固定観念に囚われない、個性ある心地よい暮らしをサポート「CRASH」〜関家具本社@福岡へ取材〜


インテリアを決める重要なモノ。

それは家具ですよね。


編集部で「毎日触れる家具のコダワリや生産工程、そしてメンテナンスについて勉強したいよね」という話題になったので、福岡に行って参りました!!


今回取材させていただいたのは関家具さん。 

家具の街大川にある創業50年を超え、材木の輸入から製造、マットレスに至るまで様々な商品の卸しも担う伝統企業です。


3つのブランドと職人さんのコダワリ、家具ができる製造工程まで密着取材してきましたので、全3回にわけてご紹介していきます。


福岡空港に到着してから、電車で揺れること一時間。 

柳川駅に到着し、そこから車で揺れること10分。関家具さんの本社に到着!


エントランスには5〜6メートルはある一枚板でできたテーブルがお迎えしてくれます。


ということで、今回ご案内いただくのが関家具の前田さんです。


実は、前田さん7月に開催したムクリの大阪イベントにご来場いただいてたんです!その際にご挨拶いただき、これもご縁だなと思い今回の取材に至りました。


本日の記事の内容

・関家具さんのご紹介

・CRASHお店を一緒にまわる(写真豊富)

・最近のトレンド

・家具のお手入れ(動画付き)


1日タイトなスケジュールなため、早速会議室で本日の取材を開始。


因みに、真剣に話を聞く副編集長のyukiさんの奥に座るのは、ムクリのコラムでもお世話になっているemi(@emiyuto)さんです。せっかく福岡行くからにはと。。。事前にお声がけし本日は編集部として取材に同席していただきました!


ーー本日はよろしくお願いします。


前田さん:

遠方からお越しいただきありがとうございます。 

お手元にパンフレットをご用意しましたので、お手すきの際にご覧になってください。


ーー凄い素敵な家具や地ビールとかお米とかまで載ってますが、これも関家具さんで展開されてるんですか?


前田さん:

あ、それは違いまして、実は11月に大川地域で「クラフトマンズ デイ」という家具職人の祭典を初めて開催するんです。


大川の街に家具や地元産の食材を使ったレストランなど期間中出店する催しで、ムクリの読者さまですとクラフトフェアをイメージされるとわかりやすいかもしれません。あれの家具版ということです。


11月の2日〜4日まで開催されますが、ムクリさんはご都合いかがですか?


ーーいきなりPRきましたね(笑) 

正直日程は難しそうなんですが、めちゃめちゃ興味あります。展示される家具もどれも素敵なモノばかりですし、食材も美味しそう!


サイトも凝ったつくりですので、ぜひご覧いただきたいのですが、見てくださいこれ。境内にレストランが出るんですね。


家具に興味がある方や、福岡、佐賀にお住まいの方はぜひ行ってみてください♪(※本記事は関家具さんの宣伝ではございません)


「クラフトマンズ デイ」詳細はこちら


ーーでは、スケジュールもありますので、早速家具を案内していただけますか?


前田さん:

ショップへ移動してまずはカジュアル家具の「CRASH」よりご案内いたしますね。


ーー会議室を出たところに社長室があり、ドアも一枚板でつくるというコダワリっぷり。


ジャンルにとらわれない個性豊かな心躍る空間「CRASH」が目指す場所


ーー本社から歩くこと3分。 

2階建てのCRASH GATEのお店には沢山の家具が展示されており、カフェも併設されています。


ショップではワークショップも開催しているそうですので、お近くの方は足を運んで見ても楽しいと思います。


そして、CRASHをご案内いただくのは、クラッシュ事業部の落合さんと鳥井さんです。雰囲気からしてすでにオシャレなお二人とお店の中をグルッと周りつつ、コダワリをお聞きしました。


ーーと、その前にお店の雰囲気をお届けしたいので、一緒に回っていきましょう。細部までコダワリのあるインテリア・家具を堪能してください♪


CRASHのテーマでもある「心躍るものとの出会い」がまさにここにはたくさんありました!


