【暮らしのインテリア】ライフスタイルに沿った間取りと実際に住んでみて感じたこと~無垢の家で暮らす(koko_ieさん)

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希望を実現した間取りと用途を考えて変更したスペース


執筆者:こち(@koko_ieさん)さん


無垢の家を建てることになったいきさつや無垢の魅力についてご紹介した初回のコラムに続きまして、今回はマイホーム計画で一番はじめに決める「間取り」についてお話したいと思います。


間取りは家が実際に建つまで不安に感じることのひとつだと思います。


そこでコラムを通して間取りが決まるまでのこと、実際に住んでみての感想をお伝えできたらなと思います。間取りについてお悩みの方も多いと思うので、少しでもお役に立てたら嬉しいです。


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間取りについて希望したこと


わたしたち夫婦が間取りについて希望したのは以下のポイントでした。


・I型のLDK

・オープンキッチン

・広めの洗面脱衣所

・部屋に隣接しないトイレ

・収納スペースの充実

・将来区切れる洋室

・ベランダがある

・吹き抜けやリビング階段はなし


まずはこのポイントを元に、自分のイメージする間取りを書いてみることにしました。私は間取り図が大好きでネットやインスタグラムでよく見ていたこともあり、ある程度収まりがよく納得できる間取りができました。


それを工務店さんに提示して出来上がった1回目の図面は、構造や躯体にも問題なく、玄関やパントリーに手直しがあったものの、大幅な変更がありませんでした。


修正が入った分、当初より玄関収納は土間部分が狭くなり、キッチン背面のカップボードは小さくなりましたが、一方で玄関ホールに余裕も出るなど許容範囲のものでした。


1回目の図面が予想以上に自分の理想を反映させてくれたものだったので、このままその間取りでお願いしようと進めていました。


変更することにした2階の間取り


ところがそんな時、工務店さんに「2階の将来区切れる洋室、区切る前の大きい部屋ってどう使う予定ですか?」と聞かれ、確かになんだろう…室内干し部屋?と曖昧な返答しかできませんでした。


漠然と、大きい部屋をあとから区切れたら便利だなと思っていましたが、実際に用途までは考えてないことに気付きました。


それを受けて工務店さんが提案したくれた2回目の間取りは、大きい部屋をつくるのではなく、一部屋は洋室に、もう一部屋はホールにするというものでした。


このホールは将来壁をつければ部屋として使用できますし、オープンな場所になるので、当初想定していた室内干しの用途もきちんと満たすものでした。


間取りを考えている時は将来のことばかり考えていましたが、今(住み始めたら)どうやって使うのかも大事ということに気付かされ、こうして無事に間取りが決まりました。


実際に住んでみて


ここからは実際に住んでみてからのありのままの感想をお伝えできればと思います。


I型LDKは思っていた通りどこにいてもテレビが見られるので、テレビっ子の私たちにとっては理想的な形でした。


ですが、キッチンが片付いていないとすぐに目につくので、常にキレイにしていないと部屋全体が汚い印象になってしまいます。


それゆえ、生活感がもろに出てしまうI型LDKは、掃除や片づけが苦手な人にとっては向かないかもしれません。実際、私も掃除が苦手でネックな部分ではあります。


工務店さんに提案していただいた2階のホールは、本当に採用してよかったです。今は室内干しスペースとして使っていますが、風が通るので湿気が籠らずすぐに乾きます。


階段を上がった時に圧迫感がないことと、南側から日光がはいるので2階全体が明るく気持ち良い空間になりました。ただ、今のところ室内干しスペースとして利用しているだけなのでもったいない気もしているので、今後どうやって活用していくか考えていくのも一つの楽しみです。


設置してよかったベランダ


特に採用してよかったのがベランダです。


我が家は南面全体に奥行きのあるベランダを設置しました。多くの方は掃除やメンテナンスが大変と思うかもしれません。。。実際は、その通りでとても大変です(笑)


はじめは洗濯物や布団を干す目的で設置したものでしたが、住んでみて2つの利点に気付きました。 


1つ目は多少の雨なら窓を開けていても部屋まで降りこまないということです。外出している時に雨が降っても急いで帰らなくても大丈夫ですし、窓を開けながら寝られるので風が通って快適です。


2つ目はLDKの光の入り具合が調節されることです。


我が家のベランダはせり出していて軒のような役割をしてくれます。夏は直射日光が入らないので床焼けしにくくなり、冬は部屋の奥の方まで光が入るのでとても明るく暖かくなります。この快適さがあるので、掃除の大変さなんてどうでもよくなりました!


このように間取りはいくら完璧にできたと思っても、住んでみると良かった部分もそうでない部分も出てきてしまうものです。住む人やライフスタイルによって使いやすい間取りは変わってくるので、間取りに正解はないと思います


間取りを完璧に仕上げるということも大事かもしれませんが、実際に住んでからどう住みやすくしていくかということだと思います。住んでからがスタートで、間取りを生かすも殺すも自分次第です。 


私自身も、より使いやすくなるように今の間取りをうまく活用していけたらいいなと思います。


以上、間取りについてご紹介しました。これから間取りを決める方も、もう住んでいる方にも少しでもお役に立ったら嬉しいです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。



私も自宅の間取りは自分で考えたので、こちさんの気持ちがわかりました。頑張って考えた間取りが採用された時ってとっても嬉しいですよね。私の場合は「間取りとして成立していますね」という言葉を頂いた瞬間を今でも覚えています。


そんな中、1階に比べたらつい想像力が発揮しにくい(私の場合はそうでした)2階の間取りについて、疑問を投げかけてくれた工務店さん。意外と将来ではなく今どう使うかという視点は見失いがちだったりしますよね。


プロのひと言ってありがたいですし、それをスッと受け入れたこちさんの柔軟性を感じました。


それからこちさんが書いてらっしゃいましたが、I型のLDKを希望してうちも住んでいますが、同じように散らかりが目立つのを実感しています(笑)どこか一か所でも散らかっていると目に入ってしまいます。もちろん気に入っているところもあるのですが、共感してしまいました。


こちさん、ありがとうございました♪

(編集:kaori)


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