【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】優しく柔らかく。いつも包み込んでくれていた実家（heco_homeさん）

縁があって受け継いだり自分自身で購入したりした中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。

「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます！

前回までの「大切なもの」のお話はこちら

今回は@heco_home（以下、heco）さんのお話です。

実家での思い出が道しるべとなって

heco

私の実家は、祖父の代に建てられた和風の木の家。畳や障子、深い軒や縁側といった自然素材や伝統的な建築方法を使った日本家屋です。

５年前、次男を出産後に家づくりを本格的に始めた時から、家のコンセプトは日本家屋のように流行に左右されず、経年で魅力を増していくような素材やデザインにしようと決めていました。

それは実家での暮らしや思い出が、原点となっているからです。

幼い頃、縁側に座ってみんなでスイカを食べたこと。障子に穴を開けて怒られたこと。

木の柱に身長を書いて、大きくなったねと家族みんなで喜んだり。畳に布団をひいた従兄弟とのお泊まり会は、今振り返っても楽しい思い出です。

深い軒は夏の強い日差しを遮って、冬の暖かい日差しを室内奥へと届けてくれます。縁側では日向ぼっこをしたり、庭を見ながら風や季節の移ろいを感じたり。内と外を柔らかく繋げてくれました。 

木や土、紙などの素材は呼吸をしながら優しく、柔らかく、心地良く私達の暮らしを包み込んでくれていました。

そんな記憶を大切に、どんな暮らしがしたいのか沢山考え想いを込めた我が家は、実家から受け継いだ日本家屋の良さをふんだんに取り入れた『新しいけど、懐かしい』そんな家になりました。

築１年を迎え、まだまだ始まったばかりの我が家での暮らし。

幼い頃の実家での思い出が、私の中でしっかり根付いているように、子どもたちにとって我が家で過ごした日々が、色あせることのない楽しい思い出で溢れるといいなと思っています。

大切なものをお伺いして「実家」とお返事をいただいた時は、予想していなかったこたえに少し驚きました。hecoさんに迷いはなく、それほど大切なものなのだなと感じました。

そしてその思いはご自宅へと受け継がれました。hecoさんのように、お子さん達も家に包まれながら思い出を重ねていくのでしょうね♩

（編集：kaori）

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@heco_home

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