではないですから、実施されたい方は早めに相談されてもいいと思います。
あとは、お金周りです。地鎮祭などは地味にお金がかかると言われています。ちょうど設計も終わり基礎工事へというタイミングですので、インテリアの検討を始める方もいますよね。そんな時に出費!とならないように、計画的に進められることをオススメします。
次回は差し入れ!これも気になります!
RIEさん、ありがとうございました♪
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