北欧テイストでまとめられたLDK
シンプルナチュラルで統一されたおうちにお住まいのnatsumiu.hさん(以下、natsumiさん)のLDKに関するコダワリをご紹介していきます。
清潔感ある白いキッチンに、ナチュラルテイストで統一された家具、そして開放感あるリビングインのスキップフロアが特徴的です。
そこには、natsumiさんが考えるリビングを中心とした動線設計から、自分の好みを随所で取り入れた空間造りがありました。色の使い方一つ取ってもとても参考になります。ぜひ、ご覧ください。
(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)
家族や友人と楽しく料理がしたい
メーカー:タカラスタンダード/オフェリア
「洗う、調理、片付ける」をスムーズにする3層構造と、お手入れカンタンな清潔設計が魅力のタカラスタンダードのキッチン。
また、高品位ホーローは汚れや熱、水に強く、キズがつきにくいので、清潔さと美しさがずっと続きます。 シンクやキッチン周りの構造にもコダワリがあり、主婦目線を徹底されてキッチンです。
オフェリアの詳細はこちらからご覧いただけます。
natsumiさんのキッチンサイズ
全長:2550mm
奥行き:1050mm
高さ:900mm
デザイン
天板:アクリル系人工大理石
シンク:人造大理石
その他
食洗機:MITSUBISHI
水栓:リクシル
レンジフード:タカラスタンダード/VUS-904TV
IH:HITACHI
カップボード
メーカー:IKEA
全長:1800mm
奥行き:450mm
高さ:920mm
パントリー(造作)
全長:900mm
奥行き:650mm
高さ:2600mm
ホーローパネルのお手入れが決めて
natsumiさん
設計当初はキッチンも造作で作ってもらおうと思っていたのですが、お手入れや使い勝手を考えるとわたしには向いてないかなと思いやめました。
タカラスタンダードはハウスメーカーの標準だったのに加え、ショールームで説明を受けた時に、ホーローパネルのお掃除のし易さ、シンクのすっきりしたデザインなどが気に入り決めました。同じくお風呂もタカラスタンダードでホーローパネルを採用しましたが、こちらもお掃除がしやすくて丈夫だと実感しています。
人が集まるフラットなキッチン
オープンキッチンにしたのは、家族や友達みんなでワイワイお菓子や料理を作りたい。並んでもそうですが、向き合って作業出来たり、できた料理を向かい側から家族が取ってくれたり。それを一番に考えオープンにしました。
私はお菓子づくりが大好きで、実際キッチンを囲って友達と会話しながら作り方を教えたりしています♩ ちなみに、私のキッチン愛用品です。
そして、いつもキッチンを丸見えにすることで、常に綺麗にしようという気持ちが湧きます。片付けを後回しにしたまま忘れてしまう私の性格にはこれがとても良い効果でした。
すっきり収まった背面収納
背面のIKEAのキッチンキャビネットは、素材、サイズ全て自分でカスタムできるタイプです。間取りを決めてからここのキャビネット探しをしたのでサイズ感もぴったりでとても良かったです。
ちょうど真ん中にゴミ箱も二つ収納できるスペースもあり、使い勝手も◎
デザインはキッチンに合わせて面材を白にし、こちらは濡れたりすることが少ないと思ったので、ナラの天板にしてナチュラルにしました。自分で組み立てなければいけないのは少し大変でしたが、その分リーズナブルなお値段で、物もしっかりしていたので、頑張ってよかったです。
収納は余計なアクションを少なく
収納は私の苦手分野なのですが、 キッチンの収納に関しては、使うところの一番近いところに収納をする。これはキッチンだけでなく全体に言えることです。
例えばですが、食洗機のすぐ下に食洗機用洗剤、シンクの下に生ゴミを処理する袋や新聞紙、ゴミ箱の上の引き出しに専用のゴミ袋、IHの下にフライパンや調味料という感じです。
そしてカテゴリー別にまとめすぎないことも意識しています。
