【暮らしのお掃除術】夏を前にお手入れしたい!製氷機や給水タンクをこそうじ♪〜明日からできる「毎日こそうじ」(_____mariagramさん)

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「暮らしのお掃除術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


目的や手順、使用しているアイテムに至るまで実践形式でご紹介していきます。ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです。


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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明日からできる「毎日こそうじ」


執筆者:maria(@_____mariagram)さん


お掃除が苦手な私が毎日ちょっとしたお掃除をする「#毎日こそうじ」。難しい作法は一切なく、明日からでもすぐに始められるものばかりをご紹介していきます。


過去のコラムでも実践しているこそうじが掲載してありますので、ぜひご覧いただけますと嬉しいです。


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夏前にやりたい!製氷機のこそうじ 

これからの季節に活躍する製氷機。普通の水も、氷になると冷たく美味しくも感じるのは不思議ですよね。


ところで、みなさんは製氷機のお掃除はどのくらいの頻度でされていますか?私は年に1回、大掃除の時に掃除すればいいものだと思っていました。


でも、実は製氷機はカビや菌の宝庫なのです。 

なんだか変な臭いがする、氷に白いor黒いブツブツが混じっている・・・なんて思い当たることがあれば、それはかなり汚れが溜まっていると思われます。


氷を作るところなのにカビ?!と思う方もいるかと思いますが、カビは10℃以下の環境でも繁殖できます。冷蔵庫の給水タンクの温度は3〜5℃と言われています。


まずは給水タンクにカビが発生していないかチェックしてみましょう。


製氷機は以下3つのパーツからできています。

1.給水タンク

2.製氷皿

3貯氷タンク


給水タンクは一番カビが発生しやすい場所ですので、常に稼働させている方は、各メーカーも推奨しているように、週1回程度のお手入れが理想的です。


製氷皿には、取り外しができるタイプと、取り外しができないタイプがあります。詳しい取り外し方法等は、お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。


給水タンクの掃除と聞くと大変そうですが、基本的に水洗いするだけでOKです。特別な道具は必要ありません。製氷皿や貯水タンクは年1〜2回のお掃除で大丈夫です。


ただし、私のように一年近く放ったらかしだったり、夏場以外は稼働させてないような方は水洗いだけではちょっと不安かもしれません。もちろん、中性洗剤で洗うこともできますが、水アカ汚れが取りきれない可能性もあるので、そんな時はクエン酸で漬けおきをしましょう。


◯給水タンクのお掃除方法


1.給水タンクを取り出して外せるパーツを全て外します。この時目に見える汚れがあるときはスポンジに中性洗剤をつけて軽く洗いましょう。


2.クエン酸を溶かした水に外したパーツをつけ置きします。この時フィルターは漬けないでください。フィルターは水洗いのみです。

※今回4Lの水に対し60g(大さじ4〜5杯程度)のクエン酸を入れました。もう少し濃くても大丈夫です。


3.そのまま1〜2時間ほど放置してから水ですすいで乾かします。 各パーツを分解した逆の手順で組み立てて元に戻せばおしまいです。


給水タンクのパーツ自体も多くはないし、クエン酸水に漬けるだけなので、比較的簡単なこそうじの部類かなと思います。お手入れをこまめにするのはもちろん大事ですが、日頃からカビが出てこないよう予防することも大事ですね。


また、ミネラルウォーターや浄水器の水を使うよりも水道水を使うこと、これも大事なカビ予防のひとつです。


意外かもしれませんが、水道水には消毒用に塩素が入っているため、カルキ臭いと感じる場合でも黒カビや菌類の繁殖が抑えられています。 浄水器を通した水やミネラルウォーターは、その塩素が取り除かれてしまうので、水が傷みやすくカビや雑菌などが繁殖しやすいんです


そのため自動製氷機に水をいれる場合は水道水をそのまま使うのが望ましいです。


清潔で美味しい氷を作るためには、こまめな掃除が大切。掃除といっても、普段のお手入れは水洗いだけですし、給水タンクに水を入れる時についでに洗うなどの一手間で毎日美味しくて安心な氷が使えるなら、そんなに面倒なものでもないですよね。


