【暮らしのインテリア】隠すも見せるも土台が大事!必要なモノ全てを集約したキッチンその1~「好き」を組み合わせたミックステイストのおうち(tama.livingさん)

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大容量の収納でスッキリ!魅せると隠すを両立したキッチン


執筆者:tama(@tama.living)さん


前回コラムでもお話した我が家の暮らしの中心にあり、お家の中で一番コダワリを持って造り上げたキッチン。好きなモノやコトを詰め込んだ分、魅せると隠すのバランスにも気をつけています。


今回は魅せる部分のコダワリと、隠した部分・キッチン収納についてお話したいと思います。


tamaさんの過去のコラムはこちらよりご覧いただけます。


色や植物で魅せるキッチン


キッチン背面は、タイル貼りに吊り戸棚や飾り棚・その下にはポールと、やりたかったことを色々詰め込んだ分、ごちゃついて見えないよう色使いにコダワリました。


キッチンは家電やフライパンなど、意図しなくても黒色の割合が増えがちな場所です。そこで、黒の見切りや目地に憧れる気持ちをグッと堪え、我が家のテーマカラーのホワイト×グレー×木目をベースに、ピンクベージュなどの柔らかい色を差し色にしてまとまりを持たせました。


飾り棚には、コーヒーグッズや眺めているとモチベーションが上がるお気に入りのアイテムを並べ、下のポールには、鍋つかみや鍋敷きなど調理中にサッと取れると便利なモノを掛けています。


バナナの保管にちょうど良かったのは、実際に暮らしてみて分かった嬉しい発見でした(笑) 


無機質な空間に自然のモノが入るとインテリアにメリハリがつき、生き生きとした植物が目に入ると元気をもらえるので、キッチンやカップボードにお花や枝物をなるべく絶やさずに飾るよう心掛けています。


普段はホームセンターやスーパーで買ったり庭先で咲いた花や植物をチョイスしていますが、月に1度はお花屋さんで購入したモノを飾って楽しむようにしています。


ここにあったらいいなが叶うキッチン収納


シンク前の取っ手を開くと、包丁を最大で4本まで収納できるスペースがあります。この位置にあると調理中に使う時も片付ける時も出し入れがとてもスムーズです。 


シンク下のオープンスペースにはキッチンで出たゴミを捨てやすいようにゴミ箱を置きました。


私がこのゴミ箱を選んだ基準は以下の4点でした。


・両手がふさがっていても開閉できる

・蓋が観音開きで省スペース

・奥にキャスターが付いていて簡単に引き出せる

・耐久性のあるステンレス素材


この場所にゴミ箱を置いた事で、ゴミの捨てやすさは勿論、キッチンの予算を抑えられたり(オープンなので)、リビング側からはゴミ箱が見えないなどのメリットもありました。


コンロとビルトインオーブンの横にある引き出しには調理の際の動線などを考えて収納するモノを決めました。


上段はスライドできる様になっており、塩や砂糖・麦茶パック・食洗機用洗剤を。下段にはまな板・フライパンや鍋の蓋・ごま油やオリーブオイルなどを収納しています。


容器類は全て無印良品のモノを使用しています。


その他の調味料や粉類はコンロ後ろの冷蔵庫に収納し、調理作業中もこの場所から動かずに全ての調味料が手に取れるような収納にしました。


大容量のカップボード収納


造作のカップボードは大・小合わせて11個の引き出しがあり、使用頻度や動線を想定しながらジャンルをわけて収納しています。


◯上段・左側

こちらは調理中に一番手が届きやすい引き出しなので、使用頻度が高い保存容器を収納しています。容器はサイズ別に重ねて、蓋は無印良品のデスク内整理トレーに立てて収納しています。


◯上段・中央

ここは小さいものが多いので、乱れにくく探しやすい収納を目指し、細かく仕切ることでサッと取り出せるようにしました。


奥には輪ゴム・つまようじ・ビニール袋を100円ショップのプルアウトボックスに収納し、 手前には袋止めクリップ・缶切り・レモン絞り・マグネットフックなどを無印良品のデスク内整理トレーを組み合わせて収納しています。


◯上段・右側

小鉢・豆皿・箸置きなどを収納しています。 


◯中段・左側と中央


こちらには作業スペースで使うキッチンツールや出番の多いお皿を収納しています。炊飯器に近い位置なのでお茶碗・しゃもじも一緒に収納しています。お皿は1枚ずつ取り出しやすい様に、トトノのディッシュスタンドを使っています。 


中段中央には和食器やデザインに特徴がある器を収納しています。和食の取り分けに使うトングやスプーンも同じ引き出しに仕舞えば、使う時にセットで取り出せて便利です。


◯中段・右側


ここはダイニングテーブルに近い位置にあるので、カトラリーやグラス・マグカップなど主にテーブルで使うモノを収納しました。


デッドスペースを活用する為にタワーの伸縮ラックを使い、グラス類を収納しています。 仕切りには無印良品のファイルボックス・ハーフを使用し、同シリーズのペンポケットにカトラリーを種類別に収納しました。


以前は違ったカタチで収納していましたが、こども達がお手伝いしやすい収納を求めた結果、このスタイルに落ち着きました。


◯下段・左側

ボウル・ざる・スライサーを収納しています。


◯下段・中央

お弁当箱・紙コップ・割り箸などを収納しています。


ペーパーナプキンやラッピング袋は無印良品のナイロンメッシュ書類ケースに入れています。 ストローや竹串などはそれぞれケースに入れてラベリングをし、探しやすい収納を心がけています。 


◯下段・右側 


食品ストックを収納しています。増えすぎると管理しきれないので、ここに入る分だけと決めて買い置きするようにしています。


左2つはハーフサイズのファイルボックスを重ねて使用し、下段には非常用のレトルト食品をストックしています。


◯スタディスペース

文房具や幼稚園・小学校関連のお便りファイルなどを収納してあります。


ここに座ってPCを見たりお便りのチェックが出来るので、作って良かったなと思っています。


住んでみて分かったこと


ビルトインオーブンを採用したので、カップボード上は家電をほぼ置く事なくスッキリと保てています。その分コンロ下の収納スペースが減り、カップボードの左下の引き出しに鍋やフライパンを収納するスペースを設けました。


いざ暮らし始めてみて鍋を収納してみると、立てて収納出来るほど引き出しに高さがない事に気付きました。幅もそこまで広くないので重ねて仕舞うことしか出来ず、とても取り出しにくいと感じています。


ここは設計時に具体的に収納した後の事まで考えられていたらと思う、失敗ポイントです。


隠すも見せるも、土台がとても大切です。具体的な暮らしをイメージできればできるほど、使い勝手の良いキッチンが出来上がると思います。次回はキッチン設備と吊り戸棚収納についても詳しくお話していきたいと思っています。


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



家づくりを考え始めると、どうしても”好き”なモノを詰め込みたくなってしまいます。そうなった時に一つ一つは素敵なのになんだかごちゃついて見えるなんて経験ありませんか?


テーマカラーも1度決めてしまうと、無意識に同じようなものばかりを選んでしまったりと偏りがちになりやすいのではないかと思いますが、ちょっとアクセントのある色味が加わるとそこに目が行き、逆に空間もまとまって見えます。何でも揃えるのではなく、少し冒険してみるのも良いですね♪


収納は使いやすさはもちろん、お子さんがお手伝いしやすいように考えられているなど、家族が集うキッチンだからこそ皆が使いやすいというのが大切です。


モノは決して少なくはないのに、魅せると隠すを押さえた収納もとても参考になりました!

tamaさん、ありがとうございました♪

(編集:megu)


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