【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやもの選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回から「発酵食品のある暮らし」をテーマに、@__mamigram___ (以下、マミ)さんのお話を2回に渡ってお伺いしていきます!
健康は腸から!免疫力を高める発酵食品
マミ
母は私がこどもの頃から「健康は腸からよ!」と口うるさく(?)言っていました。若い頃はそんな話を「あー、はいはい。」と聞いていましたが、結婚してこどもが生まれ、健康や食について改めて考えるようになった時、自然と母の言葉を思い出しました。
少し腸のお話をすると、腸には免疫細胞が集結していて、外から侵入してくる病原菌やウイルスを撃退してくれる働きを持っています。 体中の免疫細胞のおよそ7割が腸にあるため、腸内の免疫力を高めるとインフルエンザやノロウイルス、食物アレルギーの予防や花粉症にも効果があると言われています。
腸ってすごいですよね!母よ、若い時は聞き流していてごめんなさい(笑)腸が健康のカギを握っているのはわかったけれど、ではどうすれば腸内の免疫力を高められるのでしょう?
それが今回のテーマでもある、発酵です。
腸内にはたくさんの腸内細菌が生息しています。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が増えると腸の働きが良くなり、反対に悪玉菌が増えてしまうと腸内の環境が悪くなります。
味噌や醤油、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品には乳酸菌などの善玉菌が多く含まれており、腸内の善玉菌を増やす効果があります。
腸内の免疫細胞は、善玉菌によって強くなるので、発酵食品を積極的に取り入れて、腸内細菌の働きを良くし、免疫細胞の活性化につながれば、免疫力を高められるということです!あぁ、なんだか難しい話になってしまいました。
ちょっと前置きが長くなりましたが、発酵食品のある暮らしについてお話したいと思います。
調味料の裏のラベルに注目
発酵食品が気になる方に、まずオススメなのが調味料選び。ご存知の方も多いと思いますが、味噌以外にも醤油やお酢、みりんなども立派な発酵調味料です。
これらを摂取しているだけでも、既に発酵食品のある暮らしが出来てるんですよ! とはいえ、大切なのは、天然醸造のものや余計な添加物が入っていないものを選んで買うこと。
裏のラベルを見たことがない方は是非見てみてくださいね。 細かい話は割愛させて頂きますが、 普段使っている味噌や醤油にどんな原材料が使われているか、ぜひ興味を持ってください。
美味しいお味噌や醤油を取り入れるだけで、シンプルな調理もうまくいきます。
例えばこの豚肉とキャベツの味噌炒め。一度さっと茹がいた豚バラと、大きめにざく切りしたキャベツを味噌と一緒に炒めただけ。調味料は味噌のみ!でも、すごく美味しいんです。 美味しい調味料があれば、余計なものはいらない。
もちろん、いろんな食材や調味料を使って料理するのも良いですが、日々の献立作りや料理に時間がかかっている方、味付けに自信のない方、レシピを見ないと作れない方こそ、じっくりと調味料選びからしてほしいです。
塩麹=塩、醤油麹=醤油or味噌と捉える
調味料選びからスタートして少し余裕が出てきたら、塩麹や醤油麹も取り入れてみてはどうでしょうか。
塩麹や醤油麹などの発酵食品は、含まれている微生物の力によって、食品のでんぷんや糖、たんぱく質を分解して新たな「うま味」を追加してくれます。 お肉や魚を漬けておくだけで深みのある味わいになり、さらに保存も効くのでまとめ買いにも持ってこい。
タッパーにお肉や魚を入れ、塩麹に漬けた状態でチルド室へ。1週間は余裕で持つのでとりあえず漬けておいてそのまま焼いたり唐揚げにしたり、フライにしてもいいし、なんでもOK。塩麹だけで十分美味しくなるので味付け不要なところもいいです。
注意点として保存はきくようになりますが空気に触れると腐りやすくなるので、タッパーやジップロックなど密閉できる容器に入れてくださいね。
塩麹=塩、醤油麹=醤油or味噌と捉えれば、使い勝手が良くなると思います。
例えばドレッシングを作るときの塩を塩麹に変えると、お酢・オイル・塩麹だけですごく美味しいドレッシングが完成しますよ!塩麹の旨みをうまく利用した、無調整豆乳・水・塩麹で作る野菜たっぷりの出汁いらずのスープもおススメ!何にでも合うので色々と試してみてくださいね♡
最後に、簡単に塩麹・醤油麹の作り方をご紹介いたします。
塩麹の作り方(ヨーグルトメーカー使用の場合)
◯材料
・生麹:300g (生タイプでも乾燥タイプでもどちらでもOK)
・塩:90~110g(塩分濃度はお好みで調整してください)
・水(ミネラルウォーターか湯冷まし):300~350cc
◯作り方
1.米麹のかたまりを丁寧にほぐしてバラバラにする。
2.塩を全量入れて、米麹としっかり混ぜ合わせる。
3.水を入れて軽くかきまぜる。
4.ヨーグルトメーカーの麹モードで6時間放置。
5.6時間後、完成!
※使いやすいように、この後ハンドブレンダーでなめらかにしました。
我が家では塩麹、醤油麹、甘麹作りはヨーグルトメーカーにお任せです。一定の温度で管理してくれるので、通常だと出来上がりに1週間以上かかる塩麹があっという間に完成します。
もちろん、ヨーグルトメーカーを持っていなくても作れます。
塩麹の作り方(ヨーグルトメーカーがない場合 )
◯作り方
材料・作り方1〜3まではヨーグルトメーカーを使う場合と同じです。
4.蓋を完全にしめずに常温で保存し、一日一回よくかき混ぜてください。 翌日には麹が水を吸って水位が下がるので、その分水を足して水に麹が浸かっている状態にします。
水量は麹の表面に水が被るか被らないかくらいで、水を入れたら一度よくかき混ぜます。 夏は1週間、冬は10日間ほどで完成です。
醤油麹の作り方
◯材料
・生麹:200g
・醤油:200ml+翌日追加分 (ヨーグルトメーカーで作る場合は追加分必要なし)
◯作り方
容器に生麹と醤油を入れ、かき混ぜるだけです。
翌日には麹が醤油を吸って水位が下がるので、その分醤油を足してください。 ポイントは蓋を完全にしめずに常温で保存し、1日1回かき混ぜること。 麹が柔らかくなってとろみがついたら出来上がりです。冬場は2週間ほどで完成です。
塩麹と同じく、完成後にハンドブレンダーでなめらかにしています。
ヨーグルトメーカーを使う場合は、塩麹同様に麹に醤油を混ぜ合わせた後はヨーグルトメーカーにセットし、6時間後には完成です!
発酵食品が体にいいのは聞いたことがある方も多いのではないかと思います。ただ、なぜいいのかと聞かれると、詳しくは答えられなかったので勉強になりました。
実は編集作業中からすっかり影響を受けてしまい、味噌汁を作る頻度が上がったり、しばらくおやすみしていた塩麹づくりを復活させたりしました(笑)自家製甘酒も作っているのですが、マミさんを参考にハンドブレンダーで仕上げたところ、滑らかになってより美味しく飲めるようになりました。
調味料選びは私も好きなのですが、マミさんが使っていらっしゃるものは使ったことがないので気になってしまいました。
新年を迎え、新しいことを始めるのにぴったりなタイミング、後編のお話も楽しみです。発酵食品のある暮らし、はじめてみませんか。
(編集:kaori)
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