日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの?なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることが沢山あると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ!」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
心も弾む可憐な春色のスイートピー
市場にやってくる春の訪れ
新しい年が幕開けましたね !2019年は皆さんにもっと身近にお花を楽しんで頂けるよう、今まで以上にお花の魅力ををお伝え出来たらいいなと思っています。
さて、まだまだ寒い季節の真っ只中ですが、お花の市場は一足早く春を迎えています 。
今花の市場には、スイートピー・チューリップ・マーガレット・ビオラ・ラナンキュラス・アネモネ・ヒヤシンス など、人気のあるお花が一同に集まっています 。春は可憐で柔らかい印象のお花が多いので、ブーケを組むのにワクワクと心が踊ります。
この時期の切り花の旬は、1月〜3月になります。
実際にお庭や公園で咲き出す頃にはお花屋さんから姿を消してしまうので、少し早いかな?と思われるこの時期に是非お手に取っていただけたらと思います。
想いを込めて贈りたくなるスイートピー
今回はそんな魅力に溢れたこの時期ならではのお花の中から、春のお花の代表格であるスイートピーの上手な飾り方をご紹介させていただきます。
優しいパステルカラーでフリルを描くような花びらが蝶々を連想させる愛らしさと、強めの甘い香りも私たちを魅了してやまないスイートピー(マメ科・レンリソウ属)。17世紀末にイタリアのシチリア島で発見され、日本には江戸時代末期に初めてやってきたと言われています。
しかしスイートピーはとても繊細で可憐なお花なので、今では輸入で海外からやってくるという事があまりありません。四季のある日本でこの時期しか味わえないお花の一つとして、とても特別なお花です。
花言葉は「門出」・「 優しい思い出」・「私を忘れないで」など。
卒業シーンや新しいステージへ旅立つ方などに贈る花として、人気の品種です。スイートピーと言えば、「赤いスイートピー」という歌でその名をご存知の方も多いかと思います。
生け方とポイントをご紹介
スイートピーは全部で100種類くらいあると言われています。その中で今回はピンクとムラサキのミックスを選びました。
それでは早速生けてみましょう。
◯使用花材
・スイートピーピンク:1本/ムラサキ:1本
・コデマリ:1本
◯用意するもの
・ハサミ
・花瓶(今回の花瓶もダイソーで購入しました)
1.スイートピーを花器の2倍の長さにカットします。この時、お水に浸かってしまうお花はあらかじめ摘んでしまいましょう。
2.スイートピーを花瓶の角に飾ります。
花の本数は奇数が飾りやすいでししょう。もう少し大きい花瓶に生ける場合は、5本、7本というように、奇数で増やしていくとバランスが取りやすいと思います。
また、スイートピーは縦にお花をつけるのが特徴なので、そのフォルムを活かせるように、縦長の花瓶を用意しました。色はパステルカラーがより引き立つ白を選びました。
3.コデマリをスイートピーの周りにくるりと囲むように飾ります。
グリーンを入れることで、よりフレッシュ感を演出できるのと、お花とグリーンの間に空間が生まれるので、少ない本数でもボリュームよく見せる効果があります。
今回、添えものとしてチョイスしたコデマリは枝ものに分類され、50cm程あるかなり大きなものですが、短く切り分けて周りにあしらうように使いました。
可憐な白い小花は、パステルカラーの優しいスイートピーと相性抜群です。
スイートピーの香りには、リラックス効果があると言われています。寝室に飾って一日の終わりにその甘い香りに癒されてみてはいかがでしょうか?
中でもムラサキのモノは特に香りが強いので、より香りを楽しみたいという方にはオススメです。
スイートピーと聞くと、私は真っ先にあの昭和の名曲が頭の中に流れ、何となく春を運んで来るような花というイメージがあります。
花を花瓶に生ける。
とても単純なことですが実は奥深くて、奇数でバランスを取る・グリーンで空間を持たせてボリュームを出すなど、ポイントを押さえるだけでグッと素敵になりますね!
今回添え物として使われたコデマリは、私も玄関先に植えているほど好きなお花なので、スイートピーが手に入ったらぜひ生けてみたいなと思っています。
外はこれから冬本番ではありますが、お部屋の中に春色のお花があるだけで何だか室温まで温かくなるような不思議な気分になります。寒い冬だからこそ、一足早めの春をぜひお花で感じてみてくださいね♪
(編集:megu)
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