◯必要なもの

・冷蔵庫:Panasonic/NR-F602XPV

・クエン酸

・水

・漬け置きする容器

・所用時間:分解1〜2分(+漬け置き1〜2時間)


焦付きを回避!オーブンのこそうじ


オーブンレンジの中って拭いていますか?黒い表面で汚れがわかりにくいですが、数回使うだけで結構汚れが付着したりします。


オーブンレンジ内の汚れの正体は、食品を温めたときに水分が膨張し破裂して飛び散った食品カスや油です。さらにそれが付着した状態で温めを繰り返すと、焦げ付いてしまいます。オーブンレンジを使うたびに蓄積していき、こびりついてしまうので少しこすっただけでは到底落とせない非常に厄介な汚れです。


1番ベストなのは、使ったら拭く!これが出来れば蓄積汚れもほとんどできないのですが、生活している以上毎日それが出来るとは限りません。


今回はちょっと頑固なこびりつきの場合のこそうじをご紹介します。 オーブンの頑固な焦げ付きには、重曹ペーストを使って掃除をします。オーブンは食品を扱う調理家電なので、出来るだけ化学物質の少ない洗剤を使いたいですよね。重曹なら口に含んでも問題無いし価格も安めなので、調理家電にも気軽に使うことができます。


◯オーブン焦げ付きの掃除方法

1.重曹に、水を少しずつ混ぜてペースト状にします。 

※重曹と水、約3:1くらいの割合。だいたいですがドロッとした状態になればOKです。


2.汚れにペーストを塗っていき、塗り終わったら上からラップをして1〜2時間放置します。


3.1〜2時間経ったらラップを取り、重曹ペーストを集めます。この時点で重曹ペーストが汚れを浮かせて吸ってくれている場合はいいのですが、もしまだ汚れが残っているようならラップやスポンジを使って軽く擦ります。集めたペーストは捨てます。


4.布巾やペーパータオル等で水拭きして、ペーストが残らないよう綺麗にします。


事前に水や重曹水をレンジでチンして庫内を温めておくとさらに落ちやすいです


重曹ペーストは頑固な汚れをスッキリ落としてくれる優秀なお掃除アイテムですが、「仕上げ」に少し手間がかかります。重曹は水に溶けにくい性質があるので、水拭きで仕上げてもなかなか取り切れないことがあります


そこで、白い拭き跡が残ってしまうときは、クエン酸水を使いましょう。クエン酸水をシュシュっとしてから拭き取ると跡形もなくキレイに仕上がります。


クエン酸の酸性成分が重曹と反応して水に溶けやすい成分に変えてくれるのです。ちょっとの手間で仕上がりがぐっとキレイになりますよ。


重曹を駆使しても落ちない汚れがある場合は、重曹のパワーが効かない種類の汚れなのかもしれません。食材の温め時に飛び散った水分には、アルカリ性のカルシウムやミネラルが含まれています。それらが食材カスなどと混じり結合してしまうと、同じアルカリ性の重曹だけ使っても落ちないことがあります


そんなときは、重曹とは反対の性質を持つ酸性のクエン酸(お酢でもよい)を使いましょう。


お掃除のやり方です。 

1.クエン酸大さじ2杯と水2カップ(400ml)を混ぜたクエン酸水を作る 

2.レンジで5分ほど温めます

3.そのまま15分ほど放置して庫内を蒸らします

4.そのあと布巾等で綺麗に拭きます


重曹ペーストは頑固な焦げ汚れに強いので、オーブンレンジ以外にもIHの天板の焦げ汚れにも使えます。 ただし作り置きは出来ないので、一回使い切りの量を作ってくださいね。


◯必要なもの

・オーブン:Panasonic/NE-BS803-W

・重曹

・水

・ラップ

・水拭き用布巾やペーパータオル

※必要であればクエン酸水

・所用時間:15分〜25分(+放置時間1〜2時間)


