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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回ご紹介するのは、自然素材に囲まれたナチュラルな雰囲気のお家で日々の暮らしを楽しむ_teruru__さん(以下、teruruさん)です。
お家を建てる際のコダワリは人それぞれですよね。女性は特にインテリアや収納・キッチンなどに重点を持ってくるように思います。
今回コラムでお話していだだくteruruさんは、ご主人が学生時代に建築学を専攻されていたということで、構法や基礎にまでコダワリのあるお家づくりをされています。ぜひ少し専門的な構法や基礎のお話しも、併せてご紹介いただこうと思います。
それではteruruさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、teruruと申します。
夫と私のふたりで、2017年秋に完成した木造二階建ての家に暮らしています。
それまでは賃貸のアパートに住んでいましたが、家やインテリアに関することは元々好きだったので、いつかは建てる家の想像もしつつ、Instagramや雑誌をよく眺めていました。
そして、夫の祖父の土地を譲り受けたことをきっかけに家づくりについて本腰を入れて考えるようになりました。コラムでは自然素材の家づくりについて綴っていきたいと思います。
信頼できる工務店で叶えた空間が広がる家
夫婦間で違った視点のコダワリ
家を建てようと話が動き出した時に、まず私は見た目の雰囲気や間取りや材質のことばかり考えていました。しかし大学時代に建築学を専攻していた夫は家の基礎や構造、断熱の重要性を第一に考えているようでした。
お互いにこだわる部分が違ったお陰か、家のことで意見が対立することはほとんどなかったと思います。
私たちが家を建てる際に、必ず取り入れたいと思っていたことは以下の4点です。
1.外観は白の塗り壁
2.内壁は漆喰
3.床はオークの無垢材
4.木張りの勾配天井
そして、広くても視界を遮るような柱のないLDKを望んでいたので、それが可能かつ地震に強い構法で施工している工務店を探すことからまずは始めました。
自分の目で見て確かめる
インターネットや雑誌に載っている施工例の写真から、好きな雰囲気の家づくりをされている工務店を見つけては新築の完成披露会に出掛けました。
実際に足を運んで見てみると、デザインは良くても漆喰の塗り方が綺麗ではなかったり雑な箇所があると感じたり、建具の素材が自分たちの理想とは違った質感であったりと、写真ではわからなかったことを感じ取ることができました。
また、いきなり予算の話をされたりと、押しが強くグイグイ営業されたりするのが私たち夫婦は苦手で、 逃げるように帰ったこともありました。
想いが繋がる工務店との出会い
理想の工務店探しは予想以上に難航しましたが、諦めずに探し続け、ついに私達の要望を実現してくれそうな工務店に出会うことができました。その工務店の社長さんは、元々大工さんだったので、現場を熟知していらっしゃるところもいいなと思ったポイントのひとつです。
現在は退職しましたが、私は15年ほど設計事務所でCADを使って図面を描く仕事に携わっていたので、家具の寸法や配置を考慮した間取り図を自分で作成しました。
それを工務店のM社長に渡すと間取りを改良し、私が頭の中で思い描いていたものより遥かに魅力的なパースを提案してくれました。
新築の漆喰壁や無垢床、構造見学会で構造や断念材も実際に見てすべて納得したうえで契約に至りました。それからの数ヶ月間は、とにかく考える・探す・悩む・選ぶの連続で気の休まることは全くなかったのですが、今思えばとても楽しく充実した日々でした。
余談ですが、私の理想の漆喰の塗り方について少しお話しすると、漆喰は表面に凹凸がなくツルツルで、塗りムラのないものが好みです。
その理想のツルツルに仕上げるのは、かなり腕の立つ職人さんでないと難しいようです。光が当たるとムラや凹凸がよくわかるので、職人さんは表面をライトで光を当てながら丁寧に塗っていました。
実は私も漆喰塗りの体験をさせてもらいましたが、ムラを出さずに塗ることは素人には絶対に出来ません(笑)ちなみに、わざとコテで凹凸をだして模様のようにして塗る方法もあり、ヨーロッパ調の建物なんかはよくその塗り方をしているように思います。
見えないところへのコダワリ
夫は家の基礎や構造・断熱の重要性を第一に考えていると先述しましたが、その目には見えないところにコダワッタおかげで、私の理想としていた広く解放感のあるおうちが実現しました。
我が家の基礎はいわゆるベタ基礎という一般的なものですが、その基礎を施工する業者によっては、雑でひどい工事をするところも見かけていました。
工務店を探す過程では施工例を見たりして、基礎を綺麗に工事しているか・コンクリートの養生をしっかりしているかの二点もよく確認しました。
そして構法については柱の間隔が大きく取れることから、大空間が実現可能であり地震に強い構法に当てはまるのが、私たちが自邸建設をお願いした工務店でも取り入れられているSE構法というものでした。開放的な空間設計と安心の耐震設計を両立できるのがSE構法の最大の魅力です。
お家を建てる際に実はとても重要な構法について、もしご興味があればSE構法のサイトをご覧ください。
こんなやり方もあるんだ!と参考にしていただけたら嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました♪
ずっと建築関係の設計の仕事をされていたteruruさん。
ご自分で描かれた間取り図が女性目線で考えられており、流石だな!と思いました。ご主人も大学で建築を学ばれて、今は別分野のお仕事をされているとの事ですが、構造や基礎工事へのコダワリがやはりプロの目線ですよね。
これから何十年も住むかもしれない家。こどもの世代まで受け継ぐことになるかもしれません。やはり目に見えないところだからこそ手を抜かずに建てられたお家に住みたいものです。
そんな想いを叶えてくれる工務店さんとの出会いを引き寄せたのも、ご夫婦のしっかりとしたビジョンがあってのことなんだと思いました。
teruruさん、ありがとうございました♪
(編集部:megu)
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