調味料も全部同じ収納にまとめず頻度の高いものだけを近くに、フライパンと調味料など同じ場所にしまっています。頻度の低いものは開けにくい一番下の引き出しやパントリーへ。
食器の収納は棚ではなく引き出しにしたことで断然出し入れが楽になりました!とにかく物が溢れると収納が大変になるので今以上に増やさないことを心がけています。
普段のお手入れ
食器などを洗うごとに同じスポンジでそのままシンクも流してます。布巾と漂白できるスポンジを最後にオキシクリーンに浸けたり、煮沸消毒をしてハンガーにかけて終わり、という流れです。
あとは、ワークトップは食器用スポンジを変えるタイミングで食器用洗剤でそのまま泡泡にして丸洗いし、スクイジーで泡を切って拭きます。時間がある時はシンクの中は手で触れて汚れてるなと感じる場所だけメラミンスポンジで優しく落とします。
我が家は主人の夜ご飯がかなり遅いので12時を回ることも多々あり、必ず夜にリセットと決めず、1日のどこかでリセットするか、できなかった時は次の日の朝がんばる。そんな感じでキチキチやらないことにしています。
明るく家族の気配を感じるリビングダイニング
開放的な空間づくり
◯LDK:23畳
natsumiさん
リビングダイニング共に南向きで横並びで、どちらも明るくなるように間取りを作りました。
リビングは吹き抜けにし、家族がどこにいるか感じられる、二階と一階に居ても会話ができる空間にしました。更に天井も2600mmと少し高くしてあるので吹き抜けも合わせ、同じ畳数でも広く感じられるかと思います。ソファでくつろぎながら上を見上げると疲れた心も癒されます。
ダイニングはテーブルの向きを90度変えてもどちらでも使える広さにし、天井にレールを設置することで、テーブルの位置に合わせてペンダントライトも移動できるようにしました。
その他、床に設置する家具を最小限にし、掃除機のかけやすいようにと考えています。
スキップフロアを採用した理由と効用
スキップフロアが出来た理由は、設計当初、ただの箱な家ではなく、ちょっと変わったスペースが欲しいというざっくりといた要望から始まりました。
こども部屋にロフトをつけてみたり屋根裏部屋、蔵、色々考えてみましたがそういうものはただの物置になり、掃除も大変、老後を考えたら不要なものばかりで悩んでいたところ、最終的に出してもらった間取りが現在のスキップフロアでした。
スキップフロアのちょっとしたコーナーはわたしのメイクコーナーになり、そのスペースができたおかげで下には広いリビングクローゼットになりました。クローゼットは高さが約168センチと主人は少し屈まないといけませんが、私はギリギリまっすぐ立てるくらいのスペースになりました。
このクローゼットがあるからLDKが散らからず、家具も最小限に抑えられて本当に良かったですし、急な来客があってもここにパパっと隠せるのも◎です(笑)
そして階段側の吹き抜けも大きくなりリビング上の吹き抜けと合わせ日差しもよく入りますし、空気もよく回ってくれる気がします。
リビングを中心とした動線
キッチンの後ろに洗面室お風呂は正解でした。水回りが近くにあると家事動線の効率も上がります。キッチンのガラスブロックは、洗面室の電気の消し忘れに気づけるように、誰かお風呂に入っているのがわかるようにとつけました。
何より、以前住んでいたアパートではとにかくお風呂が寒くて億劫でしたので、LDKに隣接させることで室内の温度も同じで暖かく快適です。
キッチン脇のニッチの壁は、本当は無いのが理想だったのですが、構造上どうしても設けなければいけない壁だったので、だったら存分に活用できるスペースにと、大きくニッチにしてもらいました。
リモコンを集約、マガジンラックも不要ですし、飾り棚としても活用できています。一番下にはルーターと自宅の電話機をファブリックで目隠ししています。
床:無垢材/ナラ
一階の床はナラの無垢材です。
無垢にしたいけど手入れが不安な我が家は、薄くクリアコーティングしてあるので、輪染みなども出来にくく、お手入れが楽です。無垢ならではのサラッとした踏み心地はそのままです。