心躍るものとの出会いって?と思われる方もいらっしゃるかと思います。 CRASHが考える「いい暮らし」とは、好きなものや思い入れのあるものに囲まれて暮らす、形ではなく自分らしさや思い出、心の豊かさがある暮らしを指すそうです。


そんな暮らしのきっかけとなる心躍る出会いの場になるように、とエントランスからグリーンに溢れた目を引く空間が広がります。 様々なテーマやテイストを取り入れた独自のインテリアスタイルを提案しています。


1階はまさにガレージハウスを象徴するかのようなアイテムで溢れかえってます。


ビンテージからモダンまであらゆるジャンルがミックスされています。まるで掘り出し物を探すような感覚です♪


ーーテーマ毎に家具が一色コーディネートされていて、広いショップならではですね。とてもイメージしやすいです。


ーー小物一つ一つが魅力的で、ついつい手にとって見入ってしまいました。


そして、インテリア大好きな二人はというと・・・


ーー話し込む。取材とかもはや関係ないくらいテンション高めで(笑)私があの輪に入れるのは最後の最後でした。。。


2階に上がるとナチュラルテイストとアンティーク調の家具が並び、ガラッと印象が変わります。


ーー引き続き、この距離感。



ーーダイニングや寝室をコーディネートしたインテリアも多く、モデルルームにいるような空間設計になっています。


倉庫を改築したような店内との相性も抜群。

個人的に私(編集長)の好みはこちら(聞いてない)。



ーーラグからソファ、ちょっとしたデスクまでトータルで絶妙。床の木材のビンテージ感もガレージの雰囲気を引き立てていますよね。


因みに、yukiさんとemiさんもテンション上がってました。


ーー併設されているこども部屋風のナチュラルなセットもこれまた素敵。


ーーそして二人は話し込む。


ーーこのまま写真だけでは終わりません!(笑) 

この後、落合さんと鳥井さんより、最新のトレンドやコダワリポイントをお聞きしています。


ーーCRASHで人気のある家具ってどれですか?


鳥井さん:

一つはABCチェストですね。 

CRASHが制作していることをご存知かどうかは別として、Instagramなどでも見かけたことがある方はいらっしゃると思います。


ーー見たことあります!


鳥井さん:

ありがとうございます。 

人気の理由としては、英字っていうのが海外のガレージっぽさを演出するデザインというのもありますが、やはりこの活版に見立てた文字盤のインパクトと存在感です。


Instagramではお子様のイニシャルを引き出したユニークな写真などが見られます。ぜひ#ABCチェストで調べてみてください!


AにはAにちなんだものを、自分の名前に合わせて収納する、など 家族ルールを作ってみんなで使うといった楽しみ方もできます。


素材は古材を活用していますので、色合いやムラ、傷跡などほぼそのまま活かしています。それゆえ、世界に一つしかないオリジナルのチェストになります。


ーー引き出しはこんな感じ。

深さも奥行きもあって、実用性も高い。


鳥井さん:

あとは「オピアム」のソファーです。


鳥井さん: 

オイルレザーの重厚感と背もたれの曲線美のバランスが最高です。カラーもそこまで重たくないので、どんなインテリアでも合わせることができます。


座り心地も良いのですが、Tabuのオイルレザーは革本来の風合いを残すため、革の表面にコーティングを施していません。


下の写真に黒い傷みたいなの見えますか?


ーーあ〜見えます。

黒い線が数本入っていますね。これですか?


鳥井さん:

それですね。

ナチュラルマークと呼ばれるものです。


ナチュラルマークは牛が自然界で擦った際にできた傷で、私たちは本物の証として、これを敢えてコーティングしたり傷を取り払ったりしていません。


革にも個性があり、1点1点状態や表情が違うため、同じものはひとつとありません。


こんな感じで、経年で少しずつ傷も増えていきますが、経年変化を楽しむソファでもあります。カタログには約7年使用したオピアムの写真も掲載してあります。新品の状態とは異なる味がでています。


ーー肌触りもいいですね!

