【暮らしのインテリア】自然と家族が集う2階フリースペース~三角屋根のモダンハウス(yu______oo.ooさん)

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広がる空間に散りばめられた沢山のアイデア


執筆者:yu______oo.ooさん(yuさん)


自分の想い描いたイメージを一緒にカタチにしてくれた、理想の設計士さんとの出会いから自邸完成までを前回のコラムでご紹介させていただきました。


今回はお家の中でも、設計士さんのアイデアと私の希望が沢山詰まった2階部分についてお話したいと思います。


隠しすぎないオープンクローゼット


お家を建てる際、各個室に収納スペースとしてクローゼットを造るのが一般的なのではないかと思います。


私の実家の自室にもやはり備え付けのクローゼットがありました。モノを出しっ放しの状態の部屋を見て、親にはよく洗濯物を片付けるように注意されていましたが、それでも放置してしまい、結局親が片付けてくれたというパターンが多かった記憶があります。


そんな経験もあり、クローゼットや衣装部屋という閉ざされた場所を作ると、外から見えない安心感からか服が増え何でも詰め込んでしまう、という自分の性格から悪循環が生れるのではないかと考えました。


そこで、あえてクローゼットや衣装部屋は採用せずに、一ヵ所に家族の衣服を収納出来るオープンな場所を造作してもらい、今の廊下兼・オープンクローゼットというカタチになりました。


通常、クローゼットの扉を開閉するスペースは何か家具を配置したくても出来ない為、空間が無駄になっているなとずっと感じていたので、今のオープンクローゼットはその無駄な空間もなく、とても効率的だと思っています。


オープンクローゼットは廊下側を歩くと丸見えですが、フリースペースとプライベート空間とを緩く仕切る役割も果たしてくれるので、各個室前の目隠し代わりにもなっています。


基本的には1人1ブースを使用するというイメージで4つに仕切りを付けて作ってもらい、各個人の部屋の前のブースが各自の収納スペースになっています。


上側はハンガーで衣服をかけれるようにし、下側は無印良品の収納ケースの種類や個数をあらかじめ決めてあったので、収納グッズのサイズに合わせて造作してもらいました。カバンなどは無印良品のネクタイ・スカーフ用のアルミハンガーに掛けて収納しています。


オープンなので、なるべく綺麗に保ちたいと思う事と、まだまだ無駄な服が多いなと感じるのでこれから少しずつ整えていきたいなと思っています。


こども部屋の活用の仕方


我が家のこどもたちは兄と妹で性別が異なるので、将来的にきちんと仕切られた部屋が必要になると考えて、一つの部屋を仕切りや家具で分けるようなことは考えず、設計段階から各個室を作る事にしました。


そしていずれ成長し、家から独立するかもしれないということも想定して、部屋の壁を取り払い一つの部屋に出来るよう設計してもらいました。


こども部屋になる部屋は、かなりコンパクトで収納スペースもないので、寝る事が出来るだけの部屋というイメージです。


まだこどもも小さいので、家族みんなで他の部屋で寝ていることもあり、今はこども部屋はおもちゃ置き場として使用しています。


各個室は壁紙クロスのアクセントカラーで違った雰囲気を楽しめるようにしました。ブルーグレーのアクセントクロスを採用した長男の部屋は、IKEAのトロファストの上に無印良品のファイルボックスを設置して、おもちゃと本やパズルなどを置いています。


勉強は開放的な空間で


フリースペースには、こどもも勉強出来て、私達夫婦もパソコンや作業が出来るスタディーコーナーを造ってもらうことも要望の一つでした。


それというのも、私自身の幼少期は自室に机もあり、勉強出来る空間が整っていたにも関わらず、あまり勉強出来た記憶がなく、居眠りしている事も多々ありました(笑)まだ図書館に行って勉強した方がはかどっていたように思います。


ちょっと心配になるような私のエピソードですが、この経験がフリースペースに勉強の出来る空間を作りたいなと思ったキッカケとなりました。


スタディーコーナーは1階とも吹き抜けで繋がっているので、常に誰かの気配を感じられるような空間になっています。背面や座った視線の先にも大きな窓があり、圧迫感がなくとても明るいので、こどもが進んで勉強したくなるような場所になってくれればいいなと思っています。


スタディーコーナーの棚は、無印良品のファイルboxに書類や本を収納してラベリングしています。パソコンも使うので、プリンターも収納できるようにしました。


家族それぞれの好きを共有できるスペース


我が家にはフリースペースと名付けた場所が二カ所あります。


一つが先程ご紹介したスタディーコーナー。もう一つは、明るい空間でベンチに座りながらゆっくり本を見るようなスペースが欲しい!という私の希望を設計士さんがカタチにしてくれた場所です。


このフリースペースは廊下より一段低いダウンフロアになっていて、廊下がベンチ代わりになるように設計してもらいました。テレビや本を置けるように可動棚を造作してもらい、その他にもこどもの写真を飾ったり、おもちゃなども置いています。


実はこのフリースペースを作ることには、少し不安もありました。


せっかく作ったとしても、結局はあまり使わない空間になってしまうのではないか?という事や、この空間を作る事で個室や寝室が狭くなってしまう、という事でした。


住み始めてみるとこの場所は、兄妹が一緒になって仲良くオモチャを出して遊んでいたり、私もちょっと座って本を見たり出来る時間が取れたりと、家族それぞれがくつろげる空間になりました。


また、大きな窓とトップライトのおかげで日中は光がよく差し込み、明るさと開放的な空間がゆったりとした気分にさせてくれる癒しの場所です。今ではこのフリースペースを作って本当に良かったなと思っています。


密かに佇む謎の箱?!


箱が置かれているようなイメージで造られたこの場所、実はトイレなんです!


遊びに来たお友達にはよく「これ何!?」と驚かれますが、他の造作家具に合わせて作ってもらったので、インテリアとしてみても空間に馴染んでいてとても気に入っています。


室内干しも快適に


賃貸暮らしの時に、天気の悪い日はリビングなどにしか洗濯を干すスペースがなかったので、ハンガーポールなどに洗濯物を干してから風呂場のカワック(浴室乾燥機)をかけ、部屋や廊下に出すという流れでした。


その洗濯物の室内干しにとてもストレスを感じていたので、今の家にはpidを採用しました。


浴室に洗濯干しポールを2本付けてあるので、pidは使う時だけ洗濯物を掛けるという仕組みにしました。 pidの取り付けは2階南側の日当たりが良い場所にしたので、洗濯物もよく乾くし、リビングに洗濯物がないというのが何よりストレス軽減になりました。


以上、我が家コダワリの2階フリースペースについてお話しさせていただきました。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♪



個室にではなく敢えてオープンにした学習スペースや、クローゼットなど、普通はこうと決め付けるのではなく、家族がどうしたら使いたいと思う場所になるかを考えた上でのyuさんのアイデアが随所に生かされていますね。


こども部屋も今は小さくてシンプルな部屋を二部屋作っておいて、いずれ一部屋にも出来るようにしてあるので、10年後、20年後のyuさんのお家の変化もとても楽しみです。


フリースペースで家族の気配を感じながら、それぞれが好きなことをして過ごす時間、とても贅沢で素敵ですね!


yuさん、ありがとうございました♪

(編集:megu)


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