まだ住んでから1年ちょっとなのでこの先のお手入れはどんな風にしていくかわからないですが、やっぱり無垢のサラッとして温かみのある踏み心地が好きです。
コストを考えて二階は普通のフローリングに。
こちらは白系なのですが、お部屋が明るく清潔感がある雰囲気になってよかったです。
「好きなものを好きなところに」がコンセプト
インテリアへのコダワリ
natsumiさん
家のコンセプト的なことは特にまとめず、 北欧風、アメリカン、南欧、カントリー、ナチュラルモダンなど、一つの枠に捉われないように好きなものを好きなところに採用しました。
家づくりは人生に一度かもしれない
そう考えるとやりたいことを全部詰め込んでひとつひとつコダワッて選びました。
LDK
まず家族が一番長く過ごし、来客時にも一番利用するLDKはとにかく居心地が良く癒される、開放的でホッとするする空間にと無垢の床、無垢のドア、珪藻土塗り壁にし、ナチュラルにまとめました。
少しアクセントにとシェードカーテンは柄モノにしてみましたが、思ったよりうるさくなくナチュラルにまとまりました。
娘のピアノもいつでも弾けるようにリビングに馴染むようなカラーを選びました。
◯テレビボード:無印良品
◯リビングテーブル:ベルメゾンデイズ
◯ソファ:unico/SIGNE
◯ダイニングテーブルセット:unico/ALBERO
◯カーテン:シンコール/コロAZ2028
◯ダイニングペンダイントライト:ODELIC
無印良品の商品はやはりシンプルで無駄のないデザインでしっかりしていて飽きずに長く使えそうで好きです。
unicoのソファ、ダイニングセットはナチュラル、シンプルで温かみのある家具だなと選びました。一目惚れで他のどんな家具を見ても揺らぐことがないくらいお気に入りです。お手入れに出したりして長く長く使いたい家具です。
玄関
玄関もLDK同様にシンプルナチュラルなテイストでまとめています。約2畳以上の広さがあるので収納も困りませんし、ガレージにも直接出れる動線もありとても便利です。
玄関のエトワールのペンダントライトもお気に入りです!
和室やトレイはシックに
和室は茶色系でまとめ、ぐっと落ち着いた雰囲気に。トイレはシックにまとめました。
洗面室
洗面室は造作で作ってもらいました。
これも以前住んでいたアパートの狭さから、ここは家族が集まっても狭い狭いとならないように少し幅をもたせました。
洗濯カゴ一つでもあるのとないのとでスペースの広さが左右されると思い、シンクの下にカゴと踏み台など収納できようにしてもらいました。
コラベルのタイルは結構カラフルなイメージが強かったのですが、こういったベージュ系の組み合わせもあって採用しました。
二階・こども部屋
その分二階はたくさん遊んでみました。
こども部屋はドアからアクセントクロスや照明カーテンといろんな色を使いカラフルに♩娘のお部屋は全部娘が選びました。二階のトイレも合わせて可愛くピンクや花柄を採用しました。
寝室は寝具を白で統一しシンプルな感じですが、茶色のアクセントクロスが眠る時にとっても安らぐカラーということで、全面白にしなかったのが正解でした。
書斎は主人のチョイスで、好きなグレーやネイビー、濃いめのテーブルのカラーにしたり男性好みな感じになっています。
このように「好き」をちりばめた家ですが、今のところ後悔した点は一つもないくらいコダワッて満足のいく暮らしができています♩
いかがでしたでしょうか。
ナチュラルテイストでシンプルに統一されたインテリアに、コラベルやアーチ上の下がり天井など随所に可愛らしさが入っていてとても上手ですよね。
リビングのドアをあけるとシックな和室があったり、二階では蛍光色豊かな建具を使ったりと遊び心も忘れていません。
「好き」を混ぜ合わせるのは勇気も入りますし冒険に近いですが、基準となるテイストをしっかり抑え、一目に触れにくい場所で冒険をするのも、家づくりの楽しみにだと思います!
natsumiさん、ご協力ありがとうございました🎶
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