ソファの奥行きもあるので、男性もゆったり寛げます。


印象的には流行を追うというよりは、味があり長年付き合っていける家具が多い印象ですが、最近のトレンドとかってどうなのでしょうか?


CRASHさんも含め、インテリア全体の兆候とかってありますか?


落合さん:

モダンテイストの流れがきそうです。 

実はまだ当社でもこれ!という作品がつくれていないのでうまくお伝えできず申し訳ないですが、流れは来ています(笑)


インテリアもアパレルのように10年くらいのサイクルで回っている感じがします。勿論、時代にあった色合いや形にはなりますが。


ここ最近は北欧ナチュラル系が人気ですが、少しずつ海外も含めモダンテイストの流れが来ていますので、CRASHでも現在デザイン考案中です。


ーーショップ自体が広く、異なるテイストの家具が並ぶので、全く飽きが来ません。


お店の外観も素敵です。


ーー天井はこんな感じ。

お店ごと丸っと統一感持ってプロデュースされています。


ーー因みに、この階段。

廃墟となった学校から階段をそのまま持ってきて再利用したそうです!!


ーー商品詳細はこちらのページよりご覧いただけます。全ての商品ご案内できないですが、どれも本当素敵な家具ばかりでした。。。


みんな気になる家具のメンテナンス


ーー最後にやはり気になるメンテナンス。プロの方々に実演をお願いしてみました。


emiさんはオーク材のナチュラル系のダイニングテーブルを使っていて輪ジミなんかが気になっているそうです。yukiさんはウォルナットでやや濃いめの色合いのテーブルでお手入れの方法が気になるとのとこ。


落合さん、よろしくお願いします!


落合さん: 

今回はオーク材をサンプルとして、紙やすり(180番)、CRASHで取り扱っているワックスを二種類(ニュートラルとウォルナット)ご用意しました。


落合さん:

実演でご紹介するポイントをお伝えしますね。

・好みでワックスの種類をわけて使う 

・オイル仕上げのテーブルを購入したら、最初にワックスのみ軽く塗る(撥水効果が違う) 

・紙やすりは木目に沿ってかける 

・ヤスリをかけた場所は白くなる場合がある、削りすぎには注意を。


ーーなるほど〜。

とても勉強になります!

ちなみに、emiさんはワックスを購入されて帰りました(笑)


動画を見てもまだ不安という方は、購入されたお店やブランドに問い合わせるのが良さそうですね。 



落合さん:

そうですね、塗装の種類や方法もブランドによってことなってきますので、今回はベーシックな一例をご紹介しましたが、基本的には一度ご購入店舗に問い合わせた方がよろしいかと思います。


ーー撥水効果ってどの程度あるのですか?


落合さん:

少々お待ちください(小走りに立ち去る)


ちょこっとお水を持ってきましたので、ワックスを塗った場所と、そうでない場所に水を滴らしてみますね。


こちら、補修してない場所です。

どうですか?水が沁みていくのがわかるかと思います。


続いて、先ほど塗装した場所に滴らしてみると・・・


ご覧の通りしっかり弾いてくれますね。 

これはテーブルに限らず当社のオイル仕上げの製品をご愛用いただいているお客様におすすめしています。


ワックスの購入はこちら


ーーあれもこれもと談笑しながらCRASHの探索は終了しました。


ーー落合さん、鳥井さん、ありがとうございました!!


いやはや、すでに新鮮な情報が多くお腹いっぱいな編集部ですが、続いては「RELAX FORM」というソファブランドと、「シェララフィア」というドイツ製のマットレスをご紹介したいと思います!


それはまた次回の記事にて。


本日ご紹介したブランド

◯ブランド:CRASH

◯店舗:大川店舗

お近くの店舗はこちらよりご覧いただけます

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