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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
お家を建てる時に、土地と上物の予算の配分ってどう考えますか？今回からコラムでご協力いただくazu_k1009さん（以下、azuさん）は、都内の注文住宅にお住まいです。
都内で注文住宅を建てるとなると、やっぱり土地の価格が気になりますし、職場との距離や子育てなど、他にも様々なハードルがあるように思います。初回はその辺りのお話や、土地と設計事務所選びについてお話いただいています。
それではazuさん、よろしくお願いいたします。
はじめに自己紹介
はじめまして、azuと申します。
我が家は３０代の共働き夫婦と７歳の娘の３人家族で、都内に建てた３階建ての家に暮らし始めて丸２年になります。
都内で注文住宅を建てるという選択肢はまだまだ少ないということで、このたびムクリさんからお声掛けいただき、コラムを書くことになりました。
都内で家を建てることは想像していた以上に大変で、全てが希望通りというわけにはいきませんでしたが、この場所で夢だったマイホームを建てることが出来て本当に良かったと満足しています。
こだわった点や妥協した点も含め、私たちが家づくりで経験したことが、マイホームを検討されている方の参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
長い時間と労力をかけたことは無駄ではなかったと思える出会い
家探しの始まり
今回は家を建てることを決めた経緯、土地探しから我が家が選んだ設計事務所に出会うまでの道のりについてお話したいと思います。
結婚した当初からマイホームはいつかは欲しいと思っていましたが、将来設計について具体的に考えるようになったのは娘が１歳半になった頃でした。主人が転職をして、これまで住んでいた借り上げ社宅から自分達でマンションを借りて住むようになったことも、マイホーム購入を考えるきっかけの一つでした。
家賃や更新料の金額を考えると、早いうちにローンを組んで持ち家を手に入れる方がお得かもしれない思い、まず私たちの収入で東京に家を持てるのか調べるところからスタートしました。
購入時期については娘が小学校に上がる前までにというのが目標だったので、戸建とマンションのどちらが良いのかもはっきり決まっておらず、のんびりと情報収集していました。
そんなある日、家族で出かけている時にふと不動産会社の表に出ていた看板が目に留まりました。都内でも人気のエリアの物件情報が数多く掲載されていて、吸い込まれるように中に入ったことを覚えています。
その不動産会社では提携グループで注文住宅を建てることも可能だったので、販売している土地に参考プランとして間取り図が載っていて、注文住宅のイメージを膨らませやすかったです。
我が家の住宅購入の条件
早速住宅の購入について相談をして、土地と建売住宅も含めいくつかの物件を紹介していただくことになりました。その時に希望として挙げたのが以下の内容でした。
・最寄駅から徒歩１０分以内で通勤に時間がかからない場所
・都心の主要な街へのアクセスが良く利便性の高い場所
・教育環境が良く住みやすい街
・延床１００平米くらいある物件
・平地であること
・家賃と同じくらいのローンで購入できる価格
ふらっと入ったわりに、希望条件が次から次に浮かんできました。夫も私も食べ歩きやカフェ巡りが好きなので、最寄駅にたくさんお店があって面白い街もいいねとか、もはや言いたい放題でした（笑）
住みたいエリアについてはいくつか候補があったため、その中でおすすめ物件を案内していただきました。
初回は各エリアの土地の相場を掴み、予算内でどのような物件が購入出来そうか見て回ったのですが、、やはり驚いたのは土地の価格でした。
難航した家探しときっかけとなったアドバイス
予想はしていましたが、建物代よりも土地代のほうがはるかに高い。。。
「３階建ての戸建てが多いのは土地が高いからですよ」と聞いて、なるほどと納得したものです。小さな土地でも上に延ばせば広さを確保できるので、３階建ての家は都内ではよく見かけます。
想定の予算内では希望の物件が見つからないかもしれないと感じた私たちは、第１希望は注文住宅としながらも建売、新築・中古マンションと、全てに視野を広げて探しました。
次第に物件を見れば見るほど、話を聞けば聞くほど家探しは難航して、結局今の土地に出会ったときには初回の見学から２年以上の月日が経っていました。
