【マイホームへの道のり】マイホームへの想いと土地との出会いまで~15坪の狭小住宅という名の隠れ家(shri_homeさん)

いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。


現在ムクリでは、素敵なおうちにお住まいの方のキッチンやリビングといった場所や、メーカーにフォーカスをして記事を配信しておりますが、おうちが出来る過程を具体的に知りたいというニーズもあると感じております。


そこで、工務店・ハウスメーカー選びや、設計でのコダワリ、施工期間中の実話などなど、普段インスタグラムでは発信していない実体験をコラム形式で配信していきます。


マイホームを検討中の方は勿論ですが、すでに竣工を迎えた方も当時を振り返りながら共感できる部分もあるかと思いますので、ぜひお楽しみいただければと思います。


※コラムの内容は、ご担当された工務店・HM・設計士さんや、書き手の方の主観もございますので、予めご承知いただけますと幸いです。


コラム執筆者のご紹介


今回ご協力いただくのは、土地が15坪という所謂「狭小住宅」にお住まいのshri_homeさん(以下、shriさん)です。


コンパクトながらも、アイランドキッチン、造作浴室、防音室などのコダワリを沢山詰め込んだ素敵なお家を建てられました。


インフラの整う都内において、少し距離をおけばもう少し広い土地も手に入る可能性もあったり、新築・中古マンション、リノベーションと言った幅広い選択肢があります。


その中から狭小と言われる戸建を選択された理由や背景、設計時の苦労やおうちのコダワリに至るまでコラムにてご紹介いていきます。


それではshriさん、よろしくお願いします。


はじめに自己紹介


はじめまして。shriと申します。

私たちは共働き夫婦と、3歳の娘との3人家族です。


今回より、ムクリさんでコラムを書かせていただけることになりましたので、これからお家を建てられる方の参考になるような、我が家が完成するまでの道のりを綴っていけたらいいなぁと思っています。よろしくお願い致します!


マイホームに懸けた私たちの想い


戸建を選択した理由とメリット


結婚前からリノベーションや注文住宅に興味があり、雑誌などを見てはイメージをふくらませていました。そして結婚してから、いざ住居を選ぶ際に最初に悩んだのが、マンションにするか、戸建てにするかということでした。


まず私たち夫婦の想いとして、周囲にたてる音を気にせず暮らしたい!というものがありました。


そこで、お家を建てる際は、防音室を設けて気兼ねなく音楽ができる空間があり、また、こどものたてる音や周囲の視線を気にするような事がないお家にしたいなと思っていました。


私の実家はマンションでしたので、バリアフリーなことなどを考えると、マンションで暮らすメリットは沢山あると思っていました。


ただ、結婚前に一人暮らしでリノベーションできるマンションを探していたことがあり、その時に「雑誌に出ているような素敵なリノベーションを実現すると、けっこう費用がかかる」という現実にぶつかりました。


そのコストを補うために築年数の経った物件を選ぶことになりますが、共有部分も含めて納得のいくものはなかなか見つかりませんでした。


そこで、やはり自分達の住みたい空間を実現するために戸建を建てよう!という選択に落ち着きました。戸建てとマンションのどちらの選択肢も考えてみたからこその結論だったかなと思います。


戸建ての最大のメリットは外観・エントランス含めてお家を自分の好みに作り上げられるということだと思います。


この土地を選んだ理由


・実際の土地の広さ:50.24平米

・建坪:49.7平米

・延べ床:90.81平米


土地を選ぶときにはかなりエリアを絞って探していました。郊外ではなく都心に住むことにした理由は以下の3つです。


1.通勤に時間をかけてくない

2.広くなくても便利な場所がいい

3.どちらかの実家に近い


我が家は共働きで子育て中です。 

朝の保育園への送りは夫、迎えは私といったように二人で分担してやっています。今の職場から遠くに住むことになれば、当然通勤の時間もかかるようになってきます。


こどもと一緒にいる時間がただでさえ短いのに、その貴重な時間を通勤に割くなんてもったいないと思いました。仮に職場から遠くなればなるほど、保育園は延長保育が必須になったと思います。