毎日使う、ケトルのこそうじ

電気ケトルや電気ポットを毎日使われている方は多いと思います。


電気ケトルやポットの中を覗いてみて、底が白っぽく見えたり赤黒い斑点のようなものを見つけたことはありませんか? またお湯を沸かして入れたら白いものが浮いていたなんてことも…。


この汚れは水の中に含まれているミネラル成分が蓄積して固まってできたもので有害なものではありませんが、できれば口にしたくはありませんよね。


水アカ汚れはアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸で落とします。


市販のポット洗浄洗剤も主成分はクエン酸なので、お家にクエン酸があれば、わざわざ市販の洗浄剤を買う必要はありません。またクエン酸の方がコスパがいいのでオススメです。


◯電気ケトルの掃除方法

1.満水目盛まで水を入れる


2.クエン酸大さじ1~2杯を入れて軽く混ぜる


3.差込プラグを接続してそのままお湯をわかして約2時間放置する


4.ふたを外してお湯をすてる


5.汚れが残っているときは、スポンジでこすって落とす。落ちにくいときは、1〜4までの手順で同じ作業をする。


6.本体内側とスレンレス底と注ぎ口をすすぐために、水だけで通常どおりに沸かし、ふたを付けた状態でお湯を捨てる。


電気ケトルやポットは、お湯を沸かすのみの家電製品で水しか入れないので内部はほとんど汚れない、というイメージを持ってしまいがちです。


実際には、水分中に含まれるミネラル分などにより水アカ汚れが発生します。沸かし終わったお湯は本体に残さず使いきって乾燥させ、水アカが付かないようにする事も大事です


2~3か月に1回程度の頻度で定期的にお掃除をすることで綺麗な状態をキープできると思います。 


ホコリが溜まりやすい!浴室ドア付近のこそうじ 


ここは毎日水気や髪の毛、ホコリで汚れます。2〜3日放っておいた日にはすごく汚くなっていますよね。


我が家の浴室ドアの下には少し隙間があり、毎日掃除機をかけたり拭いたりしていてもそこに細かいゴミや髪の毛が入り込むので、定期的に爪楊枝を使ってゴミを掻き出さなくてはいけないのが何気にプチストレスでした。


何とかしてゴミが入るのを防げないかと思っていたある日、ふとマスキングテープを貼ったらどうだろう?と思いつき、試しに貼って様子を見ていました。


水気のある場所なので、すぐに剥がれるかな?とかマスキングテープ部分に水がかかれば、下に染み込んでヌメリの原因になったりするかな?と思って毎日見ていたんですが、案外しっかりしていて2週間後に剥がしてみても綺麗なままでした。


試しに水をポタポタっと垂らしてみたのですが、染み込むことなく弾いていました。(ただし大量の水がかかれば染み込みます)ゴミも入らずお掃除が楽になったので、継続してマスキングテープを貼っています。


貼り替えの時にドア下をパストリーゼで軽く拭いていますが、基本的にマスキングテープを貼ったら、その上から掃除機をかけたり拭いたりするだけです。貼り替えは2週間に1回くらいを目安にしています。ゴミを掻き出さなくてよくなり本当に楽になりました。


◯必要なもの

・雑巾 (・パストリーゼなどのアルコール) 

・マスキングテープ :セリアのものを使っています。

・所用時間:15〜20分


お手入れの頻度は多くなくても、毎日使う場所は適時お掃除したいですよね。どうしても後回しにしがちですが、10〜15分ほど時間があればできることばかりです。


やり方も色々あるかと思いますが、参考にしていただけたら嬉しいです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♪



ズボラ主婦から少しずつ掃除を初めてみた結果、日々面倒なところはお掃除をしなくても良い工夫までたどり着くという、継続は力なりを読んでいて実感しました。


毎回ムクリの文章もそうですが、キャプションや写真がわかりやすい!手順や注意事項も補足されていて、これなら毎日のこそうじも一緒に実践できそうです。


ぜひ、前回までのコラムもご覧ください。


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mariaさん、ありがとうございました!


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