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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回ご協力いただくのはムクリのコラムでも初となる「未完成の家」にお住まいのsachi.no_sukeさん(以下sachiさん)です。
「未完成の家」ってどいうこと?って思いますよね。家造りにおける選択肢の多様化の中で「住みながらつくる」とういスタイルも少しずつ増えてきているようですが、全体からみるとまだまだ少数派です。
そこでsachiさんのコラムではなぜそれを選択したか、実際に住んでみてどうか等のお話を聞いていきたいと思います。自分たちらしさにこだわったというインテリアにもご注目くださいね。
それではsachiさん、よろしくお願いします。
自己紹介
はじめまして、sachiと申します。
同い年の夫と私、5歳の息子&2歳の娘の4人で、「未完成の家」で暮らしています。
インスタグラムでは娘との日々についての投稿が多いですが、こちらのコラムで「中古マンション+部分リノベーション」についてお話をする機会をいただきました。
これからマイホームを探す方、これからご自宅のリノベーションを考えていらっしゃる方にとって、何か少しでも参考になることがあれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
物件探し、そしてリノベーションという選択
まず、私たち夫婦が物件探しにおいて何より優先したことは、立地でした。「この地域で暮らしたい」という住みたいエリアが明確にありました。
それから、我が家は一戸建てではなくマンションにすると決めていました。夫も私も実家がマンションのため、一戸建てには住んだことがなかったので・・・。防犯面や手入れの面などで、一戸建ては住み慣れた人でないと心配なことが多いと感じていたからです。
当初は新築マンションも見学に行っていましたが、ピカピカでスタイリッシュな内装や最新設備は、自分たちらしくないような気がして、足が遠のいていきました。
そんな時、夫から「同僚がリノベーションとやらをして、中古マンションで暮らしているらしい」と聞きました。そして、その施工会社のHPを訪れたことが、私がリノベーションを知るきっかけとなりました。
ちなみに「その施工会社」とは、大阪にあるSIMPLE HOUSEさんです。
住む人に合わせた自由な間取り、住む人の個性や好み・考え方が表れた個性的な内装は、新築マンションばかりをたくさん見ていた私の目に衝撃的かつ魅力的に映りました。
そしてこれを機会に「リノベーションをして暮らしたい」という思いが加わりました。
でも、それからしばらく「これだ!」という物件は見つかりませんでした。振り返って考えてみると、リノベーションをすることが「目的」に変わっていて、「リノベーションができるマンション」を探してしまっていたからです。
そして、そのことに気付かせてくれたのは夫でした。
夫は基本的に、私の好きにさせてくれることが多く・・・何かを言うのはよほどのことなので、その言葉はちゃんと聞かないと!という気持ちがあります。
ですから、この物件探しについて指摘を受けた時もハッとして、改めて夫婦で助言しあうことの大切さを感じた瞬間でもありました。
実は、この後リノベーションの打ち合わせが始まってからも、夫に軌道修正される場面が多々出てくるのですが・・・(笑)それはまた改めてお話できればと思います。
マンション選びの条件とファーストインプレッション
軌道修正した時に候補として挙がったのが、当時築13年の中古マンションでした。築浅であることを理由に候補から外していましたが、立地だけでなくその他の細かい条件も、私たちの希望とぴったり合っていました。
立地の条件は2つありました。
1.住みたいエリアの最寄駅から徒歩圏内であること
2.ベランダからの視界が抜けていること(目の前に大きな建物がないこと)
その他の細かい条件は以下の通りです。
〇駐車場が自走であること(機械式でないこと)
〇ベランダが広いこと
〇南向き(南東・南西含む)であること
〇70㎡以上であること
そして程なくして、そのマンションの1室が売りに出されたことを知りました。
すぐに内覧に行ったのですが、ドアを開けた瞬間に気持ちのいい風が吹き抜けました。部屋に入ってみると前住人の男の子3人が家をいい感じに汚していて(笑)リフォーム前だったので価格が相場より安くなっていました。
これらが決め手となり、その場で申し込みました。もちろん細かな条件まで一致しているという大前提があったのは大きいです。
予算縮小。それでも自分達らしいリノベーション
こうして私たちはわが家と出会うことができたのですが、相場より安くなっていたとはいえ、物件価格は当初の予算よりずいぶん高くなり、リノベーションの予算を大幅に縮小せざるを得なくなりました。
でもリノベーション、それもフルリノベーションを諦めきれない私は、間取り全体に手を付けようとしました。また、「自分たちの思い通りにできる・自分たちの暮らしに合わせられるのがリノベーションだ」という気持ちが強くあって、それにも縛られていました。
「こどもはあともう1人できる?」「男の子?女の子?」など、考えてもわかるはずのない未来のことを考え、その不確定要素さえ詰め込もうとしました。
結果、担当の方が作ってくださった初回の見積もり・イメージ図は、希望する壁紙や床材さえ使えず、自分たちらしい家とはかけ離れたものでした。
それは、実は担当の方が一番強く感じてらっしゃいました。そして、「優先順位は何か」「今から10年先の暮らしをイメージされてはどうか」とアドバイスをいただきました。
そして、改めて夫婦で話し合い、出した結論が以下の2つです。
〇「フルリノベーション」ではなく、リビング中心の「部分リノベーション」にする
こどもが小さいうちは、リビングに家族が集まります。リビングを広くして、リビングの内装にはこだわりたいと考えました。
〇残りの部分は、こども部屋をどうするかという時に考える
こうしてやっと、私たちのリノベーションの方向性が決まることとなったのでした。次回以降も部分リノベーションという選択をした我が家についてお話していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♩
sachiさんのリノベーションまとめ
〇リノベーションを選んだ理由
・住む人に合わせた自由な間取り、住む人の個性や好み、考え方が表れた個性的な内装に惹かれたから
・ピカピカでスタイリッシュな内装や最新設備は、自分たちらしくないと思ったから
〇リノベーション施工会社
・株式会社シンプルハウス(SIMPLE HOUSE)
夫の同僚がリノベーションをした会社のHPを訪れたことがきっかけとなった
〇今のマンションを選んだ理由
1.住みたいエリアの最寄駅から徒歩圏内であること
2.ベランダからの視界が抜けていること
3.細かい条件まで一致したこと
・駐車場が自走であること(機械式でないこと)
・ベランダが広いこと
・南向き(南東・南西含む)であること
・70㎡以上であること
4.夫婦ともに育った環境がマンションであったこと
5.内覧の時の第一印象が良かったこと
私も「未完成の家」という考え方があることを初めて知りました。おうちづくりって決めることが多すぎて考える時間が足りなかったり、実際に住んでみないとわからないことも多かったりしますよね。
ですから不確定要素を詰め込もうとしたsachiさんの気持ちに共感しました。
「住みながらつくる」ことはその解消に繋がりますし、未完の部分が残っているのは楽しみが残っているようで羨ましいなとも思いました。
物件のドアを開けた時の風が決め手になったというその心地良さを想像してしまって、読んでいてワクワクしました。そんな瞬間って忘れなかったりしますよね。今後のお話も楽しみです。
sachiさんありがとうございました♩
(編集部:kaori)
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