このことから職場に近い土地を探そう!ということになりました。


2つ目に場所選びの決め手について。


結婚前から夫婦共に今の家を建てたエリアに近いところに住んでいました。主要な都心の街にもすべて電車で30分以内で行けるのがとても便利な場所だと感じていました。


好立地のため当然地価は上がり、予算の関係で面積は狭くはなりますが、広さについては、お願いした設計事務所の方が「この土地ならざっくりこのぐらいの間取りが可能」というプランを出してくださったので、この土地に建てる家のイメージが掴みやすく、必要以上に土地の広さにこだわらなくて済みました。


私たちの選んだ土地が、子育てに適した環境か?というと難しいところですが、進学してからのことを考えれば、こどもが無理なく通える距離にある学校の選択肢は圧倒的に広がると思いました。


3つ目は、これはご実家との関係性にもよるでしょうが、我が家の場合は夫の実家の近くに家を建てました。


共働きにはありがたいことで、何かの都合でこどもをどうしてもみてもらいたいときなど、近いからこそすぐに助けてもらえます。遠方でもなく、同居でもなく、私たち家族には程よい距離なんです。 


運命の出会い


実は今の家が建つまでに、 我が家は家づくりを1.5回ほど経験しています。


というのは、はじめに建てようとした家は基礎の建設まで行ったのですが、諸事情により頓挫してしまったからなんです(理由はここではちょっとお伝えできません!)。


その為、設計プロセスについては完全に2回経験しました。初回も今のおうちもどちらも特徴の異なる設計事務所なので、これについてはまた機会があればお話し出来たらと思います。


そのため、土地探しについても2度経験をしています。


はじめに建てようとしていた土地は夫が親から受け継いだ土地で、今の家よりもさらに狭い土地でしたが、駅から1分の便利な立地でした。ですが一応他にもいい土地があれば検討したいと思い、一度目の土地探しをしました。


トータルで5件ほど見たと思いますが、どれも駅からの距離が遠かったり、周囲の環境が良くなかったりと、夫が受け継いだ土地より好条件な土地は見つからなかったので、 結局その土地に建てることに決めました。


最初に設計してもらった家は、「ちょっと無理があるな」というぐらい狭小住宅でした。


最終的に頓挫したためその設計プランでは家を建てませんでしたが、その時の感覚が現在住んでいる土地を決めるときの広さの目安になったのだと思います



そして二度目の土地探しは、一回目の家づくりが頓挫してしまい、いよいよ新しい土地を探す必要が生じたときでした。実は二度目の土地探しでは、今の土地一件しか見ていません。


ちょうど新しい設計事務所に訪問したところだったのですが、土地探しから手伝ってもらえることになり、何となく見ていた物件情報で私たち夫婦の希望が揃った今の土地を偶然見つけました。


すぐに設計事務所の方にも土地の図面を見てもらい、そこから決定に至るまではトントン拍子で話が進んでいきました。


土地探しや設計については沢山の経験をしましたが、やっぱり出会いってあるものだなと思います。 


戸建の選択〜土地選びまでの流れや背景をご紹介してきました。


注文住宅!と聞くととても広いイメージが湧いてきますが、狭小住宅でも十分快適な暮らしができますので、少しでも参考になるよう次回以降も経験談をお話できればと思ってます。


最後まで読んでいただきありがとうございました♪



ムクリでは初となる狭小住宅。 

15坪というコンパクトな場所に、上手く天井から明かりを取りいれつつ、自分たちの希望やコダワリをたっぷり詰め込んだ設計の話も今後に期待です。


なかなか坪数を公開されてる方が少ない中で、「狭小住宅」のコラムを!とのお声を多数いただいておりました。 


そんな中shriさん出会うことができコラムがスタートできました。本当に感謝しています!


余談ですが、shriさんのご自宅は私も大好きな設計事務所が施工されたので、その辺りも機会があればぜひお聞きしてみたいと思います。


shriさん、ありがとうございました!


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