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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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自由度の高い多用途な空間を目指して
こんにちは、hikaruです。いつもご覧いただきありがとうございます。
前回のコラムでは庭づくりを中心に考えた、小さな平屋ならではのキッチン・ダイニングについてお話しました。3回目のコラムとなる今回は「土間玄関と繋がるリビング」についてお話します。
hikaruさんの前回までのコラムはこちら
小さな家だから空間を兼用する
我が家は23坪の小さな平屋です。小さな面積の中で必要なお部屋を考えていくと、どうしても個室それぞれが小さくなっていきます。
そのため、できるだけ部屋と部屋を曖昧に繋げて広く使えるように間取りを考えました。
玄関から家の中へ入るとまず土間があり、隔たりなくLDKへと繋がっています。
この土間はリビングでもあり、玄関でもあるという二つの役割を果たしていて、土間玄関とリビングを一直線に繋げてできるだけ空間を広々と感じられるようにしました。
来客が過ごしやすいリビングを
土間玄関は4畳、LDKは15畳。数字で見るとコンパクトな間取りだとは思いますが、土間から一直線に繋がるLDKは実際に暮らしてみると意外と広く感じます。
そのままさっと土間に腰掛けてお話をしたり、大きなテーブルを置けば大人数でパーティをしたりも可能。様々なシーンで活用ができる場所になっています。
家づくりにおいて「家族の過ごしやすさ」はもちろん大切にしていますが、家族や友人を頻繁にお家に呼びたい我が家は「来客の過ごしやすさ」も大事な要素でした。
そのためにはみんなが集まる場所であるリビングにある程度の解放感や広さが必要でした。
ただ、もちろん予算も限られてくるため、家の大きさ自体をこれ以上に大きくすることはできないと思い、様々な空間と繋げることに。
こうして開放感のある間取りが実現し、最近ではお客様を呼んで「草花のワークショップ」も自宅で行っています。
テレビのない暮らし
我が家にはテレビがありません。普段テレビ番組を見ない我が家は、家づくりの段階でテレビは置かないと決めていました。
その結果、リビングにテレビを設置するための大きな壁やソファの向きが限定されたりすることもなく、とても自由度があがりました。
テレビを置かない代わりにプロジェクターを採用し、ロールスクリーン(遮光タイプ)やリビングの白い壁に映像を写して夜は家族で映画鑑賞を楽しんでいます。
今はネットでたくさんの映像が見られる時代。もし地上波をあまり見る機会のない方は、テレビのない暮らしを選択してみるのもおすすめですよ。
生活スタイルに合わせて考える
私たちが家づくりで大事にしたのは、「庭と繋がる暮らし」であるということ。
庭と行き来のしやすさはもちろん、庭道具をさっと置いたり雨の日はDIYを土間で行ったり、作業スペースとしても活用したいとの思いから、小さな家に対して広めの土間玄関を設けました。
我が家のニーズに合わせて造作していただいた棚や靴箱には、靴や道具がさっと収納できて可動棚になっているので高さも変えられてとても便利です。
玄関入って右側の一角には、季節のお花を飾ったりカレンダーを飾ったり。インテリアとしても楽しめるコーナーになっています。
家づくりには、皆それぞれに制限があって必ず悩むポイントもあると思います。
もちろんある程度の妥協も必要ですが、できる範囲で工夫を凝らすことで理想の暮らしに近づけることはできるのではないでしょうか。
そのためには、“一般的”であることや“常識”に囚われず、「自分たちの暮らし」に目を向けて広い視野で自問自答していくこと、そして「少しの妥協」が大事だと家づくりをして学びました。
これから家づくりをしていく方、今悩んでいる方にとって私たちの家づくりが少しでも参考になれば幸いです。
23坪と聞くとコンパクトなお家を想像する方も多いかと思いますが、とても開放的で空間に奥行きがあるhikaruさんのおうち。あえて用途や区切りをつけずに部屋を緩く繋げることで、全く狭さを感じさせないところがすごいですよね。
「こうあるべき」という考えに囚われず、自分たちの暮らしに目を向けて必要なもの・ことだけを取り入れる。そして今あるものを活かして工夫を凝らすことで、妥協のない家づくりが実現するのだなと思いました。
hikaruさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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