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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
家づくりをする時に、思っていることが建築会社に伝わりにくいなと感じたり、間違って伝わってしまった経験はありませんか。同じ言葉を聞いても、頭の中に思い浮かべるものって違ったりしますのでじゅうぶんありえますよね。
今回からコラムでご協力いただく___.ysm.ieさん(以下、yopiさん)は自分が持つイメージを伝えるために自作のファイルを作られました。
初回のコラムでは家づくりのきっかけ等と合わせて、イメージファイルの中身も公開してくださっていますので、ぜひご覧くださいね。
それではyopiさん、よろしくお願いいたします。
はじめに自己紹介
はじめまして。yopiと申します。
今回ムクリさんからお話があって、恐縮ですがコラムを書かせて頂くことになりました。
我が家は、夫、私、小学2年生になる息子と、トイプードルのmoco(13歳)で暮らしています。インテリアは、主にグレー×ホワイト×木を基調としています。落ち着いた雰囲気が好みですが、シックになりすぎない様、女性らしさをプラスしながらインテリアを考えています。
北欧ヴィンテージ家具や雑貨が好きで、海外のお家を参考にしながら少しずつ集めています。また、植物も大好きで、たくさんのグリーンに囲まれて植物のある暮らしをしていきたいと思っています。
コラムでは、そんな我が家の家づくりとインテリアについて数回に分けてご紹介いたします。どうぞよろしくお願いします。
一番重視した「陽の入る明るい空間」
以前の家と建て替えのきっかけ
私たちは元々は築20年の18坪2階建の小さなお家に住んでいましたが、建て替えをしました。以前の家は周りを家に囲まれている上に、隣家と距離が近いため陽がほとんど入らず、長い間日陰生活を送っていました。
そんなある日、隣の土地が売りに出されたのを知り、その土地を購入したことが家を建て替えるきっかけになりました。
私は昔からインテリアや雑貨が好きで、以前の家では自分で壁を塗装してDIYをしていました。いつか家を建てる際には、好きな仕様が可能な注文住宅がいいという思いがあり、注文住宅が建てられる建築会社探しを始めました。
地域の注文住宅雑誌をみたり、注文住宅で建てた友人のお家を見に行かせて貰ったり、気になる会社の完成見学会に参加したりして、気になる建築会社を探しました。
理想を可視化する
会社探しの際に自分が持つイメージを相手に伝えやすいようにと、オリジナルのイメージファイルを持参していました。
ファイル作りの情報収集は、インテリア雑誌、インスタ、ピンタレストなどでしました。
玄関から始まり、床材、キッチン、リビング、洗面台、ウォークインクローゼット、採用したいタイル、色味まで…とにかく、やりたいもの全てを詰めて作成しました。
ただせっかく作ったファイルですが、打ち合わせ時にこのファイルを出すのが結構恥ずかしいんですよね、拘りが強すぎる感満載ですから。そんな時は主人が「ほら、秘密兵器出したら?」とナイスパスをだしてくれたものです(笑)
設計士さんや、営業の方には「こんなの作ってくる人初めてです!」と必ず言われていました。他にも皆さんが口を揃えて言ってくださったことが、凄く分かりやすい!イメージしやすい!好みが伝わる!ありがたいです、の言葉でした。
私は言葉で伝えることが苦手なので、イメージファイルを作って本当に良かったなと思いました。
建築会社の決め方と家づくりで重視した点
そして、このファイルを出した時、「良いですね~!全部コピーを取りたいので貸してください。」とすぐに言っていただけた会社が我が家の建築会社になりました。その時にこの会社なら、ひとつひとつに向き合ってくれて全てを形にして貰える、と感じました。
その会社は、ローカルの注文住宅雑誌の中で、私の好みで理想なお家に一番近かった会社です。そして、この会社が建てた家を見に行きたい、と思いモデルハウスへ足を運んだのが出会いでした。加えて、主人が営業担当さんと設計士さんの人柄に惚れたことも決め手になりました。
家づくりの中で、建築会社を決める段階が一番悩むところかもしれません。
家の性能や予算との兼ね合いなど決める基準は色々あるかと思いますが、我が家の場合はこの会社となら信頼関係が結べそうだという直感があったのは大きかったです。
続いて、家づくりで一番重要視したことは「陽の入る明るい空間」でした。
今まで12年間日陰生活だったので、とにかく陽を入れることが第一優先でした。その為に、「吹き抜けのあるリビング」にしたいと思い、もちろん、これもイメージファイルに入れました(笑)
イメージファイルを作ってみて
イメージファイルのうち、コストの面で諦めた部分もいくつかありますが、9割くらいは実現したと思います。
1日の生活の中で一番長く過ごすリビングやキッチンは妥協せず、やりたい事を詰め込みました。反対に、脱衣所や2階トイレなど、使う頻度が少ない場所はシンプルにし、コストの面で調整をしました。
イメージファイルの内容は、ほぼ私の好みです。では主人はと言いますと、内装よりも耐震や断熱材、外壁について調べてくれました。
主人からは、玄関ホールを広くとり、自分専用の部屋が欲しい点、それ以外は好きなようにしていいよ! 家に居る時間が一番長いのだから、全部決めたらいいよ、と言って貰えてたのでありがたかったです(笑)
元々、家を建てる当初から、私はインテリア雑誌を見たり、雑貨屋や家具屋巡りが大好きでしたが、主人はその頃は興味が無いようでした。でも、家を建ててからは一緒に雑貨屋や家具屋へ行ってくれるようになったので、少しは興味が湧いてきたのかも? と嬉しい気持ちになりました。
何と今では、雑貨屋で出会ったプラントハンガーを見て以来、主人はプラントハンガー作りに目覚めました!家づくりをきっかけに夫婦で共通の物に興味が湧いたこと、趣味が出来たことが嬉しいです。
次回以降は吹き抜けのあるリビングをつくるにあたり工夫したこと、家づくり、インテリアなどについてお話していけたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
yopiさんのイメージファイル、想像していたよりも具体的で、見ただけでどんなおうちを作りたいのかがわかる、そんなファイルでしたね。
実は私も、設計当時いいなと思うおうちの切り抜きや写真は、その都度建築会社の方に見せていましたが、やっぱりファイルとしてまとめてあると違うなと、今回の写真を拝見して思いました。
まとめてあることで、家のトータルのイメージを合わせてみることが出来ますし、熱意も伝わると思います。熱い気持ちって伝染しますよね!それに自分自身にとっても、本当に住みたい家がブレかけた時の軌道修正に役立つのではないかと思いました。
それから、ご主人のyopiさんにかけられた言葉が優しくて、ジーンとしました。そんな風にして出来たおうちの、一番大事にしたという陽の入る吹き抜けのあるリビングについて次回のコラムではお話していただけるとのことで楽しみです。
yopiさん、ありがとうございました!
(編集部:kaori)
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