記憶にある範囲でも建売、マンションも含めると６０件以上見学にいったと思います！
その中で購入を考えた物件は今の土地を含めわずかに３件でした。土地探しをお願いしていた会社の営業マンも月日の経過にあわせるように３人も変わりました（笑）
最後に担当してくださった営業マンの方から、こんなアドバイスをいただきました。
「都内は土地が高いけど、将来的に値下がりする心配の少ない場所を選べば資産価値が維持できるから、建物よりも土地に重点を置いてみてはどうか」と。
老後を考えると３階建てという選択にはどこか抵抗がありましたが、こどもが巣立ったあとは売却してその代金で老後の住まいを探すのもいいね、と夫婦で話合い、もし良い土地が見つかったら予算の中で建物費用を縮小しても購入しようと考えを変えていきました。
良い土地との出会い
そんな中、ある日担当の方から「良い土地が出ました！」と連絡をいただき、すぐに見にいきました。
その土地は最寄駅から徒歩３分という距離にも関わらず、線路沿いではなく大通りから一本奥に入った住宅街にありました。
前面道路は私道で車が通る心配もない安全な場所。間口４ｍくらいの土地も多く見ていた私たちにとって、間口が６ｍ以上あることも魅力的でした。唯一気になったのは３方を囲まれている土地だったことでしょうか。
ここが角地だったらという気持ちはありましたが、今この土地を逃したら予算内でこれ以上の土地に出会える可能性はないと思うほど好条件が揃ったことが決め手となり、ようやく土地が決まりました。でもホッとしたのもつかの間、次は注文住宅の会社選びが待っていました。
我が家の設計事務所選び
土地が決まるまでは注文住宅を建てられるかどうか半信半疑だったので、建築会社に関しては全くリサーチしていませんでした（笑）
すぐさまネットで検索をして、都内で注文住宅を建てられる会社を探し、そこで私たちの家を設計していただいたフリーダムアーキテクツデザイン会社に辿りついたのです。
都市部での施工事例が数多くあり、どの家もこだわりを感じる自由度の高いデザイン！しかもローコスト住宅も得意としていて、尚且つローコストに見えない素敵なおうちがたくさんあり魅力的に感じました。
建築費は出来る限り抑えようと夫婦で話合っていましたが、いざ注文住宅を建てることが決まると欲が出てしまい、限られた予算でもこだわりのある家を建てたいという気持ちが芽生え、フリーダムならその願いを叶えてくれるかもしれないと、期待に胸が膨らんだことを今でも覚えています。
初めての相談では建築士さんにこちらの要望を伝えつつ、限られた予算で建てられるか質問したところ、とても信頼できるお言葉をいただきました。
実はフリーダム以外にも憧れていた建築家の方、大手ハウスメーカー、不動産会社の提携グループと数社相談にいき、それぞれに間取り図と見積もりを出していただいたのですが、デザイン・コスト・性能の３つのバランスが自分達に一番合うと感じたのがフリーダムでした。
また、建築士さんの信頼できる人柄に惹かれ、この会社に我が家を建ててもらいたいと夫婦で一致したことも大きかったです。
ここまでくるのに長い時間と労力がかかりましたが、振り返ってみると決して無駄な時間ではなかったと思っています。
初回は家を建てることを決めた経緯、土地探しから我が家が選んだ設計事務所に出会うまでについてお話しいたしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
土地を資産と考え、売却することも頭に置いての決断は都市部ならではですよね。それから、６０件以上もの見学に行かれたパワフルさに驚きました！私は家を見るのも見学に行くのも大好きなのですが、見学ってとっても疲れますよね？
でもご自分でもおっしゃるように、長い時間と労力をかけたからこそ、良い土地に出会えたり、自分たちに合う設計事務所のバランスを判断できて、今のおうちに結びつくために必要な時間だったのだなと感じました。
建築費については出来る限り抑えようと話合っていても、いざとなると予算内でこだわりのある家を建てたいという気持ちが芽生えたというお話、とても共感しました。
そんな中、建築士さんからかけられた「信頼できる言葉」。安心された気持ちが伝わり、どんな言葉だったのかなと想像してしまいました！
azuさんありがとうございました♪
（編集部：kaori）
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