【暮らしの中のお花】母の日はムーンダストで「永遠の幸福」を〜長持ちさせる秘訣も添えて(カーネーション)

日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。


家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの?なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることが沢山あると思ってます。


そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ!」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。 


「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。


カーネーションに感謝を込めて


5月12日は母の日です。 

お花屋さんには沢山のカーネーションが彩り始め、1年で1番活気に溢れる季節を迎えます。


母の日といえば、やはりみなさん赤いカーネーションをイメージされるのではないでしょうか?


しかし、近年は品種改良が進み、複色のものやフリルの多いものなど、選ぶのに困ってしまうくらい魅力的なお花の1つになりました!


今回は、母の日を象徴するお花、カーネーションについてご紹介したいと思います。


カーネーション


・ナデシコ科(属名:ナデシコ属)

・原産地:ヨーロッパ/西アジア


母の日にカーネーションを贈る習慣は、「1907年アメリカで亡くなったお母さんの命日に母の好きだった白いカーネーションをささげた」と言うエピソードから「母の日」が制定されました。


日本もそれに習い、母に感謝する日として祝うようになりました。


実はヨーロッパでも、キリストが処刑されたとき、聖母マリアの涙のあとから生えた花だという伝承があり、母や愛を象徴するお花とされています。


花言葉


カーネーションの花言葉は色によって異なります。


・赤いカーネーションは「母への愛」

・白いカーネーションは「純粋な愛」

・ピンクのカーネーションは「女性の愛」

・黄色いカーネーションは「軽蔑」「嫉妬」

・紫のカーネーションは「誇り」「気品」

・白いカーネーションは亡くなった母へ贈るもの


実は黄色いカーネーションは少しネガティブな花言葉になるので選ばれる際は少し注意が必要です。 


そして、今回ご紹介するのは 「ムーンダスト」呼ばれる青いカーネーションです。


ムーンダストはSUNTORYとオーストラリアの植物工学企業の共同研究開発によって誕生しました。本来、カーネーションには青色の色素がありません。しかし、ビオラなどの花から青色色素をつくる遺伝子を摂取する事で、青いカーネーションの生産が可能になりました。


ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」です。


種類はグラデーションで4色あります。

・アクアブルー

・ライラックブルー

・プリンセスブルー

・ベルベットブルー


上品で少し大人びたカーネーション、流通量も少ないので特別感もありとてもオススメです!


生け方とポイントをご紹介


ではさっそくお花を生けてみましょう。


◯用意するもの 

・ムーンダスト(アクアブルー/ライラックブルー/プリンセスブルー)それぞれ1本ずつ 

・ミスカンサス:6本

・ホッチキスかセロテープ 

・花瓶(今回はweckのストレートタイプのキャニスターを代用します)


1.ミスカンサスを2本ずつ用意してクルクルと丸くネジってホッチキスで留めます。


ホッチキスがない時はセロテープで留めても大丈夫です。これを3セット準備します。


2.カーネーションを活けていきます。カーネーションの花の頭が揃わないように少しずつ長さを変えます。


この際色の濃いお花を下の方ににいけるとキレイです。お花を1週間ほど楽しむ為に、初めは少し長めにカットしておきましょう。


花瓶の1/3にお水を入れて、カーネーションの周りにミスカンサスを飾りましょう。この時も長さを変えて入れると動きが出て立体的に仕上がります。


お花を長持ちさせるポイント


1.お花を選ぶ際に、お花ではなく額と呼ばれる緑の部分をチェック

ここが硬いと沢山花びらを持っていてこれからキレイに開きます。逆にふわふわと柔らかいとまもなくお花が終わりを迎えるサインです。


2.こまめな水換えを

カーネーションは基本的に茎の腐りやすい植物です。気温も上がってくる季節なので、なるべく毎日お水を換えましょう。


3.茎がつかる面積は小さめに

茎が水につかる面積を少なくするとお花の持ちも良いでしょう(目安は花瓶の1/3)。そしてお水を変えた際は必ず茎を切り戻ししましょう。水に触れていた断面をカットする事でお水を吸い上げやすくなります。


4.水につかる部分は葉を取り除く

節毎に葉っぱをつける植物ですが、水につかる部分に葉っぱがあると水が腐る原因になるので、水につかる部分の節にある葉っぱは取り除いて置きましょう。


5.節は折れやすいので注意を!

葉を取り除いた後の節は折れやすくなるので取り扱いに注意しましょう。


カーネーションは茎が腐らなければ、とても持ちの良いお花です。上記の点に注意して長くお花を楽しみましょう!


お母さんどの色が似合うかな?と想像してカーネーションを選ぶ時間もとっても楽しい時間ですよね。カーネーションはきっと、お母さんへの感謝の気持ちを伝えるお手伝いをしてくれる事でしょう!



毎回感じますが、花言葉や意味は色々な種類があり、それを知ってることで言葉にせずとも生ける時、渡す時の気持ちが違ってきます。


誕生日に渡した花束が、あとあと誕生日花と知った時はなんだか嬉しさが倍になりますよね。長持ちする手順も添えて渡せば、幸せな気持ちも長続きします!


今年の母の日はちょうど日曜日です。 

本コラムをご覧いただき、想い込めた色を選んでみてくださいね。

(編集長)


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