【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「季節の手仕事」をテーマに、@tokus_home(以下、toku)さんのお話をお伺いしていきます!
手作りのものを口にするという幸せ
toku
はじめまして、tokuと申します。2022年の5月から、信州の田舎で夫と4歳、1歳の娘と4人で暮らしています。
今回はそんな田舎暮らしの中で楽しむ「季節の手仕事」について少しお話させてください。
ここで暮らすという選択をして
信州の田舎で育った私。家のまわりには広い畑があって、幼い頃から食卓にのぼる野菜はほぼ家で採れたものでした。
母は、子どもたちにはなるべく手作りのものをと、季節の食材を上手に料理し、時には保存食に加工してくれました。
結婚後数年、都会で暮らす中で、そんな「採れたて」「手作り」があふれた暮らしは当たり前でなかったことに気がつきました。
田舎だからこそできる暮らしがしたい!と、思い切って夫婦で転職をし、再び信州へ。
野菜作りも夢だったので、150坪の土地を買い、家を建てました。
今年は木を植え、畑を始めるのが今の楽しみの一つ。子どもたちと一緒に花や野菜を育て、採れた野菜でお料理をする。そんな田舎だからこそできる暮らしが、本当に幸せだなと感じています。
季節ごとに保存食を
家を建てるにあたり、保存食や野菜の保存に便利なパントリーを設けました。
ここは北側にあたるため湿度が低く、キッチンとの間に扉もあるので食品保存にぴったり!自分で作ったジャムなどの瓶が並んでいる光景を見るのが、私の日々の楽しみになっています。
冬から春にかけては植物たちがお休みしている季節。薪ストーブで温まりながら、ドライフルーツや焼き芋を楽しんで。
初夏、やっぱり一番好きなのは梅仕事。昨年は梅酒と梅干し二種を作りました。梅干しは4歳の娘も大好物で、お弁当にも重宝しています。
実りの秋。昨年は約200個の柿を剥き、干し柿を作りました。皮剥きは大変ですが、終わった後は達成感!
一つ一つがおいしい干し柿になることを想像しながら...。信州の長い冬のおやつになります。
そして今年は初めて味噌作りにも挑戦しました。完成した味噌をきゅうりにつけて食べるのがとても楽しみです(笑)
天然酵母の恵みをいただく
以前から好きだったパン作り。昨年からは天然酵母にチャレンジしています。
毎朝、瓶を開けて「プシュッ」という音がすると、「今日も酵母が元気だな~」こちらも元気をもらいます。
天然酵母は発酵の見極めが難しくまだまだ失敗してばかりではありますが、ごはんを炊くようにパンが焼けるようになることが目標です(笑)生地を触っている時間が私の癒しの時間。
薪ストーブで焼いたレーズン酵母のカンパーニュは、子どもたちもパクパク食べてくれます。
最近はまっているのが「酒種のベーグル」。外はカリカリ、中はモチモチで感動!アツアツのうちにチーズをはさんで食べるのがお気に入りです。
おすすめのメニューは、天然酵母を使ったパンケーキ。このために酵母を起こしてもいいかなと思うくらい。
弱った酵母でもちゃんと美味しくできますし、このことを早く知っていたらもっと天然酵母を始めるハードルが低かったかもしれないと思うほど簡単です。
まだまだ始めたばかりのこの暮らし。季節の手仕事も、天然酵母のパンも手間はかかりますが、家族の喜ぶ顔をみると、またつ作ろう!と思います。
これからも子どもたちと一緒に季節を楽しみ、味わいながら、暮らしていきたいなと思います。
信州の自然豊かな土地で新しい暮らしをスタートさせたtokuさん。
幼いころから手作りのものを食べることが日常だったという言葉にお母様の深い愛情を感じますし、それをまた自然と自分のお子さんにもしてあげるということは、とても豊かで贅沢な暮らし方だなと感じました。
目で見ても楽しい保存食の並ぶ光景。冬を越し春の訪れと共にまた様々な手仕事をして、パントリーに並べられる様子も楽しみですね♪
(編集:megu)
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